『コレクションする女』©Les Films du Losange 『海辺のポーリーヌ』©Les Films du Losange 『緑の光線』©Les Films du Losange/©INA,Les Films du Losange 『レネットとミラベル／四つの冒険』
©Les Films du Losange/C.E.R ジャン＝リュック・ゴダールやフランソワ・トリュフォーと共に、フランスの映画運動【ヌーヴェルヴァーグ】を代表する巨匠エリック・ロメール監督の特集上映が、5月21日(土)より角川シネマ有楽町で3週間にわたって開催される。
今回上映されるのは、89年の生涯にわたって男女の恋愛模様や関係性を喜劇として描き続けたエリック・ロメール作品の中から、特に強い印象を残す少女／女性に注目して選ばれた8作品『コレクションする女』(66)、『モード家の一夜』(68)、『クレールの膝』(70)、『海辺のポーリーヌ』(83)、『満月の夜』(84)、『緑の光線』(85)、『レネットとミラベル／四つの冒険』(86)、『友だちの恋人』(87)。いずれもデジタル・リマスター版での上映となる。
なお、期間中にはコラムニストの山崎まどかさん、ミュージシャンの野宮真貴さん、小説家の金井美恵子さん、映画批評家の三浦哲哉さんをゲストを迎え、ロメール映画の魅力を語ってもらうトークイベントも開催される。美少女映画の先駆けともいえるロメール作品の魅力に、この機会にぜひ触れてみてはいかがだろうか。

なお、本特集でロメールに惹かれるものを感じた人は、映画批評家の廣瀬純さんがロメールの魅力と作風についてとことん語るタイアップ・トークイベントや、アンスティチュ・フランセ東京＆横浜で開催される特集上映【恋愛のディスクール～映画と愛をめぐる断章～】のロメール回にも注目していただきたい。