© 東宝『東京の人さようなら』素朴で人間味深いドラマを丁寧に描き続けた本多猪四郎監督。『ゴジラ』の大成功で特撮監督として海外ファンにも熱狂的に支持される一方で、実直な”ヒューマンドラマ”にスポットを当てた青春群像劇、サラリーマン喜劇、恋愛コメディと幅広い作品を手掛けています。名画座ラピュタ阿佐ヶ谷では4月6日(日)より、モーニングショーにて未ソフト化・劇場でしか観られない本多猪四郎監督による“非・特撮映画”9作品を特集上映いたします。

ゴールデンウィークの目玉作品！草笛光子・根岸明美・団令子の美人三姉妹のドタバタ結婚劇『花嫁三重奏』は落語家出身の喜劇俳優・柳家金語楼が江戸っ子頑固オヤジに扮する人情コメディーです。また、島倉千代子の貴重な主演歌謡メロドラマ『東京の人さようなら』は東京の男子学生と伊豆大島で暮らす幼なじみの淡い初恋物語です。都内ではめったに上映されない両作品をこの機会にぜひご堪能下さい！

さらに、“発車オーライ！”バスガール・雪村いずみと運転手・池部良のローカルロマンス『こだまは呼んでいる』。サラリーマンコメディ『上役・下役・ご同役』ではやもめの万年課長・加東大介がサラリーマンの泣き笑い人生をユーモラスに演じます。野球界のスーパースター・稲尾和久投手の半生を脚色、不屈の精神力を叩き込んだ父との絆に感涙の『鉄腕投手 稲尾物語』は、当時の日本シリーズシーン満載でスポーツファン必見です。

映画業界の中でも温厚で生真面目な人柄として慕われた本多猪四郎監督。心がじんわりと温かくなる傑作ヒューマンドラマ、9週間の特集上映です。

【上映作品】
『若い樹』(1955年／小糸のぶ)『恋化粧』(1955年／今日出海)『おえんさん』(1955年／中野実)
『この二人に幸あれ』(1957年)『東京の人さようなら』(1956年)『花嫁三重奏』(1958年)
『こだまは呼んでいる』(1959年)『鉄腕投手 稲尾物語』(1959年)
『上役・下役・ご同役』(1959年／大和勇三)

料金
一般…1,200円、シニア・学生…1,000円、会員…800円　※水曜サービスデー…1,000円均一
●各回定員入れ替え制　●上映開始後10分を過ぎての入場は不可。
●午前10時15分より当日の全回分の整理番号付き入場券を発売。 ●定員48名になり次第、締め切り。
●作品により画像、音声が必ずしも良好でない場合があります。