ヌーヴェルヴァーグの50年
恒例、年末年始はシネマヴェーラ渋谷でヌーヴェルヴァーグ映画を観よう!
料金
一般:1400円 シニア・会員:1000円 大学高校生:800円 中学生以下:500円
最終回割引:各料金から200円引き 各回二本立て、入れ替えなしの上映
http://www.cinemavera.com/
2009年12月12日(土)~2010年1月8日(金)まで開催
12/12(土) | 『キリマンジャロの雪』(117分) [ 11:00 ] 『男性・女性』(105分) [ 13:10 / 16:35 / 20:00 ] 『アワー・ミュージック』(80分) [ 15:05 / 18:55 ] |
12/13(日) | 『素晴らしき放浪者』(85分) [ 11:00 / 14:50 / 18:40 ] 『グレースと公爵』(129分) [ 12:35 / 16:25 / 20:15 ] |
12/14(月) | 『いとこ同志』(110分) [ 11:00 / 14:35 / 18:10 ] 『ロバと王女』(89分) [ 13:00 / 16:35 / 20:10 ] |
12/15(火) | 『ロバと王女』(89分) [ 11:00 / 14:05 / 17:10 / 20:15 ] 『アワー・ミュージック』(80分) [ 12:35 / 15:40 / 18:45 ] |
12/16(水) | 『いとこ同志』(110分) [ 11:00 / 14:35 / 18:10 ] 『素晴らしき放浪者』(85分) [ 13:00 / 16:35 / 20:10 ] |
12/17(木) | 『グレースと公爵』(129分) [ 11:00 / 15:15 / 19:30 ] 『男性・女性』(105分) [ 13:20 / 17:35 ] |
12/18(金) | 『アワー・ミュージック』(80分) [ 11:00 / 14:05 / 17:10 / 20:15 ] 『素晴らしき放浪者』(85分) [ 12:30 / 15:35 / 18:40 ] |
12/19(土) | 『キリマンジャロの雪』(117分) [ 11:00 ] 『フレンチ・カンカン』(105分) [ 13:10 / 17:30 ] 『ランジェ公爵夫人』(137分) [ 15:05 / 19:25 ] |
12/20(日) | 『彼女について私が知っている二、三の事柄』(90分) [ 11:00 / 14:55 / 18:50 ] 『ロシュフォールの恋人たち』(127分) [ 12:40 / 16:35 / 20:30 ] |
12/21(月) | 『5時から7時までのクレオ』(90分) [ 11:00 / 14:40 / 18:20 ] 『我が至上の愛~アストレとセラドン』(109分) [ 12:40 / 16:20 / 20:00 ] |
12/22(火) | 『我が至上の愛~アストレとセラドン』(109分) [ 11:00 / 14:50 / 18:40 ] 『フレンチ・カンカン』(105分) [ 12:55 / 16:45 / 20:35 ] |
12/23(水) | 『5時から7時までのクレオ』(90分) [ 11:00 / 14:20 / 17:40 / 21:00 ] 『彼女について私が知っている二、三の事柄』(90分) [ 12:40 / 16:00 / 19:20 ] |
12/24(木) | 『ロシュフォールの恋人たち』(127分) [ 11:00 / 15:40 / 20:20 ] 『ランジェ公爵夫人』(137分) [ 13:15 / 17:55 ] |
12/25(金) | 『フレンチ・カンカン』(105分) [ 11:00 / 14:35 / 18:10 ] 『彼女について私が知っている二、三の事柄』(90分) [ 12:55 / 16:30 / 20:05 ] |
12/26(土) | 『女は女である』(84分) [ 11:00 / 14:30 / 18:00 ] 『石の微笑』(107分) [ 12:35 / 16:05 / 19:35 ] |
12/27(日) | 『ミュリエル』(117分) [ 11:00 / 14:50 / 18:40 ] 『パリところどころ』(97分) [ 13:05 / 16:55 / 20:45 ] |
12/28(月) | 『美しきセルジュ』(88分) [ 11:00 13:20 15:40 18:00 20:20 ] 『夜と霧』(32分) [ 12:43 15:03 17:23 19:43 22:03(終映22:35) ] |
12/29(火) | 『女は女である』(84分) [ 11:00 / 13:15 / 15:30 / 17:45 / 20:00 ] 『夜と霧』(32分) [ 12:35 / 14:50 / 17:05 / 19:20 ] |
