第70回カンヌ国際映画祭<審査員賞>受賞
ロシアの鬼才アンドレイ・ズビャギンツェフ最新作(『父、帰る』『裁かれるは善人のみ』)
ラブレス
失踪した「愛せない息子」――。
その行方を追う身勝手な両親が見つけるのは、本当の藍か、空虚な幸せか。
離婚協議中のボリスとジェーニャの夫婦は、それぞれすでに別のパートナーがいて、早く新しい生活に入りたいと苛立ちを募らせていた。12歳になる息子のアレクセイをどちらが引き取るかについて言い争うふたり。耳をふさぎながら両親の口論を聞いていたアレクセイはある朝、学校に出かけたまま行方不明になってしまう。夫婦は自分たちの未来のために息子を探すが……。
2018年4月7日(土)、新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町、
YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国公開
研ぎ澄まされたサスペンス、張りつめる緊張感
行き着くのは映画史に残る慟哭のクライマックス!
初長編『父、帰る』(03)でヴェネツィア国際映画祭の最高賞である金獅子賞を受賞し、『裁かれるは善人のみ』(14)ではカンヌ国際映画祭・脚本賞、ゴールデン・グローブ賞・外国語映画賞受賞、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされるなど、作品を発表するごとに世界の注目を浴びるロシアの鬼才アンドレイ・ズビャギンツェフ監督の最新作『ラブレス』。第70回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したのを筆頭に、世界の映画祭で外国語映画賞を受賞&ノミネートを重ね、第90回(本年度)アカデミー賞®でも外国語映画賞にノミネートされるなど、同監督の最高傑作との呼び声が高い。
自分を愛してくれる人との幸福を渇望し、自分が愛せなかった息子の行方を追う身勝手な両親。あまりにも大切な存在を失って初めて見つけたものは、本当の愛か、それとも空虚な幸せの正体か。愛なき世界を反転させられるものとは一体何なのか、まだやり直すことはできるのか。そして息子の安否は――。最後まで緊張感がゆるむことなく進んでいくこの不穏なサスペンスは、映画史に残る慟哭のクライマックスへ向かっていく。鬼才アンドレイ・ズビャギンツェフがこの時代に生きる私たちへ贈る、本当の幸せを手に入れるために今観るべき物語だ。
共同脚本: オレグ・ネギン
出演: マルヤーナ・スピヴァク、アレクセイ・ロズィン
2017/ロシア、フランス、ドイツ、ベルギー映画/ロシア語/シネスコ/127 分/字幕翻訳:佐藤恵子/原題:Nelyubov/英題:Loveless R15+ 提供:クロックワークス、ニューセレクト、STAR CHANNEL
配給:クロックワークス、アルバトロス・フィルム、STAR CHANNEL MOVIES
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2018年4月7日(土)、新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町、
YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国公開
- 監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ
- 出演:ナジェジダ・マルキナ, アンドレイ・スミルノフ, アレクセイ・ロズィン, エレナ・リャドワ
- 発売日:2015/11/27
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- 監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ
- 出演:コンスタンチン・ラヴロネンコ, マリア・ボネヴィー, アレクサンドル・バルエフ, ドミトリー・ウリヤノフ
- 発売日:2015/11/27
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