最愛の妻のガン再発を機に、妻の代わりに渋々合唱団に参加することになった72歳のガンコ者が、新しい仲間と出会い変化していく姿を描いた感動作。主演はイギリスが生んだ世界的名優テレンス・スタンプとヴァネッサ・レッドグレイヴ。本作『アンコール!!』の一般試写会に10組20名様をご招待します。
◆会場:よみうりホール (東京都千代田区有楽町1-11-1 読売会館7階 B2階~6階 ビックカメラ)
◆『アンコール試写』(メールでご応募の場合は件名)と、「お名前・ご住所・電話番号 ・年齢」を明記の上、こちらのアドレスか、メールフォームからご応募下さい。
◆応募締め切り:2013年6月11日(火)応募受付分※応募者多数の場合は抽選となります。
◆公式サイト:http://encore.asmik-ace.co.jp/
註)ご提供いただいた個人情報は、本プレゼント以外の目的では一切使用いたしません。また、個人情報そのものも招待状発送後一週間で破棄します。当選者の発表は、招待状の発送をもってかえさせていただきます。なお、当選に関するお問合せへの回答はいたしかねます。予めご了承下さい。
鑑賞後、Twitterなどご自身のSNSなどでぜひ感想を投稿してください。
『フル・モンティ』や『カレンダーガールズ』を彷彿とさせる、
万人に愛される作品。――Reel Film Reviews
http://encore.asmik-ace.co.jp/
2013年6月28日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、
7月5日(金)より全国公開
“アンコール!!”それは、あなたを呼び戻す声。
客席に<拍手と感動>の魔法が降り注ぐ、
想定外のカムバック・エンタテインメント!!
2012年、トロント国際映画祭。クロージング作品の上映終了後、会場は涙と笑顔で溢れていた――。この2月に本国イギリスで待望の公開を迎えた『アンコール!!』。この夏、いよいよ日本にもその感動がやってくる!
イギリスが生んだ世界的名優テレンス・スタンプとヴァネッサ・レッドグレイヴを迎え、英国アカデミー賞新人賞ノミネートの新鋭ポール・アンドリュー・ウィリアムズ監督が脚本も手がけた半自伝的物語。ポップやロックを歌う合唱団を舞台に、一組の老夫婦とその家族や仲間たちが、何かに傷つきながらも<もう一度人生を楽しむ>、共感度100%の愛すべき【カムバック・エンタテインメント】が、ここに誕生した。
大切な人のため。自分のため。人生の輝きを取り戻すのに、遅すぎることなんて絶対ない。胸を打つ“歌”の数々、元気と勇気がわきあがる予想もつかない物語が、今、幕を開ける――!
72歳の大決心。
ロックでポップな合唱団で歌うのは、人生初のラブソング!
ロンドン。無口で気難しいアーサーは、隣近所でも有名なガンコ者で、息子ともギクシャク。唯一、笑顔を見せるのは、最愛の妻マリオンにだけ。病弱だが陽気なマリオンの趣味は、ロックやポップに挑戦するちょっと変わった合唱団“年金ズ”で歌うこと。ある日、“年金ズ”が国際コンクールのオーディションに出場することに!しかし、喜ぶマリオンに、なんとガンが再発したという告知が――。
練習に行けないマリオンのたっての頼みで、アーサーは、妻の代わりに渋々合唱団の扉を叩く。美人なのに恋愛ベタな音楽教師エリザベスや、個性派だらけの仲間との出会いは、アーサーの毎日を思いもよらない方向へ連れて行く……。
間近に迫ったコンクール。マリオンがアーサーにどうしても伝えたかったこととは? そして、自分の殻に閉じこもっていた72歳のアーサーを待ち受ける、新たな人生のステージとは――?!
イギリスの二大名優テレンス・スタンプとヴァネッサ・レッドグレイヴの“名演”と心からの“歌”。
主人公のアーサーを演じるのは、デビューと同時にアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、『プリシラ』『イギリスから来た男』『ワルキューレ』など数々の代表作を持つ、テレンス・スタンプ。かつて“世界で最も美しい男”と称えられた彼も73歳。強面で不器用だが、大好きな妻には頭があがらないどこかチャーミングな老人役を、リアルに演じている。アーサーの妻マリオンに、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、トニー賞の受賞経験を持ち、『ジュリエットからの手紙』の好演も記憶に新しいヴァネッサ・レッドグレイヴ。お互いをいたわり無条件に愛し合う老夫婦を、風格の中に軽やかなユーモアを滲ませて演じるふたりの芝居は、これぞ“名演”と呼ばずにいられない。そして、何よりも、ふたりがソロで披露する“歌”は、涙腺が刺激されてしまう本作最大の見所!
