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『トレンケ・ラウケン』公開記念

ラウラ・シタレラ監督特集
響きあう秘密

公式サイト 公式 𝕏 

2025年4月26日(土)より ユーロスペース、下高井戸シネマにて公開
ほか全国順次ロードショー

INTRODUCTION

アルゼンチンの映画コレクティブ「エル・パンペロ・シネ」の中心メンバーで、世界中の映画祭から注目される
ラウラ・シタレラ監督の全貌がついに日本でも明らかに!!

「ラウラ・シタレラ監督特集 響きあう秘密」画像ヴェネツィア国際映画祭やサン・セバスティアン国際映画祭など世界中の映画祭で上映され、2023 年カイエ・デュ・シネマ誌年間第 1 位を獲得、2024 年年末に行われた下高井戸シネマでの 4 日間の上映会はチケットが完売となるなど映画ファン必見の話題作『トレンケ・ラウケン』公開を記念して、ラウラ・シタレラ監督の全長編作品が特集上映される。
アルゼンチンの映画コレクティブ「エル・パンペロ・シネ」常連の役者やスタッフとシタレラが作り上げたサーガとも言えるシタレラの作品群は、個々の作品の謎めいた魅力がきらめきつつ、すべての物語が奇跡的に連動していくのが特色。『トレンケ・ラウケン』を観る前もしくは観た後に、シタレラたちが織りなす壮大な世界の秘密にもっと近づいてみてほしい。

監督:ラウラ・シタレラ Laura Citarella

ラウラ・シタレラ監督画像1981 年、ブエノスアイレス州ラプラタに生まれる。ブエノスアイレス映画大学の監督コースを卒業。2005 年より、マリアノ・ジナス、アレホ・モギシャンスキー、アグスティン・メンディラルスとともに映画製作会社エル・パンペロ・シネの一員となる。長編監督作として『オステンデ』(2011)、『ドッグ・レディ』(2015)、『詩人たちはフアナ・ビニョッシに会いに行く』(2019)、『トレンケ・ラウケン』(2022)がある。アルゼンチンにおける最も有力なインディペンデント映画プロデューサーの一人であり、プロデュース作品としてマリアノ・ジナス監督『並外れた物語』(2008)、『ラ・フロール 花』(2018)、アレホ・モギジャンスキー監督『カストロ』(2009)、『オウムと白鳥』(2013)、『黄金虫』(2014)、『金のために』(2019)などがある。

上映作品紹介

オステンデアルゼンチン/2011 年/85 分/スペイン語/DCP/原題:Ostende
監響:ラウラ・シタレラ|製作:マリアノ・ジナス|撮影:アグスティン・メンディラルス
録音:ロドリゴ・サンチェス・マリニョ|編集:アレホ・モギシャンスキー|音楽:ガブリエル・チュフニク
出演:ラウラ・パレーデス、フリアン・テジョ、サンティアゴ・ゴベルノリ、デボラ・デフティアル、フェルナンダ・アラルコン、フリオ・シタレラ

「オステンデ」画像 「イカロスとミノタウロス」画像

ラジオのクイズコンテストの懸賞で、ブエノスアイレス近郊オステンデのホテルを訪れたラウラ。だがリゾートはシーズンオフ。後から合流する彼氏を待つ間、彼女は 2 人の若い女を連れた中年男を観察しはじめる。男の奇炒な態度に好奇心をくすぐられ、密かにくり広げられているかもしれない中年男をめぐる物語を解き明かそうと想像をふくらませてゆくが…。ヒッチコックやロメールへ目配せをしつつ、日常に潜むフィクションにのめり込む女性を描いた監督デビュー作。シタレラは『トレンケ・ラウケン』に連なるサーガの一篇であり、異なる世界にいる同じ登場人物の物語だと語っている。

ドッグ・レディアルゼンチン/2015 年/98 分/スペイン語/DCP/原題:La Mujer de los Perros
監督:ラウラ・シタレラ、ベロニカ・ジナス|製作:エル・パンペロ・シネ|撮影:ソレダ・ロドリゲス
編集:イグナシオ・マスジョレンス音響:マルコス・カノサ|音楽:フアナ・モリーナ
出演:ペロニカ・ジナス、フリアナ・ムラス、ヘルマン・デ・シルバ、フアナ・サラ

