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ラピュタ阿佐ヶ谷特集上映
ゆきてかえらぬ 渡辺護 官能の映画旅

2016年7月23日(土)~11月14日(月) 連日21:00より上映

ラピュタ阿佐ヶ谷特集上映『ゆきてかえらぬ 渡辺護 官能の映画旅』

ラピュタ阿佐ヶ谷では、7月23日(土)から日本ピンク映画史上最大の作家として知られる渡辺護の代表作と、自作解説を記録したドキュメンタリー映画、全26作品を一挙上映する大規模なレトロスペクティブを開催する。
1965年に『あばずれ』でデビューした渡辺監督は、以降、確かなテクニックで頭角を現し、70年代にはピンク映画界を代表する職人監督としての地位を確立する一方で、東てる美、美保純、可愛かずみといった個性豊かな女優たちを世に送り出した。約半世紀に渡るキャリアの中で撮った作品数は200本以上に及び、女の情念を軸にした悲喜劇、社会派映画、犯罪実録映画、少女もの映画など、作品の多彩さと幅の広さはまさに巨匠と呼ぶにふさわしい存在だ。

今回の特集上映では、一昨年フィルムが発見された幻の映画『あばずれ』に加え、70年の代表的傑作『おんな地獄唄 尺八弁天』(70)『㊙湯の街 夜のひとで』(70)や、実際の連続暴行殺人事件を題材にした『日本セックス縦断 東日本篇』(71)といったヒット作を上映。また、役所広司主演の大作『紅蓮華』(93)から遺作となる『喪服の未亡人 ほしいの…』(08)、ニュープリント版『変態SEX 私とろける』(80)まで、渡辺監督のキャリアを網羅した必見の特集企画となっている。
また、この特集上映では作品上映のほかに、晩年の渡辺監督に寄り添った映画監督・脚本家の井川耕一郎による「渡辺護自伝的ドキュメンタリー」シリーズが、関連作品とともに同時上映される点も見逃せない。演出術や製作の経緯、裏話など、監督自らが作品を語る貴重なドキュメンタリー映像を併せて観ることで、渡辺護の世界観により深く触れることができるまたとない機会になるだろう。

上映作品:
あばずれ』『紅壺(復元版)』/併映『渡辺護が語る自作解説 新人女優を撮る
女子大生の抵抗』/併映『渡辺護が語るピンク映画史(補足)すべて消えゆくピンク映画1964-1968
渡辺護自伝的ドキュメンタリー 第一部「糸の切れた凧 渡辺護が語る渡辺護」前篇
渡辺護自伝的ドキュメンタリー 第一部「糸の切れた凧 渡辺護が語る渡辺護」後篇
おんな地獄唄 尺八弁天』/併映『渡辺護が語る自作解説 弁天の加代を撮る
㊙湯の街 夜のひとで』/併映『渡辺護が語る自作解説 エロ事師を撮る
日本セックス縦断 東日本篇』/併映『渡辺護が語る自作解説 事件ものを撮る
渡辺護自伝的ドキュメンタリー 第二部「つわものどもが遊びのあと 渡辺護が語るピンク映画史」前篇
渡辺護自伝的ドキュメンタリー 第二部「つわものどもが遊びのあと 渡辺護が語るピンク映画史」後篇
谷ナオミ 縛る!』/併映『渡辺護が語る自作解説 緊縛ものを撮る(一)
少女縄化粧』/併映『渡辺護が語る自作解説 緊縛ものを撮る(二)
婦女暴行事件 不起訴』/併映『非行女子学生 濡れはじめ(8mm短縮版)
変態SEX 私とろける』『産婦人科 人妻異常体験』『片目だけの恋
喪服の未亡人 ほしいの…』/併映『花の女王蜂性競乱(8mm短縮版)
色道四十八手 たからぶね』『紅蓮華

公式サイト 料金:一般1200円 シニア・学生・水曜サービスデー1000円 会員800円

2016年7月23日(土)~11月14日(月) 連日21:00より上映

2016/07/03/21:41 | トラックバック (0)
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