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第25回 サンフランシスコ・インディペンデント映画祭 長編部門ノミネート
第28回インディ・ギャザリング国際映画祭長編部門ノミネート

フライガール

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公式サイト 公式 X (旧twitter)

2023年9月22日(金)よりシモキタ - エキマエ - シネマ『K2』にて公開
ほか全国順次公開

INTRODUCTION

人との「違い」 って簡単じゃない

中学生の時に日本にやってきた橘瑠衣。知り合いにふと言われた「瑠衣って日本人と違うの?」という言葉がずっと瑠衣の心にわだかまりを感じさせていた。大学生になり、友人のいづみに勧められ、揚げ物スタンプラリーに参加する瑠衣。いづみは瑠衣の心の引っかかりを取り除こうと、小説家志望でフードライターの広瀬浩司を帯同させる。人とのコミュニケーションをなるべく避けてきた瑠衣は⼾惑いながらも食べ歩きの旅が始まるのだった。その道中で2人は様々な「違い」を抱えた人たちと出会っていくのだが……。

福嶋賢治監督初劇場公開作『フライガール』が今秋シモキタ - エキマエ - シネマ『K2』にて9月22日から劇場公開が決定した。その後、順次全国公開予定。本作はこれまで様々な商業映画の助監督を経験してきた福嶋賢治、初の劇場公開作品。福嶋は村瀬大智監督『霧の淵』(2024年公開予定)、ポン・フェイ監督『再会の奈良』(2022)、石川慶監督『Arc』(2021)、足立紳監督『喜劇 愛妻物語』(2019)、大森立嗣監督『Mother』(2019)、𠮷⽥恵輔監督『愛しのアイリーン』(2017)等の作品で経験を積んできた。
本作は監督の実体験をベースに、人との「違い」に悩まされる主人公が日常生活の中で起こる小さな諍いと向き合っていく。誰もが人生で経験する、人との「違い」による悩み。現代では「多様性」や「自己肯定感」など“ありのままの姿でいること”が尊重され、それが話題になるほど人との「違い」を意識する時代だ。映画『フライガール』はその悩みの一助となる映画体験となるかもしれない。作品に込めたメッセージを卓越した映像表現で紡いだ手腕にも注目だ。そして国際的に歴史あるサンフランシスコ・インディペンデント映画祭に入選。今後の活躍に期待がかかる注目監督の初長編劇場公開作。

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監督ステートメント

本作では人と人との間に横たわる「違い」をテーマにしています。日常の延⻑であったり日 常を劇的にするという作り方はしていません。「違い」を受け入れることは寛容な社会であ りその社会への希望を描いています。それはほんの小さなコミュニティから始まればいいと 思っているので、物語世界も小さな範囲の日常世界にとどめています。普段見過ごしている かもしれない半径3m の世界にはこのような世界が広がっているということを意識しまし た。劇的な構造にはなっていないけど出来事ひとつ一つは当事者にとってはかなり大きな出 来事だろうと想像しています。感情の揺れる出来事もあると思います。そんな日本のある街 の小さな物語はきっと日本の誰にとっても身近な話なんだと思います。

福嶋賢治(監督)

応援コメント(五⼗音順)
  • ちょっと変わった人たちの、ちょっと変わった小さな小さなロードムービー。と書いてハタと思う。ここに出て来る人たちは変わった人たちなのだろうか。いやいや世の中みんな変わった人だろうよと、映画を見終わったあと思っていた。そこはかとなく漂うおかしみと居心地の良さを醸し出すのは、やっぱ愛か……。――足立 紳 (脚本家・映画監督)
  • ダイエット中でお腹が空いてる深夜に見てはいけない映画。揚げ音と咀嚼音にやられてしまう。みんな違ってみんないいと思える映画。違いはあっても、コロモつけたらみんな同じなことが、世の中に伝わりますように。
    ――教来石 小織 (NPO法人World Theater Project)
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  • しっとりと心にすーっと浸透するような映画だった。人とは違っていることにコンプレックスを抱える主人公。しかし次々と異なる個性を持つ人々と出会い気づいていく。違っていて当たり前なんだということに。
    ――関根 健次 (ユナイテッドピープル代表)
  • 瑠衣のささやかな旅を見つめる私は、結局彼女についてほとんど知ることはない。知っていることと言えば、揚げ物を食べるときの幸せそうな顔や、常にゆったりとした柔らかな声くらい。この映画は彼女の思考や感情を私たちに“説明”することはない。不親切? いや、それが本当の他者というものかもしれない。
    ――深⽥ 隆之 (映画監督)
  • 「トンカツの声ってさ、聴いたことある?」恐らく人生でほとんどの人間が口にしない一言で、この「フライガール」は始まる。トンカツなんてトンカツを通してソースを食べているようなもんだと思っていたタイプの僕からすると、目から鱗が落ちる思いでこの映画を鑑賞した。こうやってスクリーンを通して会ったことのない監督のことを想像することができるのが映画の一つの魅⼒であり、実は最近僕が映画を観るときに忘れていた感覚である。――村瀬 大智 (映画監督)
  • めちゃくちゃ変な映画!個性的とか斬新とかじゃなく、変な映画。でも、その「変」がクセになる。イヤらしい狙いがない、 純粋天然の「変」を沢山の人に観てほしい。――𠮷⽥恵輔(映画監督)
  • 揚げ物を油に入れる前に、そっと両手で握る手がやさしい。そういうやさしい手を大切にしたいし、見逃さないようにしたい。そんなことを考えながら見ました。とりあえず今日の晩ごはんはとんかつにします。――吉見茉莉奈 (俳優)
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CREDIT
2023/日本/85min/カラー/ 5.1ch/ 16:9
出演:岡⽥苑⼦、小澤うい、伊達諒、森海⽃ ほか
監督・脚本・編集:福嶋賢治
共同脚本:上⽥真之 撮影監督:⽥辺清人 録音:上條慎太郎 サウンドデザイン:阿尾茂毅
音楽:佐藤リオ VFX:トリじい スチール:Jey メイク:渡辺⾥美 宣伝美術:東かほり
協⼒(劇中映画提供):共和教育映画社 配給・宣伝:夢何生 製作:cavasunfilm

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2023年9月22日(金)よりシモキタ - エキマエ - シネマ『K2』にて公開
ほか全国順次公開

2023/09/05/18:57 | トラックバック (0)
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