60歳を間近にして「老い」という“人生の命題”に直面しながらも、果敢に“最高の人生”を模索し続けるヒロインの奮闘を、思わず苦笑いしてしまうような共感あふれる笑いをまぶして描いた、ビタースウィートなヒューマンドラマ『最高の人生をあなたと』公開を記念して特製カレンダーを3名様にプレゼントします。
ご希望の方は、『最高の人生をあなたとカレンダー』(メールでご応募の場合は件名)と、「お名前・ご住所・電話番号 ・年齢」を明記の上、こちらのこちらのアドレスか、メールフォームからご応募下さい。
◆応募締め切り:2012年2月4日(土)応募受付分
※応募者多数の場合は抽選となります。
◆公式サイト:http://saikou-jinsei.com/
註)ご提供いただいた個人情報は、本プレゼント以外の目的では一切使用いたしません。また、個人情報そのものも招待状発送後一週間で破棄します。当選者の発表は、招待状の発送をもってかえさせていただきます。なお、当選に関するお問合せへの回答はいたしかねます。予めご了承下さい。
最高の人生をあなたと
http://saikou-jinsei.com/2012年2月4日(土)よりBunkamuraル・シネマ にてロードショー
“20歳か80歳か”だけが選択肢じゃない。
その中間にある何かを、あなたと見つけたい
若さの勢いだけで日々を突っ走ってきた青春時代、幾たびかの苦難を乗り越え、それなりに充実した結婚生活も早や30年。手塩にかけて育てあげた子供たちもようやく独立し、いよいよ夫婦ふたりきりの“第二の人生”が今、まさに始まろうという時、世間から“老い”と呼ばれる自らの年齢に直面し、今さらながら愕然とする。
人はどのように美しく年齢を重ねていけばいいのか。
愛する人との“生涯の伴侶”の誓いは、永遠ではないのか。
2012年のオリンピック開催地ロンドン。今、世界から熱い注目を浴びる躍動する国際都市を舞台に、60歳を間近にして、そんな誰もが一度は噛みしめる “人生の命題”に直面しながらも、果敢に“最高の人生”を模索し続けるヒロインの奮闘を、思わず苦笑いしてしまうような共感あふれる笑いをまぶして描いた、ビタースウィートなヒューマンドラマの誕生である。
イギリス人の母とイタリア人の父を持つメアリーは、建築家として世界的な名声を博するアダムと、ロンドンの街で30年に及ぶ結婚生活を送ってきた。3人の子供たちはすでに独立し、孫にも恵まれたメアリーは、突然彼女を襲う“記憶の空白”をきっかけに、夫婦の“老後”を考えたとき、ふとした疑問が心に芽生える。「私の人生って何?」
高級ブランドのドレスを身にまとい、ゴージャスに着飾っても、なぜか気分は晴れない。若くて美しい娘たちと自分を、ついつい見比べてしまう。そんな社会的な疎外感に囚われたメアリーと、若いスタッフとの新プロジェクトに新たな情熱を燃やすアダム。これまで円満だった夫婦の仲は、次第にギクシャクしてゆく。果たして、メアリーはもう一度、女として大輪の花を咲かせることができるだろうか?そして、夫婦は離別の危機を回避することができるのか?
老眼鏡をかけないと、アイメイクができない。立ち上がるとき、ついつい介助用手摺りを掴んでしまう。満員のバスで立っていると、若者から席を譲られる……若いつもりでも、否が応にも「年齢をとった」と実感せざるを得ない、そんな誰もが思い当たる“あるある体験”に爆笑しつつ、やがてそんなシビアな現実を我が身と重なりあわせ、思わずホロリ。劇中、「実際の年齢と精神年齢は、8歳も違う」という台詞に胸を衝かれる人も少なくないだろう。
しかし、そんな“老いの現実”をしなやかに受容し、長年にわたる夫との結婚生活の中に自分自身の“最高の人生”を見い出すメアリーの変化は、無意識の裡にネガティヴイメージの先入観に囚われた“老い”の価値観から、私たちを爽快感たっぷりに解放してくれるはずだ。
成熟は、人間のたしかな成長の証であり、そのありのままの美しさに気づいたとき、人生はこれまでにない最高のご褒美を私たちに与えてくれる。それはメアリーにとってアダムとの“生涯の伴侶”の誓いを、若々しくフレッシュな愛とともに再認識することだ。
“還暦”を直前に自分の居場所を模索してあえぐメアリーを演じるのは、『ブルーベルベット』『ふたりのトスカーナ』のイザベラ・ロッセリーニ。イタリアン・ネオレアリズモの巨匠ロベルト・ロッセリーニと、世紀の美女イングリッド・バーグマンを両親に持つ映画界のサラブレットのイザベラにとって、このコスモポリタンなメアリーについて「とても身近な存在」と証言するように、ほとんどノーメイクに近い起きぬけの朝の素顔を披露したかと思いきや、“イタリアのマンマ”を想起させる豊満な肉体美を惜しみなく露わにする大胆さで、観る者を魅了する。その一方で、ブルガリのドレスを颯爽と着こなすや持ち前のスタイリッシュな美しさを垣間見せるなど、老いに差し掛かったヒロインの本音と大人の成熟美をキュートに体現し、女優としての新境地を拓いたといっても過言ではない。
