大ヒットドラマ『GIRLS /ガールズ』の原点
タイニー・ファニチャー
- ほぼ “完璧” ――思いっきり笑える青春コメディ――Elle 誌
- ウィットに富み印象深く痛々しいまでの恥ずかしさ―― Little White Lies 誌
大学を卒業し、彼とも別れてニューヨークの実家に戻ってきたオーラ。芸術家として成功を収めた母と、スマートで才気に溢れた妹の間に挟まれ、家には居場所がない。ネット上の有名人であることを鼻にかけている変人ジェドとパーティーで意気投合するが、特に恋愛に進展する様子も無さそう。ようやく始めたバイト先のイケメンシェフとデートの約束を取り付けるもすっぽかされ……。行き場のない想いとぽっちゃり系の体を持て余し、オーラはどのように自分の進む道を選択するのか……。
2018年8月11日(土)より、シアター・イメージフォーラムにてロードショー
8月18日(土)~9月7日(金)京都・出町座にてロードショー
9月、大阪・第七藝術劇場にてロードショー予定
ミレニアル世代女子の、
生の心情がほとばしる青春コメディの傑作
海外ドラマ『GIRLS / ガールズ』の大ヒットや、ファッション誌ヴォーグの表紙を飾るなど、今や世界中の注目を集めるアイコンとなったレナ・ダナム。
彼女の長編劇場デビュー作である本作『タイニー・ファニチャー』は、2010年にわずか24歳でSXSW映画祭でグランプリに輝き、インディペンデント・スピリット・アワードでは最優秀初脚本賞にも選ばれ、次世代を担う映画監督・脚本家として彼女の名を一躍世界に知らしめた。また、レナ・ダナム自身が自らの人生を赤裸々に語ったエッセー『ありがちな女じゃない』(河出書房新社/山崎まどか訳)は全米でベストセラーとなり、邦訳も出版されるなど、今まさに最も注目されている若手女性クリエイターと言えるだろう。
本作『タイニー・ファニチャー』では、「職なし、夢なし、居場所なし」な主人公のニューヨーク女子をレナ・ダナム本人が、そして彼女の実際の母親であり芸術家でもあるローリー・シモンズが母親役を、レナの実際の妹が妹役を演じ、さらにレナ自身の自宅を撮影に使用するなど、本作には自伝的要素が色濃く反映されている。『GIRLS / ガールズ』と同様、これまでメディアで描かれてきた女性像を軽やかに塗り替えて、新たな20代女性のリアリティを描いたことで、国境を越えて若い女性を中心に大きな共感を呼んだ。本作の作風は『GIRLS / ガールズ』の原点とも言えるもので、ドラマファンにとっても注目の作品となっている。
監督・脚本・主演:レナ・ダナム
出演:ローリー・シモンズ、グレース・ダナム、ジェマイマ・カーク、アレックス・カルボウスキー、
デヴィッド・コール、メリット・ウェバー、エイミー・サイメッツ
撮影:ジョディ・リー・ライプス 編集:ランス・エドマンズ 音楽:テディ・ブランクス
製作:カイル・マーティン、アリシア・ヴァン・クーヴェリング
2010 年 /99 分 / シネマスコープサイズ
2010 年 SXSW 映画祭グランプリ受賞、2010 年インディペンデント・スピリット・アワード最優秀初脚本賞受賞
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2018年8月11日(土)より、シアター・イメージフォーラムにてロードショー
8月18日(土)~9月7日(金)京都・出町座にてロードショー
9月、大阪・第七藝術劇場にてロードショー予定
- (著):レナ・ダナム
- 発売日:2016/10/21
- おすすめ度:
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