2012年11月3日(祝)より、銀座シネパトスほかロードショー
緊縛、剃毛、二穴責め…
調教の限りを尽くした奴隷ワールド! 今年最大の衝撃作!!
累計40万部を突破した、サタミシュウの新官能小説シリーズを代表する「私の奴隷になりなさい」。
ごく普通の生活を送る既婚OLが、ひょんなきっかけから別の男性の奴隷と化し、美しく覚醒していく…。
ハード極まる描写から映像化が困難と云われてきたが、彗星のごとく現れた史上最強のエロス神、壇蜜[だんみつ]の存在によって、ついに待望の映画化が実現!
“葬儀関係の仕事”を経て29歳で遅咲きのデビューという異色の経歴を持ち、イメージDVDはAmazonジャンル別売上1位を獲得、今年に入って雑誌グラビアを席巻し続ける、いま最もホットなNo.1グラビアアイドルが、演技初挑戦にして惜しげもなくフルヌードでスクリーンデビュー!
「この映画を事件にしたい」と自身が宣言する通り、調教の限りを尽くされる奴隷“香奈”役に文字通り体当たりで挑み、主題歌「fade」では可憐極まる見事な歌声も披露している。
強烈な磁場を放つスタッフ・キャストが集結!!
香奈に翻弄される年下の会社同僚“僕”には、2004年ジュノンスーパーボーイコンテスト審査員特別賞を受賞後、俳優として着実に活躍する、真山明大。
そして、香奈を奴隷にする謎の“先生”には、芸人のみならず今や俳優・映画監督としても名高い、板尾創路。女性心理を巧みに操り調教を施す様を、圧倒的な存在感で演ずる。
さらに、これまた謎の存在“コバルトブルーの女”として、杉本彩が特別出演。エロスの伝道師と、規格外エロス壇蜜、奇跡の競演が実現!
監督は、『心中エレジー』(05)や『楽園- 流されて- 』(06)等で数々の海外映画祭を席巻した官能の名手、亀井亨。
強烈な磁場を放つスタッフ・キャストが揃い、めくるめく“奴隷ワールド”がここに展開。
ごく普通の日常に隠された異世界、しかし誰もが遭遇するやもしれぬ地続きの世界――。
奴隷となった女、そして先生と僕。まったく新しい男女の関係を提示する、今年最大の衝撃作がここに誕生!!
2012年11月3日(祝)より、銀座シネパトスほかロードショー
出版社に転職した僕は、先輩の香奈にひと目で夢中になった。人妻で清楚な印象ながら、男を強烈に惹き付ける妖しい魅力を放つ彼女。再三のアタックも空しく、まったく相手にされなかったのだが、ある日突然、僕の携帯に香奈からのメールが届く。「今夜、セックスしましょう」 突然なぜ? 戸惑いながらも香奈と一夜を共にし、その後も時おり連絡が来ては行為だけ、という奇妙な関係が続くのだが、他の女では得られない快楽にズブズブと飲み込まれていく僕。そして、招かれた香奈の家で、僕は不審なDVDを発見する。恐る恐る再生してみると、そこには香奈のあられもない衝撃の秘密が映し出されていた――。
彼女は“奴隷”だったのだ。香奈の日常からはとうてい想像もできない隠された姿。先生と呼ばれるご主人様に、時や場所も選ばず調教の限りを尽くされる香奈。緊縛、剃毛、二穴責め…先生のいやらしい命令をどこまでも受け入れ、しかも自ら求めていく香奈。いったい香奈は何者なのか? 先生とは誰なのか?謎と快楽に翻弄される僕、香奈と先生、そして三者の関係は思わぬ角度で交錯していく!