12/30(水) | 『美しきセルジュ』(88分) [ 11:00 14:45 18:30 ] 『ミュリエル』(117分) [ 12:43 16:28 20:13(終映22:10) ] |
12/31(木) | 『パリところどころ』(97分) [ 11:00 / 14:40 ] 『石の微笑』(107分) [ 12:45 / 16:25 ] |
1/1(金) | 休館日 |
1/2(土) | 『愛の世紀』(98分) [ 11:00 / 14:30 ] 『シェルブールの雨傘』(92分) [ 12:50 / 16:20 ] |
1/3(日) | 『ゴダールのマリア』(110分) [ 11:00 / 14:40 / 18:20 ] 『ヒロシマ・モナムール』(91分) [ 13:00 / 16:40 / 20:20 ] |
1/4(月) | 『幸福』(80分) [ 11:00 / 14:25 / 17:50 / 21:15 ] 『10ミニッツ・オールダー イデアの森』(106分) [ 12:30 / 15:55 / 19:20 ] |
1/5(火) | 『10ミニッツ・オールダー イデアの森』(106分) [ 11:00 / 14:40 / 18:20 ] 『愛の世紀』(98分) [ 12:55 / 16:35 / 20:15 ] |
1/6(水) | 『幸福』(80分) [ 11:00 / 14:30 / 18:00 ] 『ゴダールのマリア』(110分) [ 12:30 / 16:00 / 19:30 ] |
1/7(木) | 『ヒロシマ・モナムール』(91分) [ 11:00 / 14:20 / 17:40 / 21:00 ] 『シェルブールの雨傘』(92分) [ 12:40 / 16:00 / 19:20 ] |
1/8(金) | 『愛の世紀』(98分) [ 11:00 / 14:45 / 18:30 ] 『ゴダールのマリア』(110分) [ 12:45 / 16:30 / 21: 15 ] |
ゴダールのマリア ( 公開:1984年 )
監督:アンヌ=マリー・ミエヴィル、ジャン=リュック・ゴダール 主演:ブリュノ・クレメル、オーロール・クレマン、レベッカ・ハンプトン、ミリアム・ルセール、ティエリ・ロード、フィリップ・ラコスト、ジュリエット・ビノシュミエヴィルによる短編「マリアの本」とゴダールによる長編「こんにちは、マリア」という、同じマリーという名を持つヒロインの二つの物語からなる作品。「こんにちは、マリア」は、バスケット部に所属するマリーが天使ガブリエルから受胎告知を受けるという現代版処女懐胎の物語であり、カトリック教会による激しい抗議運動を引き起こした。
ミュリエル ( 公開:1963年 )
監督:アラン・レネ 主演:デルフィーヌ・セイリグ、ジャン=バティスト・チェーレ、ジャン=ピエール・ケリアン、ニタ・クライン、クロード・サンヴァル、ローラン・バディ、ジャン・シャンピオン、ジャン・ダステ大戦後の復興期、ブローニュで亡夫の連れ子・ベルナールと暮らすエレーヌ。気まぐれに元恋人アルフォンスを家に呼ぶと、彼は愛人フランソワーズを連れてやってくる。一方、ベルナールは戦争で殺したミュリエルという女性の記憶に苛まれ…。過去に捕らわれ現在を生きられない男女を描いた、レネ初のカラー作品。崖の上に建てられた崩れ落ちそうなアパートが登場人物の心象風景を象徴している。脚本は『夜と霧』と同じくJ・ケイヨール。
素晴らしき放浪者 ( 公開:1932年 )
監督:ジャン・ルノワール 主演:ミシェル・シモン、シャルル・グランバル、マルセル・エイニア、セヴェリーヌ・レルシンスカ、ジャン・ダステ犬を探している放浪者・プーデュが突然セーヌ川に飛び込んだ!古本屋の主人に助けられ、家に住わせてもらう事になったのだが…。居候の身でありながら自由奔放に振舞う放浪者に、典型的なブルジョワ一家が翻弄されていく、という風刺コメディ。映画という枠さえ超えてしまいそうな、”ヌーヴェルヴァーグの父”ルノワールならではのおおらかな作品。
フレンチ・カンカン ( 公開:1954年 )
監督:ジャン・ルノワール 主演:ジャン・ギャバン、フランソワーズ・アルヌール、マリア・フェリックス、フィリップ・クレイ、ミシェル・ピコリ1880年代のパリを舞台に、ムーラン・ルージュとフレンチ・カンカンの誕生を描く。下町に暮らす娘・ニニは、ダンスホールのオーナー・ダングラアルに見初められ、カンカンの踊り子に抜擢される。新しい興行に向け力を合わせる二人だが、やがて恋仲になり…。ラストの映画史に残る名場面、フレンチ・カンカンのシーンは圧巻の一言!