その他、アーサーの生活を大きく変えて行く音楽教師エリザベスに、『007/慰めの報酬』のボンドガールに抜擢され、全米No.1映画『ヘンゼル&グレーテル』のヒロインも務めた若手女優ジェマ・アータントン。アーサーとマリオンの息子ジェイムスにクリストファー・エクルストンなど、実力派が脇を固める。
まるでシニア版「gleeグリー」
!?シニアコーラスが歌うヒット曲の数々。
世界中に数々のシニア合唱団が実在するが、本作の“年金ズ”が歌うのは、懐かしいロックやポップのヒット曲。シンディ・ローパー「トゥルー・カラーズ」、シーロー・グリーン「クレイジー」、モーターヘッド「エース・オブ・スペーズ」、スティーヴィー・ワンダー「サンシャイン」、そして、ビリー・ジョエル、ルーファス&チャカ・カーン……などなど。誰もが一度は聞いたことがあるメロディに、思わず一緒に歌い、踊り出したくなってしまう。さらに、エンディングを締めくくる主題歌は、『タイタニック』でも有名な世界の歌姫セリーヌ・ディオン。本作のために書き下ろした新曲“Unfinished Songs”が放つ力強い光は、映画を観終わった後も心を明るく照らし続けてくれる。
実体験から普遍的な物語へ
「半自伝的と言ってもいい。思わず家族を失った時を思い出して、泣いてしまったシーンもあるんだ」。自分の家族の体験を基に本作を描いた、脚本家であり監督であるポール・アンドリュー・ウィリアムズは語る。「基本的には男が自分を見つける物語なんだ。人は何歳になっても、何かによって劇的に変わる」。彼は感傷的にならないイギリス的な思考の持ち主だ。「老人はよだれを垂らして家にこもっていると思っている人もいるけど、実際は楽しんでいる。大勢で集い、セックスについても語り合う。老人も大いに毎日を謳歌していることを知ってもらいたかった」
「ポールはとても面白い男だが、実にリアルな脚本を書く。この映画を見て、感情移入できず、ちっとも涙がこぼれない人はいないよ」とプロデューサーのケン・マーシャルは語る。
この「素晴らしくよく書けた脚本」に、イギリスを代表する伝説の女優ヴァネッサ・レッドグレイヴはすぐにオファーを受け入れた。今も社会意識の高い彼女は、一部の作品を除いて、高齢者を描いた映画は多くはないと指摘する。「私の演じたマリオンがシニア合唱団に入るというのがいいわ。とても特別なテーマ。でも重要なのはテーマだけじゃなくて、それがいかに巧みに描かれているかよ。それにこの物語には、いろんな内容が何層にも重なっている。合唱団には生きがいを与えるという素晴らしい役目があること、エリザベスの生き様や夫と息子の話からも生きる希望を感じるという風にね。これは三世代にわたって描かれた物語なの」
新進気鋭の女優、ジェマ・アータートンもまた、脚本に強く惹かれた。「ポールは素晴らしい脚本家。シンプル、かつ美しく、とってもリアルに物語が描かれている」と彼女は語る。ジェマは通常よりも低い出演料でこの仕事を引き受けた。「私は公営団地で育ったの。アーサーはそこにいたお父さんやおじいちゃんたちによく似ている。とにかく脚本が泣けたから、ぜひともやりたかったの。監督に“タダでもやるわ”って言ったの。そうしたら“君に任せよう”って言われたわ」
物語を彩る豪華俳優陣
監督ポール・アンドリュー・ウィリアムズは、振り返る。「オスカー俳優である映画スターに出てもらう。本読みさせるわけにもいかないし、リハーサル時間を設ける予算もない。だから、まさにカメラを回すまでどうなるか分からないんだ。でもテレンス・スタンプもヴァネッサ・レッドグレイヴも“とにかく信じて”という感じだったので、彼らに任せたよ」
怖気づいていたのはポールだけではない。ポールの才能を高く評価し、この脚本に惚れ込んで出演を決めたテレンス・スタンプさえ、役作りに苦労していた。ずば抜けて美形で、溌剌としたオスカー候補俳優の映画スターであるテレンスは、“老人”役を演じるのに戸惑った。「実はすごく不安だった。自分にはできないと思ったわけじゃない。役との開きを感じただけだ。アーサーは実際の私よりも年上というわけではないが、年上のように役作りした」。アーサーはほとんどのシーンに登場する。「これはアーサーの映画だ。彼の“旅”を描いている」とプロデューサーのケンは語る。「この役をテレンス・スタンプにやってもらえたなんて信じがたい。素晴らしい役なので、しっかり演じ切れる人にやってほしかった」。この映画を担うには、役と通じ合えることが重要だとスタンプは心得ていた。しかし、ポールと会って話をした瞬間にひらめいた。「ポールからアーサーは実の父親を基に描いたと聞いて、自分の父親にも似ていることに気づいた。私の父はかなりハンサムで、感情を全く出さない人だったが、母は父にぞっこんだったんだ」
この映画の中の重要な要素に、マリオンとアーサーの関係がある。「この2人のように長く結婚していたら、今の人なら60回以上離婚しているだろう。現代の夫婦とは違う老夫婦の深い絆と愛を示したかった」と、ポールは語る。
