死ね!死ね!シネマ
2011年7月23日(土)~8月5日(金)、
オーディトリウム渋谷にてイブニング&レイトショー公開!
「世界恐怖映画シンポジウム」開催 恐怖映画の過去・現在そして近未来を語りつくすシリーズ企画第1弾
パネリスト:クリス・フジワラ(国際批評家連盟webマガジン編集長/アメリカ)、ジャン=フランソワ・ロジェ(シネマテーク・フランセーズ・プログラムディレクター/フランス)、高橋洋(『リング』脚本家、『恐怖』監督「映画の魔」著者/日本)、篠崎誠(『怪談新耳袋怪奇』『死ね!死ね!シネマ』監督「恐怖の映画史」共著者/日本)
2000年代に入って恐怖映画といわれるホラー、スリラー系に、1990年代の『羊たちの沈黙』や『リング』のようなエポックメイキングなヒット作が生まれていない(『呪怨』は例外的な存在といえるかもしれない)。このジャンルにどのような変質が起こっているのだろうか。強いて挙げれば、シャマランの『サイン』、ポン・ジュノの『殺人の追憶』、タランティーノの『デス・プルーフ』、クローネンバーグの『ヒストリー・オブ・バイオレンス』といったところだが、従来のホラー、スリラーとはだいぶ変質している。古典を振り返る一方で、世界からやって来るゲストと、現在につながる話ができればと思います。
第1夜 2011年7月7日(木)21:00-23:00
出席:クリス・フジワラ(映画批評家)、高橋洋(脚本家・映画監督)、篠崎誠(映画監督)
第2夜 2011年7月8日(金)21:00-23:00
出席:ジャン=フランソワ・ロジェ(シネマテーク・ディレクター)高橋洋(脚本家・映画監督)、篠崎誠(映画監督)
パネリスト:クリス・フジワラ(国際批評家連盟webマガジン編集長/アメリカ)、ジャン=フランソワ・ロジェ(シネマテーク・フランセーズ・プログラムディレクター/フランス)、高橋洋(『リング』脚本家、『恐怖』監督「映画の魔」著者/日本)、篠崎誠(『怪談新耳袋怪奇』『死ね!死ね!シネマ』監督「恐怖の映画史」共著者/日本)
日程:2011年7月7日(木)8日(金)21:00-23:00 会場:オーディトリウム渋谷(KINOHAUS2F)
「古典を振り返る一方で現在につながる話ができればと思います」高橋洋(「世界恐怖映画シンポジウム」パネリスト)2000年代に入って恐怖映画といわれるホラー、スリラー系に、1990年代の『羊たちの沈黙』や『リング』のようなエポックメイキングなヒット作が生まれていない(『呪怨』は例外的な存在といえるかもしれない)。このジャンルにどのような変質が起こっているのだろうか。強いて挙げれば、シャマランの『サイン』、ポン・ジュノの『殺人の追憶』、タランティーノの『デス・プルーフ』、クローネンバーグの『ヒストリー・オブ・バイオレンス』といったところだが、従来のホラー、スリラーとはだいぶ変質している。古典を振り返る一方で、世界からやって来るゲストと、現在につながる話ができればと思います。
第1夜 2011年7月7日(木)21:00-23:00
出席:クリス・フジワラ(映画批評家)、高橋洋(脚本家・映画監督)、篠崎誠(映画監督)
第2夜 2011年7月8日(金)21:00-23:00
出席:ジャン=フランソワ・ロジェ(シネマテーク・ディレクター)高橋洋(脚本家・映画監督)、篠崎誠(映画監督)
映画は確実にそして無残に人間を破壊します。
映画やめますか? それとも、人間やめますか?
東京・渋谷に移転したばかりの映画美学校で惨劇が起きる。卒業制作の試写会で学生の映画を酷評した講師シマザキが、逆に観客から野次られて発狂。42人を虐殺する。それから4年後、事件当時、女子高生だったなつきは、廃墟となった映画美学校で究極のホラー映画を撮ろうとし、周囲を地獄に巻き込むことになる……。
映画美学校の実習として作られた短編を発端に、篠崎誠のあくなき映画作りの追求により度重なる追加撮影を経て、“究極の映画”が誕生した。
140名以上ものエキストラを動員して惨劇が撮影されたロケ現場であるオーディトリウム渋谷で、この映画が公開されることは、一つの事件であるといえよう。
今まさに、地獄の門が開かれる! この夏、オーディトリウム渋谷で何かが起こる!?
- 良し悪しとか好き嫌いの評価を封じてしまう、「狂っている」といってもいい“映画”へのあくなき欲望のかたまり。
――松田広子 (映画プロデューサー) - 自虐? シニシスム? いや、シノザキはむろんシマザキとは違う。シノザキはいつものように直球を、グローバル資本主義下の町工場的ヤケクソさで投げこんでくる。あまりにストレートすぎて現代ではまがまがしく見えるその魔球に直撃されて、人は「愛」が「呪い」の同義語であることを知るのだ。――藤井仁子 (映画批評)
- 行き当たりばったりの展開に翻弄されながら、ラストでは言いようのない興奮で涙が止まらなくなる。まぎれもなく“映画”としか呼べない代物。――三宅隆太 (脚本、監督『七つまでは神のうち』)
- 映画に呪われた映画。――わたなべりんたろう (映画ライター)
- スクリーンに映っているのはあくまでも作られた虚構であり、人間の影でしかないのだから、恐れることなどなにもない。そう高を括っていると、殺される。スクリーンの中の人物と目が合った瞬間、僕は思わず「こっちを見るな」と腰を浮かしかけた。篠崎誠監督は本気で観客を呪おうとしている。
――古澤健 (監督『ANOTHER』) - この作品は映画に携わるすべての人にとって、決して他人事ではない悪夢です。みなさんくれぐれも映画には注意しましょう。――佐藤佐吉 (脚本、監督『東京ゾンビ』)
- 愛も称賛も得られなくとも、映画を撮るという行為こそ最も崇高なのだと知りました。
――内藤瑛亮(監督『牛乳王子』『先生を流産させる会』) - 不連続な連続が生生しく艶やか。映画によって凶気に転じた二人の人間とその遺志をつぐ人間の話だと思います。「ナイフもっと近づけて。顔なんかちょっとくらい切れてもいいんだから」このヒロインの台詞にしびれた自分に驚きました。――渡辺裕子 (監督『LIFE LINE』『愚か者は、誰だ』)
- 悪夢のような映画ですね。やたら寝起きが悪く、イメージそのものが脳裏に焼き付いて離れず、居心地悪さと心地良さが同居する感覚。「観たら呪われる(シマザキ流に言えば地獄へ堕ちる)映画」が実在するならば、恐らくはこういう作品なんだと思います。
――奥田真一 (監督『逆襲!スケ番ハンターズ 地獄の決闘』)
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