新作情報

息子を失い、私の世界は動きを止めた。 その爆破事件の真実を知るまでは――。

ブローン・アパート

『ブローン・アパート』 『ブローン・アパート』2 http://blown-apart.com/

2011年1月29日(土)より、
シネパトス銀座他にて全国順次ロードショー

INTRODUCTION

情事の午後に息子が死んだ。爆破事件に巻き込まれて……。

『ブローン・アパート』ロンドン。ある午後、幼い息子と夫をサッカー観戦に送り出し、恋人と情事を楽しむ“若い母親”の目に、TVが映し出すスタジアムでの大規模な自爆テロの映像が飛び込んで来た。彼女の息子と夫も犠牲となり、罪悪感と喪失感に彼女の心は引き裂かれる。警察官だった夫の上司が悲しみを癒そうと近づくが、そんな時、彼女は恋人の新聞記者の追究から、警察が隠そうとする驚愕の真実を知ってしまう……。

『ブロークバック・マウンテン』、『シャッターアイランド』のミシェル・ウィリアムズ×『天使と悪魔』のユアン・マクレガー。
実力派スターの共演で贈る、愛と裏切りのサスペンス

“若い母親”が爆破テロで幼い我が子を失う。しかも、情事の最中に。そんな衝撃的な悲劇から始まる、愛と裏切りのサスペンスが幕を開ける。
良き母でありながら欲望に翻弄され、絶望の中から真実に近づいていく女という難しい役を演じ切ったのは、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた『ブロークバック・マウンテン』(05)、『シャッターアイランド』(09)の若手実力派女優ミシェル・ウィリアムズ。女の弱さと強さ、そして我が子への深い愛と身を切るような哀しみの表現は、観る者の心を揺さぶる。
テロ事件の裏に潜む闇に気づき、それを追究していく恋人の新聞記者を演じるのは、『天使と悪魔』(09)の実力派スター、ユアン・マクレガー。享楽的な人生を送っていた彼が、テロ事件をきっかけに変わっていくドラマをもリアルに体現する。
そして、夫の上司であるテロ対策部門長のテレンス役に、『プライドと偏見』(05)のマシュー・マクファディン。
監督は、等身大の女性を描いて大ヒットした『ブリジット・ジョーンズの日記』(01)のシャロン・マグアイア。コメディとサスペンスというジャンルは異なるものの、再び等身大の女性を赤裸々に描き、リアルな感情でスリリングに物語を引っ張る。音楽は、『LOVERS』(04)の梅林茂。静かに降り続く雨のように哀しみを包み込む。

テロ事件の裏に潜む、警察が隠そうとする驚愕の真実とは?

『ブローン・アパート』3ロンドン、イーストエンドの生活感あふれる日常、サッカーのアーセナル・ファンである主人公一家の対チェルシー戦への熱狂、亡くなる数日前に息子と遊びに行った海辺の美しい風景。誰もが共感できるありふれた日常が淡々と描写されているからこそ、テロで全てが変わってしまう恐怖、さらには、平凡な日常を守るべき警察が真実を隠そうとしている、という恐怖が、リアリティをもって迫る。
主人公には名前がない。“若い母親”という役名には、我が子を、そして目の前の命を守ろうとする“母的なる愛”という普遍的な意味が込められているといえよう。
原作は、オサマ・ビン=ラディンへの手紙という斬新な語り口で綴られた世界的ベストセラー『息子を奪ったあなたへ』(ハヤカワepi文庫/原題INCENDIARY)。
テロが蔓延する時代、その“真実”はあなたの心を粉々にする。

2011年1月29日(土)より、
シネパトス銀座他にて全国順次ロードショー

Production Note

ミシェル・ウィリアムズ=“若い母親”