「ドッグ・レディ」画像 「ドッグ・レディ」画像2

ひとりの女性がたくさんの犬に囲まれて、平原を横切っていく。
彼女はブエノスアイレス郊外の空き地に自らの手で建てた小屋で、10 匹の犬とともにひっそりと暮らしている。金も使わず、言葉も喋らず、社会からはみ出たような謎の女。だが無秩序に肥大化した大都市の周縁には、彼女のような謎が謎のままで存在できる世界が広がっている。狩りに出て、食事をし、水辺を眺め、やがて死ぬ。そんな原初的な自由が許された世界の、彼女は名もなき観察者なのかもしれない。主人公を演じるのはエル・パンペロ・シネのマリアノ・ジナスの姉ベロニカ・ジナス。ベロニカの発案を彼女とシタレラが共同監督した作品。

詩人たちはフアナ・ビノョッシに会いに行くアルゼンチン/2019 年/98 分/スペイン語/DCP/原題:Las Poetas visitan a Juana Bignozzi
監督:ラウラ・シタレラ、メルセデス・ハルフォン|製作:エル・パンペロ・シネ、メルセデス・ハルフォン
撮影:イネス・ドゥアカステラ、アグスティン・メンディラルス
編集:ミゲル・デ・スピリア、アレホ・モギシャンスキー|音響:マルコス・カノサ
出演:マルティン・ロドリゲス、マルセリーナ・ハルマ、マルティン・ガンバロータ、グラシエラ・ゴルドチュルク、アナ・ポルア

「詩人たちはフアナ・ビノョッシに会いに行く」画像 「詩人たちはフアナ・ビノョッシに会いに行く」画像2

もしも、詩と映画を対峙させたら何が語られるのか?
フアナ・ビニョッシという詩人が死んだ。彼女の詩を世に遺したいと願う若い詩人メルセデス・ハルフォンは、ラウラ・シタレラたちとビニョッシについての映画を作ることにする。遺品を整理しながらビニョッシの詩に向き合う女性たち。プロットもなくはじまったこのプロジェクトは、彼女たちが予想だにしなかった複雑で繊細なものへと進化していく。『トレンケ・ラウケン』と同時期に制作された今作では、アレクサンドラ・コロンタイや書物への書き込みといった共通のエピソードが語られ、シタレラ作品の最重要テーマである「共同体への希求」が、軽やかに切実に記録されている。

関連情報

『トレンケ・ラウケン』

カイエ・デュ・シネマ誌ベストテン第 1 位
世界中の批評家や映画ファンを魅了した南米の迷宮的ミステリー

14 時間を超える大作『ラ・フロール』のマリアノ・ジナスを筆頭に、協働的かつインディペンデントな映画制作を 20 年以上続けてきたアルゼンチンの映画コレクティブ「エル・パンペロ・シネ」。今、世界中の映画祭から注目されるこの集団の集大成的作品がラウラ・シタレラ監督『トレンケ・ラウケン』だ。今作は 4 時間超のボルヘス&ボラーニョ的迷宮ミステリーでありつつ、誰もが楽しめる娯楽作であり、探偵もの、メロドラマ、クィア、フェミニズム、SF など様々なジャンルや要素を越境しながら吸収して、誰も見たことのない境地へと観客を連れていく。

平原に消えた1人の女性、彼女を探す 2 人の男たち
アルゼンチンの片田舎トレンケ・ラウケンで、ひとりの植物学者の女性ラウラが姿を消す。取り残された二人の男たち―恋人のラファエル、同僚のエセキエル―は、彼女を追って町や平原をさまよう。彼女はなぜいなくなったのか。この土地には何が眠っているのか。映画が進むにつれ物語は予想のつかない多方向へと広がり、謎はさらなる謎を呼び、秘密は秘密として輝きはじめる。

「トレンケ・ラウケン」画像 「トレンケ・ラウケン」画像2

2023 年カイエ・デュ・シネマ誌ベストテン第 1 位
第 79 回ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門

監督:ラウラ・シタレラ 脚本:ラウラ・シタレラ、ラウラ・パレーデス 製作:エル・パンペロ・シネ
出演:【 Part1】ラウラ・パレーデス、エセキエル・ピエリ、ラファエル・スプレゲルブル、セシリア・ライネロ
【 Part2】ラウラ・パレーデス、エセキエル・ピエリ、フリアナ・ムラス、エリサ・カリカホ、ベロニカ・ジナス
アルゼンチン、ドイツ/2022 年/スペイン語/DCP/ Part1 (128 分)、Part2 (132 分) / 原題:Trenque Lauquen
配給:トーデスフィルム、ユーロスペース

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2025年4月26日(土)より ユーロスペース、下高井戸シネマにて公開
ほか全国順次ロードショー

2025/04/22/18:57 | トラックバック (0)
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