日本映像グランプリ 脚本賞受賞作品
冗談じゃないよ
2024年5月24日(金)~30日(土)、テアトル新宿にて上映!
5月24日(金)初日舞台挨拶
登壇者(予定):海老沢七海、太田将熙、辻(ニッポンの社長)、髙橋雄祐、吉村優花、日下玉巳(監督)
人生に折り合いをつける時、彼らはどう生きるか。心を揺さぶる熱き青春劇が誕生。
約340万円のクラウドファンディングを成功させた後、昨年、第24回TAMA NEW WAVEと第15回日本映像グランプリ、MOOSIC LAB2024にて公開され、MOOSICLAB2024では全日満席となり、さらに第15回日本映像グランプリでは脚本賞を受賞した日下玉巳監督の映画「冗談じゃないよ」が、テアトル新宿にて1週間レイトショー公開される。
映画「冗談じゃないよ」は、日下監督が主演の海老沢七海から「30歳という節目に、人生初の主演で映画を作りたい」という言葉をもらったことで、企画がスタート。''無名俳優''の海老沢から、役者や日常のことなど実際に起きた話やを役者としての半生を聞きながら、本作で長編デビューとなる監督・脚本の日下玉巳が物語へと昇華した。
''役者''という人種の生活や苦悩、そして喜びを映し、もはやドキュメンタリーともいえるほどのリアルが描き出されている本作。出演には、俳優として頭角を現している太田将熙、元TBSアナウンサー・大橋未歩、お笑い芸人・ニッポンの社長 辻、『仮面ライダー鎧武/ガイム』の佐野岳、実力派監督/俳優・アベラヒデノブ、松浦祐也、そして日本を代表する女優・竹下景子が名を連ね、多彩なキャスティングが実現した。
拝啓、一度は夢を持ったあなたへ。
燃え尽きてしまいそうな三十路男の人生讃歌。
30歳が迫っている売れない役者、江田丈。
オーディションを受け、荷上げのバイトで稼ぎ、仲間と酒を飲み、それなりに充実した毎日を送っていた。
何に対してもただまっすぐに突き進んできた丈だったが、年齢を重ねるにつれ、周囲とすれ違い衝突することが多くなる。理想と現実の狭間で、愛する人たちを失いそうになった丈は……。
夢を追うすべての人へ送る、若者たちの物語。
日下玉巳(監督・石間このみ 役)
悔しさから映画制作を始めた当時の私に、
“監督作品がテアトル新宿で上映されるよ"と言ったら、腰を抜かすでしょう。
未来は誰にも分からないけれど、
一歩を踏み出した日から少しずつ世界は変わっていくということを、
「冗談じゃないよ」を通して感じ続けてきました。
夢を追いかける人、一歩を踏み出すことに迷っている人など、
多くの人に出会っていただきたいです。
海老沢七海(主演・江田マックス丈 役)
東京に出て来て絶対に好きな事で売れてやるって、
親孝行して、喜ばせようと思ってるあなたへ。
仲間を見つけてください。
そして沢山、夢の交換をしあってください。
腐らずに、表現をし続けてください。
周り回った時にパズルがはまり、
大きなカルチャーが絶対に生まれます。
そんな事を続けて来た僕だからこそ伝えたいです。
映画「冗談じゃないよ」劇場公開します。
テアトル新宿でお会いしましょう。
太田将熙(塩谷進 役)
2022年の冬、映画の登場人物たち同様、
決して器用には生ききれない人間たちで必死に、
精一杯、この映画と対峙しました。
紛れもなく人生で大きな1ページになるであろう
日々と出逢えたと思っています。
そんな映画「冗談じゃないよ」の劇場公開が
テアトル新宿にて決定しました。
遠くまで羽ばたいてほしい。
夢中で駆け抜けた僕らの青く真っ赤なあの日々が、
沢山の出逢うべき人に届きますように。
竹下景子(江田幸子 役)
最初に脚本を読んだ時に、正直びっくりしました。