夜と霧 ( 公開:1955年 )
監督:アラン・レネナチスによる大量虐殺が行われたアウシュビッツ強制収容所。錆びた鉄格子、無造作に並べられた粗末なベッド、ガス室、髪の毛の山。廃墟となっても人々の生と死の記憶がこびりついた収容所跡の映像と、当時のニュース・フィルムやスチール写真がモンタージュされた、アラン・レネによるヌーヴェルヴァーグ前夜の驚愕と戦慄のドキュメンタリー。
美しきセルジュ ( 公開:1957年 )
監督:クロード・シャブロル 主演:ジェラール・ブラン、ジャン=クロード・ブリアリ、ベルナデット・ラフォン、クロード・セルヴァル建築家志望のセルジュは、恋人が妊娠したためパリへの上京を断念したが、子供は死産で…。フランスの片田舎を舞台にした、アルコール中毒になった青年とその旧友をめぐるシャブロルの処女長編青春映画。縦横無尽のアンリ・ドゥカのカメラワーク、ラストの暗闇の中を走る痛いまでの光の筋、緊張と安堵、孤独と温もりが、モノクロ画面から滲み出す。
ヒロシマ・モナムール ( 公開:1959年 )
監督:アラン・レネ 主演:エマニュエル・リヴァ、岡田英次、ベルナール・フレッソン、ナトール・ドーマン女「私、ヒロシマで何もかも見たわ」、男「君は何も見ちゃいない」。戦時中、敵国ドイツ軍の兵士を恋人にもったフランス人女性のヌベールでの記憶と、ヒロシマの原爆の記憶が、闇夜、孤独な二人の男女の体、声から浮かびあがる。記憶の再現と忘却に関する鋭い洞察を突きつけながら、残酷なまでに親密に皮膚の温もりと冷たさを触感させる、アラン・レネ渾身の一作。
いとこ同志 ( 公開:1959年 )
監督:クロード・シャブロル 主演:ジェラール・ブラン、ジャン=クロード・ブリアリ、ジュリエット・メニエル、クロード・セルヴァル、ステファーヌ・オードラン、ギイ・ドゥコンブル、ヴィルジニー・ヴィトリ法学士の受験のためパリに出てきたシャルルは、同じく受験目前のいとこのポールの家に居候することに。ところが彼らは性格も考え方も正反対。真面目に勉強に励むシャルルの傍らで、ポールは女の子を招いて乱痴気騒ぎ。果たして彼らの受験の行方は…?シャブロルが『美しきセルジュ』に続いて放った、傷つきやすい若者たちの鮮烈なる青春物語。
5時から7時までのクレオ ( 公開:1961年 )
監督:アニエス・ヴァルダ 主演:コリンヌ・マルシャン、アントワーヌ・ブルセイエ、アンナ・カリーナ、ジャン=クロード・ブリアリ、エディ・コンスタンティーヌ、ミシェル・ルグラン、ジャン=リュック・ゴダールブロンドの若く美しいシャンソン歌手クレオ。彼女は二時間後に出る癌診察の結果を待っている。キャメラは、パリの街を彷徨うクレオの二時間を追う。コリンヌ・マルシャンの表情、息遣い、身振りが、彼女の不安感を浮き彫りにする、当時の新進女流監督アニエス・ヴァルダによる一本。作曲家のミシェル・ルグランも出演している。
女は女である ( 公開:1961年 )
監督:ジャン=リュック・ゴダール 主演:ジャン=ポール・ベルモンド、アンナ・カリーナ、ジャン=クロード・ブリアリ、マリー・デュボワ、ジャンヌ・モロー、カトリーヌ・ドモンジョ「24時間以内に子供が欲しい」ストリップ・ガールと、「結婚するまで欲しくない」恋人が、もう一人の男を巻き込んで、ドタバタ騒動を繰り広げる。アンナ・カリーナのキュートな女っぷりや、ポップな色調とテンポ、そしてアメリカのミュージカル映画への憧憬に満ち満ちた、傑作コメディ。トリュフォーの『突然炎のごとく』、『ピアニストを撃て』にもさりげなくウインクが飛ぶ。
シェルブールの雨傘 ( 公開:1963年 )
