3月23日（土）に、パルマジャパン国際短編映画祭(PJISFF)が、東京・キネカ大森をメイン会場に開催される。
コロナ禍の2022年に映画館支援を目的としながら、クリエーターと映画ファンが【まぐわう=交流できる場】を提供する為に、映画監督の藤井秀剛が発足した同映画祭は、「純粋さ」「野心」「実写」「オールジャンル」「年齢制限なし」を基軸に、時代の流行に左右されず、あらゆるタイプの作品を受け入れながら、気軽に参加できる映画愛溢れる映画祭を目指しているという。また、今年は世界三大ファンタスティック映画祭の一つである《ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭》との提携も果たすなど、勢いに乗っている。

注目は、他の映画祭に類を見ない、タブーを扱った『裏パルマセクション』。現代では上映できない過激すぎる作品や社会の禁忌を扱っている為に上映できないようなヤバイ作品を、劇場来場者のみが鑑賞できる。また、終了後に開催される授賞式＆レセプションは、上映チケットだけで誰でも参加できるとのことなので、気になっていた監督やキャストの方々と交流できる唯一無二の時間を過ごしたい人は早めにチケットを確保していただきたい。

映画祭オープニング上映作品

上映日時：3/23 　第１部(12:30～)
ジャパンプレミア
『Memories of the moon』
監督：Antoine Dricot
出演：Mailys Dumon,Sophie Marēchael
(ペルギー／日本語字幕上映／25mins）
ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭推薦作品。二人の女性が遭遇する摩訶不思議な一夜のお話。西欧の香りを楽しめて、少しだけ寂しさ残るファンタジー。
21年ぶりに月が見える特別な夜。今夜は、時間の流れるスピードが人それぞれ異なり、誰もその速さを事前に知ることはできない。そんな夜に出会い惹かれ合う二人の女性の物語。

映画祭クロージング上映作品

上映日時：3/23 　第５部(17:50～)
ジャパンプレミア『樹海で首を吊る』
監督：藤井秀剛　出演：半田一覇,望月智弥
(日本／英語字幕上映／30mins）
人気ホラー『お菊寺』から最新エピソードをお届け。夏に新作公開を控える藤井秀剛監督が、衝撃作『犬屋敷の怪奇』に続いて放つキックボクシング元日本チャンピオン、半田一覇さんデビュー作。実際に富士の樹海で撮影されている。米、Indie X 国際映画祭にて最優秀ホラー作品賞ノミネート作。
富士の樹海。そこは、年間 100 人以上の者が命を絶つ、世界的にも有名な自殺の名所。そこで出会ってしまった二人の男。一人の目的は自殺。しかし、もう一人の目的は自殺ではなかった……。

その他の入賞作品ラインナップとタイムテーブルの詳細はこちらでご確認ください。