第 71 回ベルリン国際映画祭・銀熊賞 受賞!
第 22 回東京フィルメックス・観客賞 受賞!
ナント三大陸映画祭グランプリ(金の気球賞)・観客賞 受賞!
偶然と想像
Bunkamura ル・シネマ 1989 年開館以来初の邦画作品上映
濱口竜介、初の短編集にして最新作
2021年12月17日(金)、Bunkamura ル・シネマほか全国公開
偶然――それは、人生を大きく静かに揺り動かす
第 71 回ベルリン国際映画祭にて銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した本作は、その後海外映画祭への招待が続き、 9 月にハンガリーで開催した第 17 回 CineFest ミシュコルツ国際映画祭では最高賞にあたるエメリック・プレスバーガー賞、国内ではオープニングを飾った第 22 回東京フィルメックスで観客賞を受賞した。さらに、11 月には フランス・ナントで 1979 年から開催されている「ナント三大陸映画祭」でグランプリ(金の気球賞)と観客賞を受賞するなど快挙を果たしている。
一足先に公開された海外からは
「今年のベスト映画の中でも最良の 1 本にして、美しき人生賛歌。」――フィルム・ステージ
「軽やかであると同時にシリアス。わたしたちの人生がいかに些細なことで正しい、あるいは間違った方向に進むのかについて考えさせられる。本当に楽しく、爽快な映画体験。」――ガーディアン
など絶賛のコメントが数多く寄せられている。
本作には、連続テレビ小説「エール」や「コントが始まる」など話題作に出演し圧倒的な存在感を放つ古川琴音をはじめ、中島歩、森郁月、甲斐翔真らフレッシュな顔ぶれが揃い、濱口組出演経験のある玄理、渋川清彦、占部房子、河井青葉ら個性豊かな俳優陣が好演している。
濱口監督が、「 3 つの物語は「偶然」をテーマにしていて、それまで暮らしていた日常からだんだんはみでていく、そのことによって新しい自分を発見していきます。どの物語も役者さんが素晴らしく、自分自身が現場で本当に彼らの会話がおきている感覚になり、そしてその会話に引き込まれていきました。役者さんの演技を見ていただくため、ぜひに劇場にお越しいただけたらと思います。」と役者についてコメントしている本作を、ぜひスクリーンでご堪能いただきたい。
なお、12 月 17 日(金)からの劇場公開と同時に、オンライン公開も決定している。本作配給の Incline が新しく開設する配信プラットフォーム「Reel」(読み: リール)にて、全国での劇場公開期間限定で有料配信される。 公式サイト
第 1 話 『魔法(よりもっと不確か)』
撮影帰りのタクシーの中、モデルの芽衣子(古川琴音)は、仲の良いヘアメイクのつぐみ(玄理)から、彼女が最近会った気になる男性(中島歩)との惚気話を聞かされる。つぐみが先に下車したあと、ひとり車内に残った芽衣子が運転手に告げた行き先は──。
第 2 話 『扉は開けたままで』
作家で大学教授の瀬川(渋川清彦)は、出席日数の足りないゼミ生・佐々木(甲斐翔真)の単位取得を認めず、佐々木の就職内定は取り消しに。逆恨みをした彼は、同級生の奈緒(森郁月)に色仕掛けの共謀をもちかけ、瀬川にスキャンダルを起こさせようとする。
第 3 話 『もう一度』
高校の同窓会に参加するため仙台へやってきた夏子(占部房子)は、仙台駅のエスカレーターであや(河井青葉)とすれ違う。お互いを見返し、あわてて駆け寄る夏子とあや。 20 年ぶりの再会に興奮を隠しきれず話し込むふたりの関係性に、やがて想像し得なかった変化が訪れる。
出演:古川琴音,中島歩,玄理,渋川清彦,森郁月,甲斐翔真,占部房子,河井青葉
プロデューサー:高田聡 撮影:飯岡幸子 整音:鈴木昭彦 助監督:高野徹,深田隆之 制作:大美賀均
カラリスト:田巻源太 録音:城野直樹,黄永昌 美術:布部雅人,徐賢先 スタイリスト:碓井章訓
メイク:須見有樹子 エグゼクティブプロデューサー:原田将,徳山勝巳
製作:NEOPA fictive 配給:Incline 配給協力:コピアポア・フィルム 宣伝:FINOR,メゾン
2021 年/121 分/日本/カラー/1.85:1/5.1ch © 2021 NEOPA / fictive
2021年12月17日(金)、Bunkamura ル・シネマほか全国公開
- 監督:濱口竜介
- 出演:西島秀俊, 三浦透子, 霧島れいか, パク・ユリム, ジン・デヨン
- 発売日:2022/2/18
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- 監督:濱口竜介
- 出演:田中幸恵, 菊池葉月, 三原麻衣子, 川村りら
- 発売日:2018/5/18
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