夏はかつて退屈ではなかった。
しかし今やオレは夏を持て余している。
扇風機の風を受けながら深夜にうろうろと。
久しぶりにホットヨガに出かけたら
久しぶりに会うVocalの女の子にばったり。
元気そうで安心。インストラクターを目指すとのこと。
いつか教わる日が来るのかな。
退屈しのぎに長年の課題、ソファの張り替えと修理を決意。
16年以上前にローラ・アシュレイで買ったものなんだが、
同じような生地で張り替えると12~15万かかり
更にアーム部分のグラグラは修理受け付け不能と言われてしまう。
羽毛のクッションだけに身体に馴染んでるから手放したくはないし
捨てるだけでも今や結構お金もかかる。
思案しながら自転車で近所をふらついてたら
ソファ・椅子修理……の小さな看板を見つけた。
半分閉まったシャッターを覗いて声をかけたんだが
誰も出てこない……こないけどおじさんたちの楽しい話声はする。
三回大声で怒鳴ったらやっと出てきて、
これからいくよ、と気さくに話がきまる。
五分後 二人の椅子職人が我が家のソファをチェック。
なんか、こういうおじさん達いいなぁ……。
後日、生地見本を持ってきてもらい
生地を選んで見積もりをもらうことにした。
で、選ぶ→見積もりが来る→\112770(税込)
生地はローラ・アシュレイではなくなるが感じのいい南仏風のだし
第一、ローラ・アシュレイ(かつて購入した銀座店)で放棄した
アーム部分のグラグラは直るのだからおじさんに頼むことにする。
稼いだ金は地元で使う(なるべく)というオレのささやかなポリシーに準じた。
昨夜と一昨日の夜にNHK・BSで再放送してた
「クライマーズ・ハイ」というテレビドラマを見た。
昔見たテレビドラマみたいで見応えがあった。
このキャスティングが民放と肝の座り方が違い、
テレビ屋の意地と粋を感じる、
佐藤浩市を主演にして両隣が松重豊と光石研。
部下に大森南朗と新井浩文だし上司は岸辺一徳だ。
更にそのまわりがもう渋いやら予定調和だわ、杉浦直樹は車椅子だわで、
スッゴいオレ的には70年代テレビドラマ的でよかった。
映画的じゃないのね。気骨のあるテレビドラマなのよ。
無駄に移動ショットあるし。スケール感あるようでないし。
時々、劇画になるし。
でも、丁寧で視聴率主義ではないけど、
ちょっと気にするみたいな色気が顔出してて更に好きなの。
久しぶりに佐藤浩市よかったなぁ……
こういうのやると佐藤浩市いいよなぁ……地力が違うよなぁ。
「魚影の群れ」先日また見直してたんだけど、俳優らしいんだよね。
役者というより俳優。
役者と俳優のオレの中のカテゴリーを刺激するんだよな。
基本、俳優がセンターにいて廻りの守備を役者で固め
またトオイメンに俳優がぎらつくのが いいんだよな。
深々と作品と関わった人々に頭を下げる。内容は また別。
しかし この作品の成立に深いリスペクト。
でも なんで 前編と後編で演出家が変わるんだろう?
それもまたテレビ的なのか?ちょっと理解できないけど……。
さて もうすぐ 南の島に行く。
何もないだろうが 透き通った海がある。
主なキャスト / スタッフ
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