映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』
トム・クルーズ&クリストファー・マッカリー監督
来日記者会見レポート
2015年8月7日(金)より全国公開
トム・クルーズ主演の大人気シリーズ『ミッション:インポッシブル』の最新作、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』が8月7日に全国公開を迎える。本作では、前作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(11)のエンディングで暗示されていたように、イーサン・ハント(トム・クルーズ)率いるIMFと、「体制の破壊」を目的に掲げて暗躍するならず者集団「シンジケート」の戦いが描かれる。今回は、本作の公開に合わせて来日したトム・クルーズとクリストファー・マッカリー監督による来日記者会見の模様をお届けする。 (取材:岸 豊)
監督・脚本:クリストファー・マッカリー 脚本家として、『ユージュアル・サスペクツ』(95)では第68回アカデミー賞脚本賞を受賞。トム・クルーズの主演作品で脚本を担当することが多く、『ワルキューレ』(08)、『アウトロー』(12)、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(14)などの脚本でも知られる。
STORY IMFのエージェント、イーサン・ハントは謎の多国籍スパイ組織<シンジケート>を秘密裏に追跡していたが、催涙ガスによって敵の手に落ちてしまう。目覚めると後ろ手に拘束されており、目の前には謎の女と、3年前に死亡したはずのエージェントがいた。まさに拷問が始まろうとしたその時、女は驚くべき格闘術でイーサンを脱出させる。ブラントからIMF解体を知らされたイーサンは<シンジケート>の殲滅を誓うのだが、彼は国際手配の身となっていた…。組織の後ろ盾を失ったイーサンと仲間たちは<シンジケート>とどう闘うのか?敵か味方か、謎の女の正体とは?そして究極の諜報バトル、その結末は――??
トム・クルーズ予告編の上映に合わせて、クリストファー・マッカリー監督、トム・クルーズが登場。まず最初にトムが、「また日本に来ることができて光栄だ。この映画は2週間前に仕上がったばかりなんだけど、日本の皆さんに見てもらえることに興奮しているし、嬉しいよ」と挨拶。マッカリー監督は、「また日本に戻ってくることができて光栄だよ。日本ではいつも温かい歓迎を受けているので、嬉しく思うね」とコメントし、会見がスタート。
「最新作の仕上がり、手応えの程は?」という質問に対してマッカリー監督は、「トムとのコラボレーションはこれで5度目なんだけど、毎回が学びの体験になっているんだ。新作の製作においては、前回に学んだことを注ぎ込むというプロセスがあるんだけど、今回はとても満足できる結果になったよ。観てもらったら、我々2人が学んできた知識が詰め込まれていると気づいてもらえるはずだ」と自信をのぞかせた。
トムも、「僕も映画製作では毎回生徒の立場になって色々なことを学ぶんだ。最初は観客のことが頭の中にあって、僕が知っている限りの技術を全てつぎ込み、上質な映画を作ってエンターテインメントを提供したいと考えている。映画のジャンルには関係なく、この気持ちはいつも変わらないんだ」
「マッカリー監督は、ストーリーテリングの面でもフィルムメイキングの面でも知識が豊富な監督で、学ぶことが多くあるんだ。本作では、今まで学んだことがなかったこと、例えばエアバス(航空機)の外面にしがみつく方法を学ぶことができたね(笑) 他にも、バイクと車の運転や、呼吸できない状況でのフリーダイビングなどを行ったんだけど、素晴らしいスタッフから多くのことを学びながらこなしていったんだ」と楽しそうに振り返った。また本作の興行収入がシリーズ史上最高の結果(7月31日の全米公開初日で約24億4千万円、週末にかけての興行収入は約63億円の見込み)を出していることについては、「素晴らしい結果だね。映画に携わった人々は一生懸命に働いたから、観客に喜んでもらえるのは名誉で素晴らしいことだ。とても満足しているよ」と喜びのコメント。
監督:クリストファー・マッカリー 出演:トム・クルーズ,ジェレミー・レナー,サイモン・ペグ,ヴィング・レイムス,レベッカ・ファーガソン,アレック・ボールドウィン
配給:パラマイウント © 2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
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