安達正軌監督作品 齊藤あきら初主演
日本芸術センター第7回映像グランプリ・演技賞受賞作
親不孝役者
情けないにも、程がある。
工藤正明(齊藤あきら)は独身42歳、売れない役者。その実態は、居酒屋長候補のフリーアルバイター。スクリーンの星となる日を夢見てきたが、実家の父(品川徹)が余命わずかと知らされる。妹の春美(岩崎光里)は、すぐ帰郷するよう催促してくるが、これでは父に合わせる顔がない。長年の親不孝はいかんともしがたい、しかしせめて心安らかに旅立ってほしと願う正明は、横着者のつねでとんでもないことを思いつく。「そうだ、嫁さんを連れて帰省しよう!」かりそめの夫婦を演じる「相手役」として、強引に白羽の矢を立てたのは、片思いの相手でもある夏川あおい(篠原ゆき子)旧友の塩崎裕子(武藤令子)に頼みこみ、あおいを連れて、故郷の韮崎へと向かう――。
2017年9月4日(月)~10日(日) 横浜シネマノヴェチェントにて公開
ゲスト:安達正軌監督、齊藤あきらさん、篠原ゆき子さん
終演後、バースペースにてゲストを囲んでの懇親会あり(要別途会費)
どなたも笑えて、ちょっぴり泣ける、もしかしたら身につまされる?
安達正軌が、映像演技藩φ空集合の気鋭たちと、豪華ベテラン俳優陣を迎えお送りする、親不孝人情コメディ!
『呪怨』(清水崇監督)の関根先生役、『怪談』(山本清史監督)の教師役、『呪われた学校』(白石和禰監督)の教師役など、ホラー映画の先生役や新聞記者、検察官、医師など、ホワイトカラー役などで名脇役として定評のある齊藤あきら。初主演を務めている本作では、これまでの役柄を一変。知的とは言えないながらもいつも一所懸命、屈折しているが根は善良、しょうもない奴だが周囲に愛されているダメンズ系中年を熱演。日本芸術センター第7回映像グランプリで演技賞を受賞した。
ほかの出演者には、『共喰い』『ピンクとグレー』の篠原ゆき子、『喰女』『御手洗薫の愛と死』の武藤令子、『平成ガメラ』シリーズの螢雪次朗、『相棒』シリーズの川原和久、『鉛と鉄』の成瀬正孝、『龍三と七人の親分たち』の品川徹、といった豪華ベテラン俳優人たちが脇を固めている。
監督は『zoo』『しにぞこないの青』などの安達正軌が務め、「夢を追うには、それなりのリスクがあります。役者だけでなく、ミュージシャン、漫画家、もしかすると、会社員でも自営業でもそうなのかもしれません。「親の最後が見えた時、子どもは何をしてあげられるのか」そこからこの映画はスタートし、親不孝をしてきた、または、している人々の善意によって、長い年月をかけて完成しました。みなさんの心にある親不孝への懺悔が、少しでも軽くなることを祈ります。」とのコメントを寄せている。
篠原ゆき子,武藤令子,岩崎光里,市村直樹,山田昌,元木ちはや,芹口康孝,くぼたかし,林えりか,若宮奈々,摩耶,
村田啓治,針生麻衣,花澤豊孝,川原和久,螢雪次朗,成瀬正孝,重田千穂子,品川徹
脚本:安達正軌,映像演技藩φ空集合ほか 撮影:ニホンマツアキヒコ,加藤哲宏
音楽:照屋宗夫,荒木ケースケ,三柴恵 録音:島田宜之,山田卓爾
編集:市村直樹 編集協力:高橋信之,山中貴夫 カラリスト:福本淳
助監督:大山直記,菅原正登,鈴木農史 製作協力:間敏幸
監督:安達正軌
製作・配給:© 映像演技藩φ空集合 (2015年/カラー/93分)
2017年9月4日(月)~10日(日)、横浜シネマノヴェチェントにて公開
- 監督:大崎章
- 出演:渋川清彦, 光石研, 岡田浩暉, 河井青葉
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- 監督:内田英治
- 出演:渋川清彦, 忍成修吾, 岡野真也, 内田慈, 細田善彦
- 発売日:2016/11/25
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