「マリオンはとにかく夫を深く愛している」とヴァネッサは語る。「アーサーも妻を深く愛しているけど、表には出さない。微妙なニュアンスで醸し出すだけ。多くのカップルのように、当人以外の者からすれば、およそ夫婦らしくないように見えるけれど、当の2人はお互いにすごく愛し合っている」。ケンは語る。「創造力の塊のような大女優に脚本を気に入られたら、恐縮する。最初はこの映画には大物すぎるのではないかと気後れしていた。でも彼女とポールが意気投合したんだ」
ジェマも役作りのために半年間ピアノを習い、「映画界を代表する名優たちとの共演にすごく緊張した」と打ち明ける。舞台経験に加え、『007/慰めの報酬』『タイタンの戦い』な大作アクションに出演しているにも関わらず、彼女にとって本作は「これまででもっともハードルの高い作品だった」ようだ。
最高の合唱団
本作の目的は、大人の市民合唱団を忠実に描くことだ。イギリス北東部を視察していたケンとポールは、ある合唱団コンテストに出くわした。2人は合唱団“ヒートン・ボイス”に注目。2000年にリチャード・スコットが立ち上げた、オーディションなしで誰でも受け入れる合唱団だ。「私のアレンジに興味を持たれたのかもしれない」とリチャードは話す。彼は今回音楽のアレンジを担当した。「自分が映画に関わるなんて思ってもいなかったよ」と笑う。
リチャードは合唱曲の選択が普通ではない。「“ヒートン・ボイス”では、幅広いジャンルのものをやる。アフリカの歌や、東欧の歌、ゴスペル、ジャズナンバー、ヴァン・モリソンの“ムーンダンス”やアヴリル・ラヴィーンの“アンダー・マイ・スキン”なんかもね」。そんな彼すら、思いがけない曲を手がけることになる。「歌のリストをもらって、びっくりしたよ。「モーターヘッドの“エース・オブ・スペーズ”? B-52’sの“ラブ・シャック”?ってね」。彼のやり方はメロディー以外の余分なものははぎ取って、組み立て直す。「私としては歌の世界をうまく伝えつつも、同時に合唱団が楽しく、自然に歌えるようにしたかった」
製作チームは既に合唱団で歌っている人々に、キャストとして参加を求める広告を出した。リチャードはワークショップを開催し、ポールは登場人物になりそうな人を求めて、カメラを持って同行した。「オーディションをする気はなかった。“X-Factor”(リアリティ音楽オーディション番組)にしようと思ったわけじゃない」。リチャードは言う。「一般市民の合唱団には強い声もあれば、弱い声もある。最初は苦労した。音程を外さない人もいれば、うまくない人もいる。でもそれぞれが必死になりながら、やがてひとつにまとまっていくのを見るのが楽しかった」。もちろん、劇中の“年金ズ”の中にはイギリスで活躍する俳優もいたが、リチャードが本物の市民合唱団ではないことを忘れてしまうぐらいに、俳優は合唱団に溶け込んでいた。「これまで素晴らしい歌声の持ち主とやってきたが、テレンスとヴァネッサが初めてソロで歌うのを見たときは格別だった」とリチャードはため息をつく。「その迫力に驚いた。現場では2人の歌に合唱団のみんなが涙したよ」
幅広い作品で歌を披露してきたヴァネッサは、合唱団の一員として歌うことを楽しみながらも、ソロのシーンについては「少し緊張した」と打ち明ける。「みんな素晴らしい仲間で、本当に幸運だったわ。最高の合唱が生まれたの」。今回、シンディ・ローパーの“トゥルー・カラーズ”をソロで歌うように言われたことは、彼女にとってとても大きなことだった。「生き生きしている自分を感じたの。映画の中でマリオンが歌うときに大事なことは、夫に命を捧げるつもりで歌うこと。とてもステキなことよね」
2012年トロント国際映画祭クロージング作品、
2012年英国インディペンデント映画賞脚本賞、主演男優賞、助演女優賞ノミネート
出演:テレンス・スタンプ『ワルキューレ』/ヴァネッサ・レッドグレイヴ『ジュリエットからの手紙』/
ジェマ・アータートン『007 慰めの報酬』/クリストファー・エクルストン『G.Iジョー』他
脚本・監督:ポール・アンドリュー・ウィリアムズ 主題歌:セリーヌ・ディオン『タイタニック』
2012年イギリス/カラー/94分/スコープサイズ/ドルビーデジタル/日本語字幕:加藤リツ子
配給:アスミック・エース © Steel Mill (Marion Distribution) Limited 2012
http://encore.asmik-ace.co.jp/
2013年6月28日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、
7月5日(金)より全国公開
デラックス版 [DVD]
- 監督:スティーヴン・ソダーバーグ
- 出演:テレンス・スタンプ, ピーター・フォンダ, レスリー・アン・ウォーレン, ジョー・ダレッサンドロ
- 発売日:2002/03/22
- おすすめ度:
- ▶Amazon で詳細を見る
- 監督:ローランド・エメリッヒ
- 出演:リス・エヴァンス, ヴァネッサ・レッドグレイヴ, ジョエリー・リチャードソン, デイヴィッド・シューリス, ゼイヴィア・アミュエル
- 発売日:2013/06/04
- ▶Amazon で詳細を見る