本作の製作に関わった時、奇しくもシャロン・マグアイア監督と主演のミシェル・ウィリアムズは、私生活で母親になったばかりの時期だった。シャロンは2年をかけて、細部にまでこだわった脚本を書き上げた。  マグアイア監督は、“若い母親”について「良き母親であると同時に、欲望を押さえ切れない罪深い女です」と語る。「この作品の登場人物は、みな罪深い。そこが気に入っているところです」  一方、母親になってすべての見方が変わったと言うウィリアムズにとって、欲望と母性の両方を抱える若い母親役は「ずっとやりたいと思っていた役」だったという。彼女は、撮影の間、週6日、終日この難しい役になりきり、渾身の演技をみせた。「砂嵐に巻き込まれているような気持ちだった。悲しくて前が見えないの」  彼女は、このサスペンス映画を、「ひとりの母親が、自責の念にさいなまされながらも、次第に解放され、愛を感じていく感動的な物語」と描写する。「どんな女性でもこの若い母親に共感できると思います」。

ユアン・マクレガー=新聞記者ジャスパー

『ブローン・アパート』4マグアイア監督は、ジャスパーというキャラクターに思い入れがあるという。「汚いやつだけどユーモアがあり、いい暮らしをしている。そして物事を深く考えない。ロンドンにはそういうタイプが大勢います」  しかし、彼は“若い母親”との出逢いから一変し、真実を追究し始める。マグアイア監督は、ユアン・マクレガーを思い浮かべながらこのキャラクターを書いた。「不完全な人間だけど憎めない。そしてセクシーな男として」  そんな男を体現したユアン・マクレガーは、ジャスパーが出逢う“若い母親”のキャラクターを「今まで読んだ脚本の中で一番素晴らしい女主人公」と語る。「ミシェルが演じると、圧倒された。彼女は、難しい役を完璧に演じたよ!」

舞台=ロンドン、イーストエンド

本作の舞台は、ロンドンの下町・イーストエンド。労働者階級の“若い母親”は、第2次大戦の爆撃で穴があいた跡に建てられたレンガ作りの公団に住む。その向かいには破壊されずに残った美しいジョージアン様式の建物があり、エリート階級である全国紙の新聞記者ジャスパーが住む。「まったく異なる種類の人間たちが、向かい合わせに住んでいるのです」とマグアイア監督は言う。  本作において、イーストエンド訛りの英語は、そこに住む労働者階級の主人公を表現する重要なアイテム。アメリカ人でありながら、かつて出演したイギリス映画『ミー・ウィズアウト・ユー』(01)でイギリス英語を高く評価されたウィリアムズ(それを観たマグアイア監督がイギリス人だと思い込んだほど)だが、「イーストエンドの英語への挑戦は勇気がいったはず」と監督は語る。事実、ウィリアムズは、自然に訛りが出るように、撮影開始1ヶ月前にロンドンに入り、人々の会話を聞いて回るなど努力をしてリアルな主人公を創り上げた。

C R E D I T

監督/脚本:シャロン・マグアイア
キャスト:ミシェル・ウィリアムズ「ブロークバック・マウンテン」「シャッター アイランド」、
ユアン・マクレガー「天使と悪魔」「ビッグ・フィッシュ」 マシュー・マクファディン
プロデューサー:アンディ・パターソン、アナンド・タッカー
原作:「息子を奪ったあなたへ」クリス・クリーヴ著(早川書房) 英語表記:BLOWN APART
2008/イギリス/シネスコ/ドルビーデジタル/100min/R15+
提供:日活/ハピネット 配給:リベロ/日活
(C) 2008 CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION/
INCENDIARY LTD. ALL RIGHTS RESERVED
http://blown-apart.com/

2011年1月29日(土)より、
シネパトス銀座他にて全国順次ロードショー

ブリジット・ジョーンズの日記 【ブルーレイ&DVDセット 2500円】 [Blu-ray]
ブリジット・ジョーンズの日記 【ブルーレイ&DVDセット 2500円】 [Blu-ray]
  • 監督:シャロン・マグワイア
  • 出演:コリン・ファース, ヒュー・グラント, レニー・ゼルウィガー
  • 発売日:2010-09-23
  • おすすめ度:おすすめ度3.0
  • Amazon で詳細を見る
息子を奪ったあなたへ (ハヤカワepi文庫 ク) [単行本]
息子を奪ったあなたへ (ハヤカワepi文庫 ク)

2011/01/23/02:56 | トラックバック (0)
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