角川書店 映画『私の奴隷になりなさい』製作プロデューサー:大森氏勝
企画経緯
サタミシュウ著「私の奴隷になりなさい」(角川文庫)は、性の常識を覆すテーマと青春小説のような語り口で、たんなる官能小説の枠をこえ、エロスジャンルとしては異例の10万部以上のヒットを飛ばしました。
そのため発刊当初から映像化の名乗りを上げる映画会社が多数あったそうです。しかし、その描写の激しさから、どの会社もヒロインの香奈のキャスティングに難航し、映像化を断念せざるを得なかったようです。
壇蜜さんとの出会い
ちょうどそのころ、『ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う』(ヒロイン、佐藤寛子、石井隆監督)で知り合った、とある週刊誌のグラビア担当の方から「着エロ界の檀れいがいます。名前は「壇蜜」というんですが興味ありませんか?」との話を伺いました。早速彼女の画像を検索して一目惚れしました。まずプロフィールが面白いし、グラビアでもない、テレビで目にする女優さんでもない雰囲気を感じ、彼女に何かフルヌードで主演の映画を作ってみたい、瞬間にそう思いました。
ただ、彼女の知名度は当時ゼロに等しく、すぐに主演を彼女に据えることは難しいと思っておりました。
『私の奴隷になりなさい』の実写化映画企画を立ち上げた2011年6月、企画書にも彼女を上げることさえ、まだ勇気が要りました。他のプロデューサーがそうしたように何十人もの候補を挙げ、当たっていきますが当然のように断られ、時間ばかりが過ぎていきます。心のどこかで壇蜜さんしか、この役をできるのはいないのではないか?そういう思いが強くなっていったことは確かです。
女優さん選びには担当編集者から原作者の了解を得て欲しいと聞いておりましたので、思い切って複数の女優候補に混じって壇蜜さんの名前を挙げてみました。しかし、もう私の中では壇蜜さんが本命でした。
ところが意外なことに原作者のサタミさんから帰ってきたのは「これまで出てきた女優候補のなかで一番です。やっと「香奈」を演じて欲しい方が現れた」とのコメントでした。サタミさんの一押しで、彼女を主演候補に据え、事務所を通じご本人に早速打診しました。
壇蜜さんは即決でOk。「是非やりたい。原作は以前から読んで知っていました」それからとんとん拍子に企画は進みました。
スタッフ・キャストの決定
脚本は、情念と観念がぶつかり合う官能的とも宗教的ともいえるオリジナル台本で評価を高めた映画『結び目』で惚れ込んだ港岳彦氏に依頼することで企画立案時から決めていました。
監督は港氏の推薦で亀井亨監督にお願いしました。『幼獣マメシバ』『ねこタクシー』で動物ものが得意と思われがちな亀井監督ですが、『クエスチョン』『心中エレジー』などを見ましたら女体を美しく官能的に撮ることにかけては日本でも指折りの監督だと思い、すぐに打診しました。亀井監督は演技未経験の壇蜜さんを「とにかく女優として美しく撮ります」と、普段はリハーサルを行わない亀井監督がリハーサルを繰り返し、執念深く彼女を高めていきました。彼女も音を上げることなく、しつこく食いついていった、と思います。
制作プロダクションはフジテレビや東宝作品を多く手がけるばかりか、『監督失格』など日本映画の現状を問うような作品まで手がけられている、シネザバールさんにお願いしました。大作とはまた違ったこの挑戦的な企画に快く加わってくださいました。
「先生」役は知的でかつ非人間的な存在感のある方でないと難しいと思いましたが、サタミさんのイメージとしては板尾さんがあったようで、こちらも意外に打診しましたらすぐOk。ご本人も原作を以前から読んでおられたようで、ご出演もすぐに決まりました。映画ものりのりで「まるで特撮みたいだった」と先生役を振り返って話しておられました。
「僕」役が実は香奈役以上に難航しました。20代前半のイケメンでかつ、どこかこの先生の教えを受け入れ、成長するキャラクターがないとこの役は説得力がありません。そんな時、真山明大さんに出会い、彼なら「僕」役をできると直感しました。映画では、どんな女でも落とせるイヤな男がぼろぼろになる過程を、絶妙に演じられました。