というのも、少ない語彙の中にたくさんの気持ちが詰まってる。若い世代の方達のこういう脚本を読んだことがなく、海外のシナリオ?とすら思うくらい新鮮でした。
だからこそ、書かれていない部分を私達(俳優)が埋めていかなければならないと思って、日下監督と相談しながら進めました。なんといってもチームワークも素晴らしかったです。企画者である海老沢さんのことをみんなが尊重して、愛情を持って現場にいたので、そのことにもとても感動しました。夢を追いかける全ての人へ、この映画を通して自分のこれまでを振り返ることをしてみても良いのかなと、そんな風に思っています。
- サルゴリラ 赤羽健壱 / 芸人
刺さって刺さってしょうがなかったです。僕が生まれ育った高円寺のリアルな風景もそこにありました。
夢追い人なら全員が経験してるあの感じ。見てて胸が苦しくなりました。
この映画は紛れもなくホンモノです! - 前野朋哉 / 俳優
スクリーンに映る江田丈を観ているうちに、自分がオーディションに行っていた日々の悔しさ、もどかしさ、嫉妬を思い出した。誰かに頼まれた訳でもなくやってる役者という仕事なのか使命。
何もないけど、ここから這い上がって行くんだ!というどこからともなく湧き上がるエネルギーだけはある。忘れていたけど、僕にもそれだけはまだある。かましてやろう!丈!いや海老沢くん!日下監督! - TEE / ミュージシャン
一筋縄じゃ行かないのが人生。気楽に見れるのに考えさせられました。
主人公のちょっとした振る舞いや仕草からどんどん映画の世界に引き込まれました。
いい意味で期待を裏切る作品です。あと、主題歌良かったです。
グッナイ小形の土臭い世界観はこの映画を裏切らなかった。 - 円井わん / 女優
生きづらいなぁ
正直に生きてるだけで
何でこんな
風当たり強いんだろうな。
まあいいや。
「冗談じゃないよ」見てから一旦話そう。 - 巽啓伍 / never young beach
これは例え話ですが、自分とあまりにもかけ離れた人や思想に触れた時、なんでこんな人(思想)がいるんだろうなと思っていたけど、近頃はこんな人がいてもおかしくないなと思うようになりました。世の中のおかしみを理解、受け容れることが出来るのは、年を取った所為でしょうか。
それと同じように、枯れた植物に水をあげると花は咲くのかもしれませんね。 - 滝音 さすけ / 芸人
濃密な90分だった。鑑賞中に駆け巡った様々な想いがエスプレッソされ、エンドロールが流れ終わる頃に「天才や」という雑味のない一滴が滴った。ほんまもんを追求してるのが随所に感じられるそのリアリティに何度感服しただろうか。奇才、日下玉巳の長編処女作を観られる人生で本当に良かった。 - ヨコタシンノスケ/ キュウソネコカミ
この作品を観ていて、丈と同じようにみじめな気持ちになったり、熱い気持ちになったのは、やっぱり昔の自分にダブるところがあったからか。彼ほどダメでも無いし彼ほど魅力的でも無いけど。
俺にとっての「あの頃」のことは今もうとっくに忘れたと思っていたけど、やっぱりずっと胸にあったこと、最後のグッナイ小形くんの歌で完全に思い出してしまった。
この作品の世界に照らし合わせた時、今自分が誰のどのポジションにいるのかわからないけど、俺だって意地でもミュージシャンを続けてやろうと思う。 - 髭野純 / 映画プロデューサー
俳優発の映画は『冗談じゃないよ』以前/以後に分かれる、と言えるくらいに素晴らしかった。俳優という存在そのものの熱量と繊細さを炙り出した傑作でした。
出演:海老沢七海,
太田将熙,辻(ニッポンの社長),大橋未歩,日下玉巳,アベラヒデノブ,髙橋雄祐,サンディー海,
佐野岳,松浦祐也,竹下景子
2023/日本/5.1ch/カラー/89分/映倫区分G ©映画「冗談じゃないよ」製作委員会