監督:ジャック・ドゥミ 主演::カトリーヌ・ドヌーヴ、ニーノ・カステルヌオーヴォ、マルク・ミシェル、エレン・ファルナー、アンヌ・ヴェルノンアルジェリア戦争によって引き裂かれる恋人たちの悲恋を描く。オペラ「椿姫」が好きだったドゥミが、オペラの舞台を映画で演出しようと試みた作品。全ての台詞にメロディーがつけられているが、ダンスシーンはないという異色のミュージカル映画。興行的に大成功した際にゴダールが嫉妬したとかしないとか?この作品で一躍スターとなったドヌーブの美貌が冴えわたる一本。
幸福 ( 公開:1964年 )
監督:アニエス・ヴァルダ 主演:ジャン=クロード・ドルオ、クレール・ドルオ、マリー=フランス・ボワイエ建具屋で働くフランソワは、美しく従順な妻・テレーズと子供たちを心の底から愛しながらも、町の郵便局員エミリーと恋に落ちる。「幸福」のかたちを優しく繊細な感性で描いたヴァルダの一本。大輪のひまわり、枯葉、ピクニックに興ずる親子、草の上での愛撫…。ジャン・ルノワールの『ピクニック』『草の上の昼食』への美しいオマージュ。
男性・女性 ( 公開:1965年 )
監督:ジャン=リュック・ゴダール 主演:ジャン=ピエール・レオ、シャンタル・ゴヤ、ミシェル・ドボール、マルレーヌ・ジョベール、ブリジット・バルドー、フランソワーズ・アルディ、アントワーヌ・ブルセイエモーパッサンの短編「ポールの彼女」に触発されたゴダールが、〈15の明白な真実〉と称して60年代パリの若者の日常を綴った青春スケッチ。21歳のポールと歌手志望のマドレーヌは友人の家に転がり込み、三人一緒のベッドに寝るという不思議な同棲生活を始める。突如現れるシネマヴェリテ風の映像、シュールなギャグ、シャンタル・ゴヤの歌う甘いフレンチ・ポップス、レオの仕草が胸を打つ、ゴダール最後のモノクロ作品。
パリところどころ ( 公開:1965年 )
監督:ジャン=ダニエル・ポレ、ジャン・ルーシュ、バーバラ・ウィルキンド、エリック・ロメール、ジャン=リュック・ゴダール、クロード・シャブロル 主演:クロード・メルキ、ミシュリーヌ・ダクス、ナディーヌ・バロー、ジル・ケアン、ジャン・ドゥーシェ、ジャン・ミシェル・ルジエール、ジョアンナ・シムカス、ステファーヌ・オードランヌーヴェル・ヴァーグを代表する六人の監督達による全六話から成るオムニバス映画。それぞれのタイトルにパリの街の名を冠し、そこに暮らす人々のさまざまな姿を描く。場所によって表情が移り変わる街パリを、様々な個性が撮り分ける。24歳のバーベット・シュローダーが仕掛けた渾身の企画である。
ロシュフォールの恋人たち ( 公開:1966年 )
監督:ジャック・ドゥミ 主演:フランソワーズ・ドルレアック、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジーン・ケリー、ジョージ・チャキリス、ダニエル・ダリュー、ジャック・ペラン、ミシェル・ピコリ、グローヴァー・デイルドヌーブが実姉ドルレアックと双子の美人姉妹に扮して歌い踊る、フランスミュージカル映画の金字塔。南仏の太陽の下、鮮やかな色彩と共に繰り広げられる美人姉妹の恋模様に心躍ること必至!ハリウッドからジーン・ケリーを招き、ミュージカルの原点に立ち帰ったドゥミが魅せる大団円のラブロマンス。
彼女について私が知っている二、三の事柄 ( 公開:1966年 )