こうして、企画立案から1年後に映画『私の奴隷になりなさい』はクランクインすることができたのです。
壇蜜さんの演技
亀井監督によると前半の壇蜜さんの演技は正直「硬い」ものでした。表情はこわばり、こちらが期待していた色気を出せるほどの余裕がなかったようです。
しかし、撮影後半、目黒のホテル・クラスカでの板尾さんとのシーンから周囲が目を見張るほど壇蜜さんは変化を遂げていきます。柔らかで,こちらが要求する以上の「香奈」の妖艶さ、色気、そして強さをどんどん出していって、撮影スタッフ皆と和んでいって、そして他の役者事務所の社長まで「あの子、だれ?」と注目するほど、現場に溶け込み、役を自分のものにしていきました。
映画撮影後に写真集用のスチル撮り下ろしの撮影がありましたが、そのときには壇蜜さんを撮ったことのあるカメラマンの橋本氏や現場で一緒だったメイク、スタイリストさんも、壇蜜さんの変化に驚いていました。彼女は自然な表情を出すまでに非常に時間のかかるタイプだったのが、柔らかな表情や姿勢をカメラマンの要求に応じるままに自在に出せていけるまでになったのです。
主題歌を歌う壇蜜さん
「角川映画は主演女優が主題歌を歌うもの」かつてはそうでした。主題歌をどうするか、そんなことを考えていたとき、ネットで偶然、『龍が如く4』で壇蜜さんが齋藤支靜加という本名で、キャバクラ嬢役を演じ、その中で歌を2曲、サントラまで出ていてituneでもリリースされていることを知りました。彼女の声は囁き声、ウィスパーボイスとでもいうのでしょうか、雰囲気もあって主題歌を歌ってもらったらいいじゃないかということになりました。
英語教員免許も持っていて「英語には自信があります」との壇蜜さんですから、「英語の歌を歌ってもらおう」と急遽まささんと監督で英語の歌を作りました。歌詞はとてもそのまま日本語にするのは恥ずかしいワードばかりです。
収録はひょっとしたら2日かかるのではないか?そう考えていましたが、なんと2時間で終了しました。壇蜜さんはまささんが作った曲を何度も何度も時間がある限り聞いて覚えてきたのでしょう。頭には完璧に曲がたたき込まれていました。
時にため息なのか喘ぎ声なのか分からない息づかいがまじるウィスパーボイスで声まで色っぽい壇蜜さんの主題歌ができあがりました。
壇蜜さんの今後
映画を通して、壇蜜さんは明らかに変わっていきました。そして彼女は「もっと映画の現場にいたい」そう自分から要求するようにまでになりました。元来彼女には「こうなりたい」という欲は少ない、と以前から語っていましたが、この映画をきっかけに女優への貪欲さが生まれてきたようです。
そして既に次回作の出演も決まっています。それもさらに周囲を驚かせるような役柄で……。
原作:サタミシュウ「私の奴隷になりなさい」 角川文庫
監督:亀井 亨 脚本:港 岳彦 音楽:野中”まさ”雄一 主題歌:壇蜜「fade」
エグゼクティブプロデューサー:井上伸一郎 企画:安田猛 製作:池田宏之,加茂克也 企画プロデュース:嵐智史
プロデューサー:大森氏勝,甘木モリオ 撮影:中尾正人 美術:須坂文昭 照明:白石宏明 録音:甲斐田哲也 編集:今井剛
ポストプロダクションプロデューサー:大屋哲男 助監督:金子直樹 制作担当:梶川信幸
出演:壇蜜,真山明大,西条美咲,美知枝,菜葉菜,石井明日香,杉本彩(特別出演),
海東健,高松泰治,ウダタカキ,草野イニ,古寛治,板尾創路
制作プロダクション: シネバザール 製作・配給:角川映画 © 2012 角川書店
2012/日本/カラー/シネマスコープ/96分
http://www.dorei-movie.jp/
2012年11月3日(祝)より、銀座シネパトスほかロードショー
~映画「私の奴隷になりなさい」より~ [DVD]
- 出演:壇蜜
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