山本俊輔監督 新作人情コメディ映画
『フリークスの雨傘』
&『毒蝮寅子が行く!冒険篇』
フリークスの雨傘
毒蝮寅子が行く!冒険篇
2024年9月8日(日)~14日(土)高円寺・シアターバッカス、
9月25日(水)~29日(日)横浜・シネマノヴェチェントにて上映
横浜シネマノヴェチェント スペシャルイベント開催
横浜シネマノヴェチェントの上映最終日となる9月29日(日)に、「フリークスの雨傘」「毒蝮寅子が行く!冒険篇」に加えて、山本監督の2011年作品『破戒尼僧YUKI』を特別併映する。さらに上映後は、山本俊輔監督他、両作品関係者によるロングトークショーやサイン会、撮影会、懇親会(要別途会費)が行われる。 公式リンク
アラフィフ・独身・ビンボー……イケてない女子、桜子が愛する人のために孤軍奮闘! 果たして彼女は幸せをつかめるのか?
アクション、バイオレンス、ハードボイルド作品を得意とし、小説家・ノンフィクション作家としても活動する山本俊輔監督が、今度はコメディに挑戦!
「女長州力」の異名を取り、フジテレビ『アウトデラックス』のアウト軍団の一員として一部で人気を博した超個性派女優・阿部真美子を主演に、社会派的要素も盛り込んだ人情コメディだ。
脇を固めるのは、『YARIMAN HUNTER』などでアングラ・カルト映画の若き女王として人気を博す範田紗々、『いずれあなたが知る話』で脚本も兼任した小原徳子、『エターナルラブが蔓延した日』で監督も務めた長谷川千紗、『野球どアホウ未亡人』の井筒しまといったインディーズ映画、ミニシアター作品でお馴染みの個性派女優陣。
さらに、常盤貴子主演作『あつい胸さわぎ』をプロデュースし、映画界でマルチに活躍する恵水流生、『メランコリック』『茶飲友達』の山下ケイジ、山本監督の前作『SAD CHAIN ~探偵は夜に蠢く~』に主演した裏地圭、劇団「TAIYO MAGIC FILM」の怪優・米千晴、難病インフルエンサーとして話題の間瀬翔太ら、男優陣も個性的。
また、ローカルヒーロー番組『横浜見聞伝スター☆ジャン』主演の関根裕介や、女子プロレスと舞台をミックスした「アクトレスガールズ」で活躍した福田茉耶らが参加した迫力あるアクションシーンにも注目してほしい。
脚本を担当したのは、城定秀夫監督作品『恋の豚』でデビューした鈴木愛。2本目となる今回も、ハートウォーミングなコメディにチャレンジしている。
これまでのセックス&バイオレンスや過激な描写の多い山本作品とは違って、女性やお子さんも安心して鑑賞できる作品になっております。
『フリークスの雨傘』
プロデューサー・監督:山本俊輔 脚本:鈴木愛 撮影・照明:中尾正人 美術・特殊メイク:征矢杏子 擬斗:矢那居秀樹 音楽:瀬田一流 助監督:工藤渉 制作主任:原田光 カラーグレーディング・タイトル作成:天野裕充 CG合成:木野吉晴 メイキング:永田佳大 エンディングテーマ「尾流 」feat.shun Song by dutch money(s) Get Your Genki Records(Germany) 制作プロダクション:SHOTGUNFILM 製作:『フリークスの雨傘』製作委員会
出演:阿部真美子 並木塔子/範田紗々 /小原徳子/井筒しま/奥野みゆ/福吉大雅 恵水流生/山下ケイジ/長谷川千紗/結希玲衣/橘さり/若狭ひろみ/大場結香 /森りさ 野間清史/嵯峨崇司/マサトキムラ/米﨑亮/清水陽介/間瀬翔太/福田茉耶/ 荒岡龍星 関根裕介/水沢レイン/米千晴/岡本浩之/クイン加藤/裏地圭
51歳の佐藤桜子(阿部真美子)は訪問介護サービスで働くワーキングプアの独身女。若い頃に父親が事業で失敗して多額の借金を背負って蒸発。残された幼い妹・梅子(井筒しま)を女手一つで育ててきたため、恋愛や遊びなど、楽しい思い出が一つもないままこの歳になってしまった。それに桜子は容姿がすこぶる悪く、近所の子供たちからも「フランケン女」と呼ばれてバカにされていることから、どうしても他人に対する時に卑屈になってしまうのだった。
