エル・トポ
製作40周年デジタルリマスター版
2010年9月25日(土)より、
ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開(全国順次)
1970年真冬のニューヨーク。
真夜中から始まった伝説
70年代、次々とこの世に産み落とされたカルト・ムービー。その頂点に君臨し<最高の完成度そして最もクレイジー>と称される伝説的作品が、「エル・トポ」である。なんの宣伝もされないまま、真夜中に上映された本作は、瞬く間に当時のニューヨークを熱狂の渦に巻き込み、歴史的ロングランを記録。アンディ・ウォーホール、ミック・ジャガー、デニス・ホッパーといった当時の最先端を行くアーティストたちを魅了し、自ら4度も劇場に足を運ぶ程本作に惚れ込んだジョン・レノンは、その配給権を買い取るまでに至る。寺山修司の絶賛を受け、本作が日本初公開されたのは1972年のメキシコ映画祭。その後15年の歳月を経て1987年、ついに一般公開。日本でのカルト・ムービーを牽引する大ヒットを記録。そして、今回、製作40周年デジタルリマスター版として23年ぶりの劇場公開となる。
映画とは、詩であってほしい
……アレハンドロ・ホドロフスキー
監督、脚本、主演、のみならず美術まで手がけたのはアレハンドロ・ホドロフスキー。
自身が<生命の源泉>と呼び、本編中絶え間なく流れる<血>。
すべて本物を使用したと言われる夥しい数のウサギの死体。あちこちに散りばめられた宗教的メタファー。衝撃のラストシーンに登場するフリークスたち。
そのすべてが映画の常識を越え、凄惨な血塗られた物語は荒涼としながらも限りなく美しい砂漠を舞台に繰り広げられていく。
その圧倒的な世界感は、製作から40年を経た今日でも、究極のアートとして観るものの魂を揺さぶり続ける。
2010年9月25日(土)より、
ヒューマントラストシネマ渋谷
にて公開(全国順次)
この比類なき崇高な世界。
カルト映画の最高峰『エル・トポ』がデジタルリマスター版として甦る!
息子を連れ砂漠を行く黒装束の男。<エル・トポ=モグラ>という名の銃の名手は旅の途中で、山賊たちの襲撃に合い住民が虐殺された村に差し掛かる。
修道院に陣取る山賊を首領である大佐を倒し去勢すると、エル・トポは、息子を置き去りにして、大佐の女を連れて砂漠へと旅だって行く。目的は、最強のガンマンとなるため、砂漠にくらす4人の銃のマスターたちと対決すること。
卑劣な手段を使い4人のマスターを倒したエル・トポだったが、最強である事の無意味さを思い知る。そして、女に裏切られ、瀕死の重傷を追う。
そして、20年後・・・エル・トポはフリークスたちの暮らす洞窟で目を覚ます。そこでは、エル・トポは彼等の救世主と崇められていた。エル・トポは、フリークスたちを自由にする事に新しい人生の意義を見いだし、再び、現世へと足を踏み入れて行く。しかし、そこはエル・トポの想像を越える腐敗した世界だった……。
出演:アレハンドロ・ホドロフスキー、ブロンティス・ホドロフスキー
1970年/アメリカ・メキシコ合作/123分/原題「EL TOPO」
ABKCOフィルム製作/カラー/スタンダード/ R15+
配給=ロングライド+ハピネット 宣伝=テレザ
(c) ABKCO Films. All rights reserved.
2010年9月25日(土)より、
ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開(全国順次)
- 監督:アレハンドロ・ホドロフスキー
- 出演:アレハンドロ・ホドロフスキー, アクセル・ホドロフスキー
- 発売日: 2003-07-04
- おすすめ度:
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主なキャスト / スタッフ
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