新作情報

新鋭・金子由里奈監督 × 出演:細田佳央太、駒井蓮。
大前粟生作品初の映像化!

ぬいぐるみと
しゃべる人はやさしい

公式サイト 公式twitter

2023年4月14日(金)、全国ロードショー

INTRODUCTION

“恋愛を楽しめないの、僕だけ?”
―新世代が紡ぐ、やさしさの意味を問い直す物語。

本作は、「おもろい以外いらんねん」「きみだからさびしい」をはじめ繊細な感性で話題作を生み出し続けている小説家・大前粟生の初めての映像化作品で、『21 世紀の女の子』『眠る虫』などで注目を集めた金子由里奈監督による長編商業デビュー作で、大学の「ぬいぐるみサークル」を舞台に、”男らしさ”“女らしさ”のノリが苦手な大学生・七森、七森と心を通わす麦戸、そして彼らを取り巻く人びとを描く。
『町田くんの世界』以来の映画主演作となる細田佳央太、『いとみち』などの駒井蓮、『麻希のいる世界』などの新谷ゆづみが共演しているほか、”ぬいサー部員”として細川岳、真魚、上大迫祐希、若杉凩が出演し、脇を固めている。

COMMENTARY ※敬称略・五⼗⾳順
『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい 』画像
  • 話せばきっと傷つき傷つける。でも、話さなければ伝わらない。行き先のない言葉をそっと受け⽌めてくれるぬいぐるみたち。甘く柔らかな光の中、長回しのカットで描かれるのは、繊細すぎる彼らの、けっして甘くも柔らかくもない漠然とした不安と生きづらさ。誰もがぬいぐるみでいられたら、どれだけいいだろう。どこまでも静かで、切なくて、もどかしい。
    ――浅生鴨(作家)
  • やさしさの傍にある弱さや怖さ、痛みや暖かさを、ずっと手放さずに生きてきた金子由里奈監督だから、こんな映画が作れたのだと思う。ちゃんと存在していて、無かったことにはされない。ぬいぐるみのふわふわな綿も、ふわふわを覆う布も、それをつなぐ糸も、縫い付けるための針も、全部ぜんぶ映し出されていた。
    ――井戸沼紀美(肌蹴る光線)
  • 人はなぜキスをするのだろうか。
    人はなぜ関係に名前を付けるのだろうか。
    この話を友達に話してもいいのだろうか。
    いつか、誰かとどうしても話したいことを真っ先に聞いてくれた、親切で無⼝な話し相手。
    私たちはぬいぐるみに大きな借りがある。――イ・ラン(シンガー・ソングライター)
  • 「大丈夫?」という問いに「大丈夫」と答えてしまう時、答えさせてしまう時、わたしたちはきっと、少しずつ確かに大丈夫じゃなくなっていく。言葉を投げるでも、引き出すでも、当てはめるでもなく、映画は、ぬいぐるみのようにただそばにいてくれた。なかったことにしたものたちが本当の場所に戻ろうとする、その涙を拭おうとは思わなかった。――丘田ミイ子(ライター)
  • この作品をお部屋の本棚に飾っておきたい。弱くても、不器用でも、きっと変わらず見守ってくれる。――佐々木ののか(ライター・⽂筆家)
  • 胸がほっこりあったかくなりました。
    途中から思わずぬいぐるみを抱きしめながらみていて、ぬいぐるみの存在が愛おしくて、ぬいぐるみに話しかける登場人物も愛おしく感じました。いろんなかたちの優しさを感じられる素敵な作品でした。
    この映画がたくさんの方届きますように。――日髙麻鈴(俳優)
  • だれかの当たり前は当たり前じゃない。
    それぞれに唯⼀の “居場所” がある。
    そんな居場所を見失わず、これからも大切にしようと思えました。
    子供のような澄んだ心を持ってる金子さんにしか作れない
    じわ~っと暖かくて、やさしいやさしい映画です。――松浦りょう(俳優)
  • 序盤のソフトなトーンに戸惑っていると、中盤から本作こそは新しい時代の作品であることに気付き、快哉を叫んだ。映画を「男性性」から解放した画期的な作品であり、女性の作家の存在意義がかつてないほど際立っている。本作は現代を生きる我々にとってひとつの指標となるだろう。
    ――矢田部吉彦(前東京国際映画祭ディレクター)
  • 誰かの苦しみの上に成り立っている社会というものの理不尽さに泣くことがある。泣いてばかりで何もできてないくせにと自分を咎めては真っ暗な気持ちだし、みんなー!頑張って生きようね!なんて無邪気に言えない世界だけど、この映画と作家と同時代に生きていることの喜びは、全身で感じました。
    必要な方に届きますように。――⼭中瑶子(映画監督)
  • 少し昔の自分に早く見せてあげたかったなと思うと同時に、今の私もどうしても涙を流す。映画に優しく接されるという新しくあたたかな体験だった。優しくする、優しくあろうとすることへの葛藤こそが、優しさであるのだと教えてくれる。これ頑張って作ってくれてありがとね。――ゆっきゅん(DIVA)
  • 世界は残酷で粗野でそれと共に生きていこうとすれば傷つかざるを得ない。
    どうせ傷つくならば、その傷を観ていくしかない。そのとき、感じているだけが私の全てではなく、その外にいる私という身体が浮かび上がる。
    ――尹雄大(インタビュアー・ライター)
CREDIT
出演:細田佳央太,駒井蓮,新谷ゆづみ,細川岳,真魚,上大迫祐希,若杉凩 ほか
原作:大前粟生「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」(河出書房新社 刊)
監督:金子由里奈 脚本:金子鈴幸,金子由里奈 音楽:ジョンのサン
プロデューサー:髭野純 製作・配給:イハフィルムズ
©映画「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」

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2023年4月14日(金)、全国ロードショー

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2023/04/11/17:07 | トラックバック (0)
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