対する、夫アダム役には、『蜘蛛女のキス』でアカデミー主演男優賞に輝き、近年も『ロビン・フッド』『イエロー・ハンカチーフ』などの大作、話題作で名優健在を実証するウィリアム・ハート。若いスタッフとの新プロジェクトに刺激を受けて、いつしか皮ジャンにジーンズ姿で“若返る”や、たちまち70年代のヒッピーを彷彿させるワイルドさを振りまく建築家アダムの気難しく神経質な内面に隠された愛嬌に、思わず微笑。いつになく肩肘張らぬ軽やかな魅力で、ロッセリーニと酸いも甘いも噛みわけた円熟の夫婦像を息もぴったりと銀幕に焼き付けてみせる。
監督・脚本を手がけたのは、長編第一作『ぜんぶ、フィデルのせい』で60年代の社会変革の渦中に放り出された少女の戸惑いを通して、時代の空気感をヴィヴィッドに今に甦らせたジュリー・ガヴラス。『Z』でアカデミー外国語映画賞、『ミッシング』でカンヌ国際映画祭パルムドールに輝く名匠コスタ=ガヴラスを父に持つジュリーは、世界各地の映画祭での父の回顧上映に触れた際、老いと第二の人生をめぐるこの映画のアイディアが浮かんだという。
家族、社会、他者との関係において、自分の居場所を見つけ出そうともがく60歳直前の夫婦の葛藤と、誰もが思い当たる“老い”の現実を愛情とユーモアあふれる感受性で掬い取り、観る者の共感を誘う巧みなストーリーテラーぶりに父親譲りの才気を発揮、今後、要注目の若手監督の一人に名乗りを上げた。
メアリーの母ノラに、『フランス軍中尉の女』『タロットカード殺人事件』のドリーン・マントル。アダムの親友でビジネスパートナーのリチャードに『眺めのいい部屋』『フォー・ウェディング』のサイモン・キャロウ。アダムの部下で、後に彼と不倫の関係に陥るマヤ役にダルデンヌ兄弟の『ロルナの祈り』でヒロインを演じ、注目されたアルタ・ドブロシと、多彩な個性派キャストの共演も見逃せない。
また、美しいロンドンの街並みの中で、夫婦の危機をユーモラスかつ快活にとらえた撮影監督は、『ぜんぶ、フィデルのせい』に続いてジュリー・ガヴラスとコンビを組むナタリー・デュラン。美術デザインを『トプシー・ターヴィー』(日本ではテレビ放映のみ)、『英国王のスピーチ』と2度アカデミー賞候補となったイヴ・スチュワートが手がけている。
今や世の中は、アンチ・エイジングではなく、ウィズ・エイジングの時代。自分らしい生き方を探し当てることで、人生は何度でも美しい大輪の花を咲かせることができる。この映画には、“老いの危機”を迎えた夫婦たちが“生涯の伴侶”となるための、数多くの最高の人生へのヒントが散りばめられている。現代人にとって必見だ。
エイダン・マクアードル,アルタ・ドブロシ,ルーク・トレッダウェイ,レスリー・フィリップス,
ヒューゴ・スピアー,ジョアンナ・ラムレイ,サイモン・キャロウ
監督:ジュリー・ガヴラス 脚本:ジュリー・ガヴラス、オリヴィエ・ダザ
プロデューサー:シルヴィー・ピアラ、ベルトラン・フェヴル
エグゼクティブ・プロデューサー:シドニー・デュマ 撮影:ナタリー・デュラン
美術:イヴ・スチュワート 編集:ピエール・アベレ 衣装:マリアンヌ・エイガートフト
音楽:ソディ・マルシシェヴァー 音響:マルク・バスティアン、フランソワ・デュモン
2011年/フランス・ベルギー・イギリス合作/英語/90分/ビスタサイズ/ドルビーSR
原題:Late Bloomers 字幕翻訳:松浦美奈 プレス協力:増田統
提供:ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム
©2010 Gaumont - Les Films du Worso - Late Bloomers Ltd
http://saikou-jinsei.com/
2012年2月4日(土)よりBunkamuraル・シネマ にてロードショー
- 監督:デイヴィッド・リンチ
- 出演:カイル・マクラクラン, イザベラ・ロッセリーニ, デニス・ホッパー, ローラ・ダーン
- 発売日:2012/02/03
- おすすめ度:
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- 監督:ジュリー・ガヴラス
- 出演:ニナ・ケルヴェル, ジュリー・ドパルデュー, ステファノ・アコルシ
- 発売日:2008/10/03
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