そんな桜子だが、訪問先の富豪老人・田村(山下ケイジ)の世話をしているうちに、田村が愛人に産ませた子だというイケメン男子の竜二(恵水流生)と知り合う。ちょっと天然ボケだが、桜子にも優しく接してくれる竜二。桜子は彼に一目ぼれし、介護サービスの同僚でエキセントリックな性格の宮崎絵里(並木塔子)に恋愛指南を受け、色々な美容機器やコスメ・服などを買わされる。やがて、竜二が300万円の借金を背負い、闇金のヤクザたちに脅されていることが発覚すると、桜子は彼を助けるために夜も熟女キャバクラで働くなどしてお金集めに奔走するが……。
☆同時上映☆
『毒蝮寅子が行く! 冒険篇』
出演:橘 さり/植竹沙彩香/新田麻緒/藤堂勁/野村秀二/若狭ひろみ/モリマリコ/はら みか/間瀬翔太/茜 結
監督・撮影・編集:山本俊輔 脚本:楠ユキエ、永瀬晶 ヘアメイク:都筑莉佳子・伊藤佳南子 メイキング・スチール:阪本勇 CG合成:木野吉晴 カラコレ・テロップ作成:天野裕充 音楽:芳野謙 協力:伊大知伸樹 エンディングテーマ『Night Session』アーティスト: pony pink(茜結 & PON万次郎)編曲:AViA (from カルテット.)作詞:村脇優、PON万次郎 作曲:村脇優、AViA 製作:SHOTGUNFILM
葛飾・柴又を縄張りにするフーテン娘・毒蝮寅子(橘さり)は、憧れの中学教師・まおたん先生(新田麻緒)とのデートにこぎつけるが、その最中にまおたん先生は突如気を失ってしまう。その場に現れたイケメン霊能者の間々瀬ショート(間瀬翔太)によると、まおたん先生には呪いがかかっており、その呪いを解くには、童貞しか手にすることのできない物質「チンドラゴラ」が必要だという。まおたん先生を救うために一念発起した寅子は、手下のガジ子(植竹沙彩香)と共に、チンドラゴラを探す旅に出るが……。
【解説】『最近、よく死んでます』(21年)、『大阪カジノ』(23年)といったインディーズ系映画や、数々の舞台作品で活躍する若手女優・橘さりの主演最新作!
下町のお騒がせキャラ・毒蝮寅子は、橘さりがSNSで寅さんのコスプレを披露しているのを見かけた山本俊輔監督が、「毒蝮三太夫 + 車寅次郎」という斬新なコンセプトを思いついたところから誕生した。
主人公・寅子は女性でありながら恋愛対象は女性であり、なおかつ童貞という昨今のジェンダーレストレンドの一歩先を行く超個性派キャラクターだ。
橘さりはそんな寅子を持ち前のほっこりした魅力全開で演じ、観客の爆笑を誘う。そして寅子にからむのは、小劇場、インディーズ映画、そして音楽界から参戦する一癖も二癖もある俳優・タレントたち。
寅子と彼らが織り成す楽しい冒険の旅に、あなたも是非ご参加ください♪
監督:山本 俊輔 プロフィール
1975(昭和50)年東京生まれ。作家・映画監督。
テレビコマーシャルの制作スタッフからキャリアをスタートし、その後映画やオリジナルビデオの助監督として活動する傍ら、16ミリフィルムで自主制作した『殺し屋たちの挽歌』(2003年)がアメリカ・ロードアイランド国際ホラー映画祭で観客賞を受賞した他、韓国・プチョン国際ファンタスティック映画祭など海外で好評を得る。
2008年、『るろうに剣心』シリーズの谷垣健治氏がアクション監修を務めた『カクトウ便/そして、世界の終わり』(2007年)で劇場公開デビュー。松坂桃李、井上正大、真野恵里菜らが出演した配信ドラマ『デス・ゲーム・パーク』(2010年)では脚本を担当し、自ら執筆した小説版もヒット。その他の作品に『愛に渇く-thirst for love-』(監督)、氣志團・綾小路翔プロデュースドラマ『木更津グラフィティ』(脚本)、小説「絶望中学」「復讐遊戯/Furies」など。
2015年より、佐藤洋笑氏との共著で「NTV火曜9時 アクションドラマの世界」「映画監督 村川透 和製ハードボイルドを作った男」「セントラル・アーツ読本」「キャメラを抱いて走れ! 撮影監督仙元誠三」などの映画にまつわるノンフィクションを相次いで発表し、話題となる。
最新刊は伝説の名作テレビドラマを題材にした「永遠なる「傷だらけの天使」」(集英社新書)で、全国の書店にて発売中。