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特別講座「観察映画の作り方」開講 ! 特別講座「観察映画の作り方」開講 ! !

「選挙」で鮮烈なデビューを果たし、「精神」「Peace」「演劇1・2」など、次々に「観察映画」の傑作を繰り出してきた、想田和弘監督。ニューヨーク在住の彼が来日中のこの期間に、徹底的に自作を解説する特別講座を映画美学校にて短期集中で開講いたします。特別講座はどなたでも受講可能です。

2013年6月18日(火)より、映画美学校にて短期集中開講!!

詳細

映画美学校ドキュメンタリー・コース特別講座
徹底自作解説:“観察映画”のつくり方
講師:想田和弘(映画作家)

スケジュール : 6月18日(火)~6月26日(水)(全5回)
6月18日(火)19:00 第1回:映画『選挙』の作り方 *映画「選挙」上映
6月20日(木)19:00 第2回:観察映画の撮影
6月22日(土)18:00 第3回:観察映画の編集
6月25日(火)19:00 第4回:観察映画を巡る諸問題
6月26日(水)19:00 第5回:観察映画の経済

定員 : 一般70名(先着順)※申込数が一定数に満たない場合は中止となることがあります。
受講料 : 全5回/14,800円(税込)
5回分を一括でお申し込みの方に限り『選挙2』特別鑑賞券をプレゼント!
1コマずつの受講も可能です。(1回/3,500円)

申し込方法
申込書を下記URLよりダウンロードし、映画美学校まで郵送、FAX、もしくはご持参ください。 申込書 : http://www.eigabigakkou.com/files/user/kansatsu._app.pdf
または下記「ドキュメンタリー・コースのお問い合わせ」より必要事項(氏名、メールアドレス、住所、電話番号)をご記入の上、メッセージ欄に「観察映画のつくり方受講希望」と回数をご記入の上、お申込ください。追ってご入金方法をご案内いたします。 「ドキュメンタリー・コースのお問い合わせ」 : http://www.eigabigakkou.com/inquiry_detail/id=2
申込締切:6月14日(金)映画美学校必着

作品紹介

選挙2

2013年7月6日(土)、緊急ロードショー!!
シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

http://senkyo2.com/

『選挙2』 『選挙2』場面1

選挙費用総額8万4720円。スローガンは脱原発。
「普通の主夫」山さんが、怒りの再出馬!

舞台は、東日本大震災直後、2011年4月1日に告示された川崎市議会選挙。震災で実施が危ぶまれた統一地方選挙だ。
その選挙に、映画『選挙』(07年)の主人公、「山さん」こと山内和彦が、完全無所属で出馬した。選挙区は前回と同じ宮前区。スローガンは「脱原発」だ。自粛ムードと原発「安全」報道の中、候補者たちは原発問題を積極的に取り上げようとしない。小さな息子のいる山さんはその状況に怒りを感じ、急遽、立候補を決意したのだ。
映画『選挙』で描かれた05年の補欠選挙では、山さんは小泉自民党公認の公募候補だった。党が誇る強固な組織力と徹底的なドブ板戦で、初当選した。しかし、07年の統一地方選挙では自民党の公認を得られず不出馬。そのため山さんはこの4年間、政治からは遠ざかり、主夫として子育てに従事していた。そこに降ってわいた選挙戦なのだ。
組織なし、カネなし、看板なし。準備もなし。14人の候補者のうち、当選するのはわずか9人という激戦区。だが、前回のカネのかかるドブ板選挙の反省から、山さんは選挙カーや事務所を使わず、タスキや握手も封印。選挙の総予算は、ポスターとハガキの印刷代として8万4720円のみ。
果たして、ないないづくしの「普通の主夫」山さんに、勝ち目はあるのか?

『選挙2』場面2 『選挙2』場面3

「震災後ニッポンのわたしたち」と 巻き込まれる「観察映画」

監督はもちろん、『選挙』で鮮烈なデビューを果たし、『精神』『Peace』『演劇1・2』など、次々に「観察映画」の傑作を繰り出してきた、想田和弘だ。これまでの観察映画同様、ナレーションやテロップによる説明やBGMを使わず、事前のリサーチや台本を排し、行き当たりばったりで撮影した。
そして、そのカメラに映ったものは、放射能におびえながらも整然と機械的に営まれる日本的日常。祖国の大ピンチに際しても政策論争が起きず、相も変わらず繰り広げられるお馴染みの選挙風景。そして、そんな政治に関心を持てぬまま代表を選ぶ「わたしたち」の姿だ。
主夫の山さんが丸腰で立ち向かう選挙戦から、ニッポンの民主主義の姿が否応なく浮き彫りになっていく。
『選挙』では第三者然としていた想田のカメラは、次第にその「状況」に巻き込まれていく。撮る者と撮られる者の摩擦が次第に高まり、やがて最高潮に達する。肖像権とは。表現の自由とは。ドキュメンタリー作家の倫理とは。観察映画のカメラは、もはや単なる傍観者ではいられないのだ。
選挙イヤーの日本。東日本大震災とは何だったのか?民主主義とは何か?そして、わたしたち日本人は、いったいどこへ行こうとしているのか?
想田観察映画が、再び世界に問いかける!

『選挙2』場面4 『選挙2』場面5
CREDIT
監督・製作・撮影・編集:想田和弘
製作補佐:柏木規与子 出演:山内和彦 配給・宣伝:東風
2013年/日本・米国/2時間29分/HD/ ©2013 Laboratory X,Inc.
http://senkyo2.com/

2013年7月6日(土)、緊急ロードショー!!
シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

演劇 vs. 映画――ドキュメンタリーは「虚構」を映せるか [単行本(ソフトカバー)
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なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか (講談社現代新書) [新書]
なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか (講談社現代新書)

2013/06/02/00:47 | トラックバック (0)
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