インタビュー
マーク・バーグ1

マーク・バーグ(プロデューサー)

  • 映画『カタコンベ』について

10月6日(土)より
お台場シネマ・メディアージュほか
全国ロードショー

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デヴィッド・エリオット監督インタビュー
作品情報

『カタコンベ』公式Web:http://www.catacombs.jp/


マーク・バーグ(プロデューサー) エボリューション・エンタテインメント/ツイステッド・ピクチャーズの共同創設者として才能豊かなスタッフ、キャスト陣を集めるバーグは、「さよならゲーム」や「ジンジャーブレッド・マン」などの映画を手掛けるベテラン・プロデューサーとして活躍し、アイランド・ピクチャーズの社長を務めた後、エボリューション・エンタテインメントを設立。「ジョンQ -最後の決断 -」「Good Advice」などの映画から、米ヒットTVシリーズ「Two and A Half Men」まで手掛ける。2004年最大のヒット作となった「SAW」ではプロデューサーを務め、ライオンズゲートと配給契約を結ぶきっかけを作った。「SAW」の監督・脚本チームであるジェームズ・ワンとリー・ワネルの映画「Silence」では製作総指揮を務める。

「SAW」のプロデューサーで知られるマーク・バーグ氏が新作ホラー「カタコンベ」のプロモーションで来日したので話しを聞いた。

マーク・バーグ2――今作を作るきっかけは何だったのでしょうか?

マーク 監督のデヴィッド・エリオットとトム・コーカーが持ち込んだ企画で、パリの地下に実在する墓地「カタコンベ」を舞台にしたホラーということで興味を持ったんだ。ホラーは、まずシチュエーションが大事だからね。

――今作を説明するとどうなりますか?

マーク 普通の人が普通でないシチュエーションに置かれるホラーだね。

――カタコンベといえば膨大な頭骸骨です。世界的にここ数年ゴスブームですが、そのことは意識されたのでしょうか?

マーク それは大して意識していなかった。映画で大事なのはアイデアだ。特にホラーはブームになって数が多すぎる。スターがいなくて、予算が少なくても成功できる分野なのが、このジャンルが流行っている理由の一つだが、だからこそ他のホラーと違うアイデアが必要とされるんだ。ところで、今、ハリウッドでJホラーのリメイクを考えているのだが、何かいい作品があったら教えてくれないか?

――分かりました。ところで、マーク・バーグ氏の製作作品を見ると「さよならゲーム」、「トイ・ソルジャー」、「ハードロック・ハイジャック」、「ポップ・ガン」、「マイ・フレンド・フォーエバー」、「エディー/勝利の天使」、「バップス」、「ブラック AND ホワイト」、「ジョンQ/最後の決断」とスポーツドラマからコメディまで実に幅広いです。

マーク 映画の製作とはいつも半歩先をいかなければならないんだ。だから、これからはホラーよりも違う分野のキッズ・ム-ビーなどを作っていこうと思っている、例えば、今製作中の「Repo! The Genetic Opera!」はホラー・ミュージカルだ。「ソウ2」、「ソウ3」、「ソウ4」のダーレン・リン・バウズマンが監督している。

――ホラー・ミュージカルということは「ロッキー・ホラー・ショー」のようなものですか?

マーク そうだね。あまり成功した作品がないからこそ、挑戦のしがいがあるんだ。「ソウ」シリーズのジグソー役のトビン・ベルやポール・ソルヴィーノ、パリス・ヒルトンなどが出る予定だ。

シャニン・ソサモン――「カタコンベ」では、主演のシャニン・ソサモンの文字通りの熱演が印象的でした。「ロック・ユー!」などのヒロインでも知られる女優ですが、最近は「キスキス、バンバン」や「ホリデイ」の端役で、久しぶりの主役でした。

マーク 映画のほとんどは主人公がパリの地下をにげまどうシーンだ。そのためには、きちんと感情を表現できる女優が必要だった。大勢の女優がオーディションにきたが、シャニン・ソサモンが抜群によかった。もっと有名な女優もいたが、演技力と意気込みから彼女にしたんだ。

――姉役のピンクはシンガーとして知られていますが、映画ではこのような大きな役は珍しいですね。

マーク 主人公が知らないパリの唯一の知っている人とのことなので、インパクトのあるキャスティングをしたかった。そこにピンクがこの役に興味を持ってくれたうえにスケジュールの都合もついたので出演したというわけだ。

――「カタコンベ」では日本のミュージシャンのYoshikiがエンドクレジットの曲を提供しているのも話題です。「ソウ」シリーズで知られる女優のショウニー・スミスとのプロジェクトのVIOLET UKで「Blue Butterfly」の作詞・作曲をYoshikiが手掛けています。

マーク Yoshikiのことは知人からLAで紹介されたのだが、本当に才能のあるアーティストだ。だから、始めは日本版でのみ使おうと思っていたが、全世界の公開版でもエンドクレジットを使うことにした。さっき話しに出た「Repo! The Genetic Opera!」でもYoshikiに全面的に音楽の協力をしてもらおうと思っている。

――最後に今作をこれから観ようと思っている日本の人にメッセージをお願いします。

マーク とても怖い映画なので是非観て怖がってもらいたいです。

取材/文:わたなべ りんたろう

カタコンベ 2006年 アメリカ
プロデューサー:マーク・バーグ,オーレン・ノウルズ,グレッグ・ホフマン
監督・脚本:トム・コーカー,デヴィッド・エリオット 撮影:マキシム・アレクサンダー 音楽:マイケル・トルーマン/クリス・ヒーリングス 衣裳デザイン:ジェニファー・スラジェス 編集:ジョシュア・リフキン メインテーマソング;YOSHIKI
出演:シャニン・ソサモン,アリシア・ムーアa.k.a.P!NK 他
公式
(c)2006 Catacombs Productions Inc.All rights reserved.

10月6日(土)よりお台場シネマ・メディアージュほか全国ロードショー

2007/10/05/21:06 | トラックバック (0)
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