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第29回PFFスカラシップ作品

恋脳Experiment
れんのうエクスペリメント

『恋脳Experiment』画像 『恋脳Experiment』場面画像1

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2025年2月14日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開

INTRODUCTION

「恋を、しなくては。」の呪いを解き放て

幼い頃からおままごとや絵本に囲まれ、素敵な異性との出会いに憧れてきた主人公・仕草(しぐさ)。中学生になり「恋をすると可愛くなれる」と聞き、早速同じ塾の男子に告白して付き合うことに。期待に胸をふくらませるが、その先には思いがけない展開が待ち受けていた。「可愛いね」と耳元でささやく塾講師、芸術家気取りの高プライド彼氏やセクハラ&パワハラ上司、そしてついに出会えた優しく理想的な男性――彼らとの出会いを通し、仕草は自分にかけられていた“呪い“に気づき、自身と向き合っていく。

幼少期から思春期、大人になるまでのひとりの女性の恋愛経験を通し、人生で直面するさまざまな“呪い”をコミカルかつ辛辣にあぶり出していく映画『恋脳Experiment』。主人公・仕草を演じるのは、2024年ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門出品で話題となった映画『HAPPYEND』での鮮烈な演技も記憶に新しい祷キララ。絵を描くことが好きで夢見がちな仕草を颯爽と好演している。大学時代の仕草の恋人・佐伯を演じたのは、映画やドラマ、MVなど各方面から引っ張りだこの平井亜門。2020年、劇場ロングラン上映となったヒット作『アルプススタンドのはしの方 amazonリンク:PrimeVideo『アルプススタンドのはしの方』』での演技が各方面から高く評価され、以後、数多くの映画に立て続けに出演。本作では仕草と同じ美術大学でコンテンポラリーダンスに情熱を注ぐ、ストイックで高慢な“芸術家気取り”のキャラクターを自然体で演じる。社会人になった仕草を優しくフォローする恋人・金子役には、近年次々と話題作に出演する中島歩。今年はカンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞受賞をした映画『ナミビアの砂漠 amazonリンク:PrimeVideo『ナミビアの砂漠』』のほか、大ヒットドラマ『不適切にもほどがある!』などに出演。映画『HAPPYEND』では、祷キララと再び共演を果たしている。

監督を務めたのは、アニメーション制作を中心に活躍している岡田詩歌。2021年、東京芸術大学大学院映像研究科アニメーション専攻の修了作品として制作した短編『Journey to the 母性の目覚め』が「第43回ぴあフィルムフェスティバル」のPFFアワード2021で審査員特別賞を受賞。その後、橋口亮輔監督や荻上直子監督、李相日監督、石井裕也監督などを世に送り出してきたPFFスカラシップの対象者に選出され、本作で実写長編デビューを果たした。これまでも女性性やジェンダーをテーマにした作品を多く手がけ、本作では「恋愛にまつわる強迫観念」をテーマに脚本(共同)と監督を務めた。

『恋脳Experiment』場面画像2 『恋脳Experiment』場面画像3
コメント(順不同 )
  • こういうキラキラした砂糖菓子みたいな地獄を生きてるんだよな〜わたしたち!
    と頷きながら眩しく苦しく痛快でした。――小林エリカ(作家・アーティスト)
  • 我々男の恥ずかしさは細部にわたって観察されている……。
    虚勢も、プライドも、自信も、不安も、成長することや大人になることでさえも、なんと恥ずかしいものなのだろうって、観ながらずっとヒリヒリさせられました。――清田隆之(文筆業・「桃山商事」代表)
  • 『恋脳Experiment』は「恋愛をすれば幸せになれる」と教えこむこの社会で、
    「恋愛をしなくても幸せになれる」と知るまでの物語であり、
    それでもときには揺れ動くこともあると肯定する物語でもある。
    ――児玉美月(映画文筆家)
  • 作品制作を目的化することで、自分の居場所を作っている創作者たちの視点で描かれた一方通行の恋模様は、奇妙に歪んで、可愛らしく、可笑しい。
    ――山村浩二(アニメーション作家・絵本作家)
  • 人をモノ化してくるすべての言葉に毒されて、自分のお腹から出る言葉すら呪いになってしまうことがある。言葉以外の「表現」の道で、狂気をお焚き上げして、人の魂をつかむまでのexperiment。みていて、私の中のグロテスクで軽率な悪意が昇華されていきました。――恩蔵絢子(脳科学者)
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  • 自意識やコンプレックスは、
    さっさと消え失せて欲しいのに
    一生付き合っていかないといけない呪いだ。

    じゃあ我々はどう生きればいいのか?
    諦めるのか?

    そんなモヤモヤをアートとユーモアで包んでくれて、
    ハッピーな気持ちにしてくれる!魔法の映画!――林健太郎(映画プロデューサー)
  • 愛する呪いにかかった世界中の仕草たちよ、踊りましょう!
    たとえ「カルアミルク」の歌詞が私の話のようだとしても、
    昨日の仕草より今日の仕草のほうがいいでしょうから。
    ――クォン・ミンジ(イラストレーター/韓国)
  • この作品を本当に気に入りました。スマートでウィットに富んだやり方で、シリアスなジェンダー問題を扱っているのが素晴らしい。悲しいことに、ポーランドでもよくあることなのです。
    ――マ-ヤ・ピエラク(ファイブ・フレーバーズ・アジア映画祭プログラマー/ポーランド)
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CREDIT
監督:岡田詩歌
出演:祷キララ,平井亜門,中島歩,河井青葉,大月美里果,佐藤和太,二見悠,中山雄斗,
門田宗大,関谷翼,小林リュージュ,小野まりえ,川郷司駿平,佐藤京,中島多羅
脚本:岡田詩歌,岡田和音
プロデューサー:天野真弓 エンディング曲:samayuzame「かわいいね」
撮影:熊倉良徳 照明:大和久 健 録音:豊田真一 美術:井上心平,園部陽一郎
アニメーション:岡田詩歌,農場 音楽:糸井塔 編集:高橋幸一 整音:横山大資
■第29回PFFスカラシップ作品■ 2023年/カラー/110分/DCP 英題:Kisspeptin Chronicles
©2023 ぴあ、ホリプロ、電通、博報堂DYメディアパートナーズ、一般社団法人PFF
配給・宣伝:ストロール

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2025年2月14日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開

2025/02/10/17:00 | トラックバック (0)
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