監督:ジャン=リュック・ゴダール 主演:マリナ・ヴラディ、アニー・デュペレイ、ロジェ・モンソレ、ラウール・レヴィ、ジャン・ナルボニ、クリストフ・ブルセイエパリ郊外の団地に住む平凡な人妻ジュリエットは、娘を売春宿に預けてショッピングへ…。欲しいものがあれば行きつけのカフェで男を探す。彼女は娼婦なのである。カトリーヌ・ヴィモネのアンケート“団地の売春”をゴダールが映画化。マリナ・ヴラディ、あるいは彼女が扮するジュリエット・ジャンソン、あるいは「現代的生活」、あるいは「売春」、あるいは「都市開発」…あらゆる「彼女」についての映画。
ロバと王女 ( 公開:1970年 )
監督:ジャック・ドゥミ 主演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ジャン・マレー、ジャック・ペラン、デルフィーヌ・セイリグ、ミシュリーヌ・プレールシャルル・ペローの童話を基にしたジャック・ドゥミのメルヘン・ミュージカル。美しい王妃の死後、王様から求婚された王女はロバの皮をまとい隣国へ逃れる。田舎で下女になった王女が、その国の王子様と結ばれるシンデレラ・ストーリー。カトリーヌ・ドヌーヴ扮する王女の可憐な美しさ、胸高鳴る色彩と音楽の饗宴。最新デジタル技術によって美しく蘇ったニューマスター版フィルムでの上映。
グレースと公爵 ( 公開:2000年 )
監督:エリック・ロメール 主演:ルーシー・ラッセル、ジャン=クロード・ドレフュス、アラン・リボル、シャルロット・ヴェリー英国人でありながらフランスに留まり王室を敬愛するグレース。そんな彼女をかつての恋人・オルレアン公は危惧している。二人は意見を異にしながらも互いを支えあうが、ついに別離のときが訪れて…。洗練された男女の関係を得意としていたロメールが、一人の女性を通してフランス革命という激動の時代を格調高く描く。油絵で描かれた背景に人物を合成するという手法が新しい。
愛の世紀 ( 公開:2001年 )
監督:ジャン=リュック・ゴダール 主演:ブリュノ・ピュジュリュ、セシル・カンプ、ジャン・ダヴィー、フランソワーズ・ヴェルニー、クロード・ベニェール、レモ・フォルラーニ、ジャン・ラクチュール、ジャン=アンリ・ロジェ、フィリップ・ロワレットパリを舞台にした艶やかなモノクロ映像の第一部と、ブルターニュを舞台にしたデジタル・ビデオによる鮮烈なカラーの第二部からなる。芸術家・エドガーは、愛における4つの瞬間(出会い、情熱、別れ、和解)を、若者、大人、老人の三組の男女を通して描こうとしている。そのヒロインを追い求めるうち、彼はブルターニュに住むある女性を思い出し…。圧倒的な美しさで描かれるゴダールによる愛の世界。
10ミニッツ・オールダー イデアの森 ( 公開:2002年 )
監督:ベルナルド・ベルトルッチ、マイク・フィギス、イジー・メンツェル、イシュトヴァン・サボー、クレール・ドニ、フォルカー・シュレンドルフ、マイケル・ラドフォード、ジャン=リュック・ゴダール 主演:アミット・アロッツ、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、マーク・ロング、ドミニク・ウェスト、ルドルフ・フルシンスキー、イルディコ・バンサギィ、ガボール・マテ、ジャン=リュック・ナンシー、アナ・サマルジャ、ビビアナ・ベグロー、イルム・ヘルマン、ダニエル・クレイグ、ローランド・ギフト8人の監督が“時間”をテーマに競作した短編集。10分という枠と予算だけが決められ、それ以外は各監督の自由にすべてが委ねられた。ゴダールの「時間の闇の中で」は、近年の作品に顕著な、ビデオと映画の精巧なモンタージュを駆使して構成されている。自身の作品のほか、パゾリーニや第二次大戦、ホロコーストなどの歴史的映像が使用されている。
