SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019 国際コンペティション選出作品
第20回TAMA NEW WAVE グランプリ・男優賞
旅愁
2020年10月24日(土)よりシアター・イメージフォーラム他にて公開
INTRODUCTION
異国の地・日本で巡り合う男ふたり、そこに現れる女ひとり――
東京で民泊を営む李風(朱賀)は、近所で個展を開いていた画家の王洋(王一博)と出会う。李風は、王洋に民泊で絵を飾ることと接客の手伝いを提案し、二人の同居生活が始まる。季節が過ぎたある日、王洋のかつての恋人(呉味子)が来日し、平穏だったはずの生活に変化が訪れる。
中国人女性監督による、穏やかで儚い新世代のラブストーリー。
SKIP シティ国際 D シネマ映画祭 2019 国際コンペティション部門にてワールドプレミア上映され、第 20 回 TAMA NEW WAVE ではグランプリ、男優賞の二冠を獲得した呉沁遥(ゴ・シンヨウ)監督『旅愁』は、1992 年生まれの呉沁遥監督による初⻑編作品。日本を舞台に、ある男二人の出会いと、そこへ訪れるかつての恋人の女性との、穏やかで時にスリリングなドラマが描かれる。
2017 年に来日した監督は、立教大学大学院にて映像身体学を専攻。万田邦敏監督に師事し、本作を完成させました(現在は中国に帰国)。本作では、リアルな空気感を生み出すためメインキャスト三名に演技経験の無い男女を起用。季節をまたぎ異国の地でそれぞれの葛藤や想いを抱えがら過ごす男女の揺れ動く感情を切なく描いた、新世代のラブストーリーとなっている。
COMMENT
- 今泉力哉(映画監督/TAMA NEW WAVE 審査員)
泣いた。自分でもずっと考えていた "他者を好きになれる人" と "他者を好きになれない人" の埋まらない溝について。
その描写があまりにも素晴らしかった。久々に3人の話を自分も描きたくなった。
CREDIT