出会いと別れを繰り返し、
引きずった感情を抱えたままの”僕”の 10 年間。
⾒知らぬ誰かの⼈⽣と共鳴する⻘春エンターテインメントが誕⽣︕

自分勝手で変わり者の“ボク ”は平凡さを嫌って、自分の興味があるものだけを大切に生きてきた。同じ器械体操部のまなみちゃんは対照的に平凡その物の少女だが、彼女のことが何故かずっと好きだった。高校時代、大学時代、そして現在までの 10 年で、友達や恋人との出会いと別れを経験した今も、彼女への想いは変わらず、その理由もわからないままだ。そんなまなみちゃんの結婚式の日がやって来て……。

本作は、俊英・川北ゆめき監督の実体験を基にした作品で、平凡であることを嫌う少し変わり者の“ボク”と、“ボク”が高校時代から密かに想いを寄せる“まなみ”との 10 年間を描いた青春映画だ。
川北監督の「引きずっている感情を映画にしたい」という思いから生まれた自伝的ストーリーを名匠・いまおかしんじが脚本化。主演には、『14 の夜』(16）、『アイスと雨音』（18）、『サクリファイス』（20）、『うみべの女の子』（21）などの作品で評価を高め、注目を集めている青木柚。そして、ヒロインには、 2018 年に上村奈帆監督の『書くが、まま』（18）で、映画初出演・初主演し、その後『アルプススタンドのはしの方』（20）や「どうする家康」（23／NHK）など、映画や TV ドラマ、舞台、 CM など幅広い分野で活躍している女優、中村守里。その他にも、伊藤万理華（『サマーフィルムにのって』など）や宮﨑優（『死刑にいたる病』）、女優だけでなくモデルとしても活躍する菊地姫奈、新谷姫加ら新進気鋭の俳優陣が顔を揃え、“ボク”とまなみが所属する体操部の顧問教師約として、元体操選手でお笑い芸人のオラキオが出演している。