石の微笑 ( 公開:2004年 )
監督:クロード・シャブロル 主演:ブノワ・マジメル、ローラ・スメット、オーロール・クレマン、ベルナール・ル・コク、ソレーヌ・ブトン、ミシェル・デュショーソワ、シュザンヌ・フロン、エリーク・セーニュルース・レンデルによる愛欲と官能のサイコ・サスペンスを、同じくサスペンスの巨匠・シャブロルが映画化。平凡で温厚な青年・フィリップは、妹の結婚式で付添人を勤めたセンタと恋に落ちる。情熱的に愛し合う二人だったが、やがてセンタは自分たちの愛の証明として殺人を犯してほしいとフィリップに迫り…。甘美なはずの愛が恐ろしい結末へと加速していく極上のエンタテインメント。
アワー・ミュージック ( 公開:2004年 )
監督:ジャン=リュック・ゴダール 主演:ナード・デュー、サラ・アドラー、ジャン=リュック・ゴダール、ロニー・クラメール生々しい戦争の傷跡が残るサラエボに招かれたゴダール。大学でイスラエルとパレスチナの対立について話をするが、そこには真剣に聞き入るユダヤ人の女子学生オルガの姿があった。その後、オルガがイスラエルでテロリストにまちがえられ射殺されたという知らせが届き…。ゴダールとオルガの魂の交流を描く“煉獄編”を軸に、断片的な戦争イメージのコラージュである“地獄編”、オルガが死んで訪れる“天国編”を加えた3パートからなる作品。
我が至上の愛~アストレとセラドン ( 公開:2007年 )
監督:エリック・ロメール 主演:アンディ・ジレ、ステファニー・クレイヤンクール、セシル・カッセル、ジョスラン・キヴラン、ヴェロニク・レモン、ロセット、ロドルフ・ポリー、マティルド・モスニエ、セルジュ・レンコ17世紀の田園小説「アストレ」をもとに、巨匠エリック・ロメールが描く無垢な男女の恋物語。羊飼いのセラドンとアストレは恋人同士だが、セラドンが祭りの日に別の女性と踊るのを見たアストレは浮気と思い込み、彼に永遠の別れを告げる。絶望したセラドンは入水自殺を図り…。セラドンとアストレの絵画から抜け出したような美貌、牧歌的な衣装、清潔感あるエロスなど、すべてが美しい。現役引退を公言する88歳の重鎮、エリック・ロメール監督の最後の長編映画となるのか!?
ランジェ公爵夫人 ( 公開:2007年 )
監督:ジャック・リヴェット 主演:ジャンヌ・バリバール、ギョーム・ドパルデュー、ビュル・オジエ、ミシェル・ピコリ、マルク・バルベ、トマ・デュラン、ニコラ・ブショーリヴェットが、文豪バルザックの原作を華麗かつ重厚に映画化。19世紀パリの虚飾に満ちた貴族社会を舞台に、狂おしい恋の行方を格調高く描き出す。ナポレオン軍の英雄モンリヴォー将軍がパリの舞踏会で出会ったランジェ公爵夫人。最初は恋愛遊戯のつもりで駆け引きを繰り返す二人だったが、戯れのはずがいつしか恋に身を焦がすようになり…。
料金
一般:1400円 シニア・会員:1000円 大学高校生:800円 中学生以下:500円
最終回割引:各料金から200円引き 各回二本立て、入れ替えなしの上映。
http://www.cinemavera.com/
2009年12月12日(土)~2010年1月8日(金)まで開催
主なキャスト / スタッフ
特集上映情報総合トップページ
- 各シアター情報トップページ
- | ラピュタ阿佐ヶ谷
- | 新文芸坐
- | シネマヴェーラ
- | アテネ・フランセ文化センター
- | 国立映画アーカイブ(元フィルムセンター)
- | 神保町シアター
- | 池袋シネマ・ロサ
- | 上映情報 PickUp
TRACKBACK URL: