レプロエンタテインメント主催「感動シネマアワード」大賞受賞(2020年)
はざまに生きる、春
2023年5月26日(金)全国ロードショー
あなたが分からなくて、あなたを知りたくて、わたしの恋が始まった
出版社で雑誌編集者として働く小向春(小西桜子)は、仕事も恋もうまくいかない日々を送っていた。ある日、春は取材で、「青い絵しか描かない」ことで有名な画家・屋内透(宮沢氷魚)と出会う。思ったことをストレートに口にし、感情を隠すことなく嘘がつけない屋内に、戸惑いながらも惹かれていく春。屋内が持つその純粋さは「発達障害」の特性でもあった。ただ、人の顔色をみて、ずっと空気ばかり読んできた春にとって、そんな屋内の姿がとても新鮮で魅力的に映るのであった。周囲が心配する中、恋人に怪しまれながらも、屋内にどんどん気持ちが傾いていく春だったが、「誰かの気持ちを汲み取る」ということができない屋内にふりまわされ、思い悩む。
さまざまな “はざま”で揺れる春は、初めて自分の心に正直に決断する――。
本作は現在出版社で漫画編集者として働く葛里華(かつ・りか)監督による初のオリジナル長編作品。発達障害を持つ画家・透と、出版社に勤務する女性・春の恋模様を描いている。
主演・屋内透(おくない・とおる)を演じたのは第12回TAMA映画賞最優秀新進男優賞や第45回報知映画賞新人賞など数々の映画祭でその実力を認められ、2023年は映画『THE LEGEND&BUTTERFLY』、映画『エゴイスト』など出演作品が続く今最も目が離せない俳優・宮沢氷魚。主人公・屋内に恋する小向春(こむかい・はる)を演じたのは、カンヌ映画祭に選出された映画『初恋』でオーディションの末、ヒロイン役を射止め数々のドラマ・映画で活躍する小西桜子。
葛監督はこれまでに自主映画を制作し2016年に公開された短編映画『テラリウムロッカー』(脚本・監督・編集)では「カナザワ映画祭2019」にて新人監督部門に入選したほか、「TAMA NEW WAVE ある視点」、「知多半島映画祭」に入選されるなど、その才能に注目が集まっている若手監督だ。
田中穂先,鈴木浩文,タカハシシンノスケ,椎名香織,黒川大聖,斉藤千穂,小倉百代,渡辺潤,ボブ鈴木/戸田昌宏
監督・脚本:葛里華
エグゼクティブプロデューサー:本間憲,倉田奏補,古賀俊輔
企画・プロデュース:菊地陽介,かなりかピクチャー プロデューサー:吉澤貴洋,新野安行,松田佳奈
制作プロダクション:セカンドサイト,ザフール 配給:ラビットハウス 宣伝:満塁
2022年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/103分
©2022「はざまに生きる、春」製作委員会