『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』 トム・クルーズ&クリストファー・マッカリー監督来日記者会見2

映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』 トム・クルーズ&クリストファー・マッカリー監督来日記者会見レポート

2015年8月7日(金)より全国公開

(取材:岸 豊)

クリストファー・マッカリー監督
クリストファー・マッカリー監督トム・クルーズ2
トム・クルーズ
エアバスにしがみつくスタントに絡めて、記者から「怖いものはあるのでしょうか?」という質問を投げかけられたトムが、「僕は恐怖を感じないよう努力しているんだけど、今回のエアバスの撮影は強烈だったよ。エアバスのアイディアはマッカリー監督が出してくれたものだった」と答えると、マッカリー監督は、「冗談のつもりだったんだ(笑)」と続け、会場は大きな笑いに包まれた。
続けてトムは、「僕は面白いなと思ったんだよ(笑) それで、エアバスのパイロットや技術者たちと時間をかけて相談したんだ。撮影には2台のカメラを使ったんだけど、エアバスの外面にカメラを設置するなんてやったことがなかった……重力やスピードについても考える必要があったね。あとは、ゴーグルをしないまま時速100キロで飛行するエアバスにぶら下がっている時に、目を開けようとするとどうなるか分かるかな? 飛んでくるゴミから目を保護するために、眼球全体を覆うコンタクトを装着したよ」と撮影の裏話を披露。
マッカリー監督は、「撮影の前に最後の相談をしたかったんだけど、トムは耳栓をしていたし、分厚いコンタクトをしていたからコミュニケーションが全く取れなかった(笑) 僕は機内にいたから、外に出て初めてトムが置かれていた環境の過酷さを知ったよ。エンジンの後ろにいると全く呼吸ができないんだ。だから、『早く機内に帰りたい』と思ったね。……トムはこう叫んでたな。『パニックしているように見えたら、それは演技だから! カットしないでくれ!』ってね(笑) でも、どう区別すればいいか分からなかったから、『アクション!』と声をかけて見守るしかなかったよ」と振り返った。

シリーズを続けてくることができた理由や、シリーズへの思いについて質問を受けたトムは、「『ミッション:インポッシブル』は僕が最初にプロデュースした映画なんだ。僕が最初に出演した『タップス』(81)という映画を製作したスタジオに企画を持ち込んだのだけど、『タップス』の頃の僕は映画について何も知らない若者だった。映画学校や演劇学校にも行っていなかったから、現場で色々と学んだんだよ。あらゆる分野のことを勉強した。そうする内に監督やプロデュースの話も来たんだけど、自信が持てるまではやらなかった。その後、パラマウント・ピクチャーズの下で初めてプロデュースしたのが『ミッション:インポッシブル』だったのさ。僕は、映画の基になっている昔のテレビ・シリーズ『スパイ大作戦』を見ながら育ったんだ。プロデュースしたことで、その後に役立つ多くのことを学んだね。外国で仕事をしたり、異文化への理解を深めることもできて、とても良い経験になったよ。大規模な娯楽作品として製作には困難を伴うけど、サスペンス、僕が常に望んでいる実践的なアクション、コメディを含むエンターテインメントを観客に与えることができた」とシリーズへの思いを語った。

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ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション (2015年/アメリカ/カラー/132分)
監督:クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ,ジェレミー・レナー,サイモン・ペグ,ヴィング・レイムス,レベッカ・ファーガソン,アレック・ボールドウィン
配給:パラマイウント © 2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
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2015年8月7日(金)より全国公開

2015/08/05/23:17 | トラックバック (0)
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