映画/千夜、一夜
――早すぎる、遅すぎる、映画を求めて
http://20120804-0808.jimdo.com/
2012年8月4日(土)~8月8日(水)まで、渋谷アップリンクにて上映
写真のように――、すべてが撮られていない映画がある。
受け身に見るだけが映画ではないように――、その世界に入っていって何をするか、考える。
写真のように――、それぞれが違うお伽噺を作る。
早すぎた、あるいは遅すぎた、しかし今こそ観られるべき知られざる映画群を一挙上映!
映画版、千夜一夜がここに始まる。
新旧織り交ぜたさまざまな作品の中から、”早すぎた”、あるいは”遅すぎた”、知られざる映画群を一挙上映。期間中には豪華ゲスト陣によるトークショーや展示、スライドショーが行われる。また、広島原爆投下日にあたる8月6日(月)には特別プログラムとして、広島で被爆した詩人・原民喜の詩が扱われている2作品と、同じく広島で被爆死した映画監督・白井戰太郎(しらい・せんたろう)の特集が行われる。
ゲスト
朝吹真理子(小説家)、安藤尋(映画監督)、岡部昌生(美術家)、河瀨直美(映画監督)、
小原真史(映像作家)、笹岡啓子(写真家)、佐々木敦(批評家/HEADZ主宰)、
管啓次郎(詩人、比較文学者)、中村優子(女優)、橋本慎太郎(写真家)、
舩橋淳(映画監督)、福間健二(詩人、映画監督)、七里圭(映画監督)
料金:1 プログラム¥1,200/3 回券¥3,000 ※スライドショーのみ500 円(他プログラム御覧の方は無料)
上映プログラム A:島としての映画 -淡路、奄美-★2本立て
『島の色、静かな声』 ( 2008年/DV/カラー/75分 )
監督・撮影:茂木綾子 録音:下村美佐、宮嶋哉行 音声編集:スドゥ・テワリ プロデューサー:芹沢高志、相澤久美 、ヴェルナー・ペンツェル、パトリス・ネッソン、クリストフ・ドルケルド 出演:石垣昭子、石垣金星
沖縄の西表島で糸を作り、色を染め、布を織る石垣昭子と、島の唄や祭りを愛する夫・金星。ゆっくりと流れる島時間の中、紡がれる白い糸、鮮やかに染 め上がる布には、自然と人の魂が宿る。この夫婦のどこかユーモラスで、逞しく大地に根を張った生き様、酒に酔って唄い、神へと祈る、失われつつある自然から生まれ自然へと還る人の暮らしが、写真家・茂木綾子の「共生」感覚に満ちた眼差しで、見事に切り取られていく。
『いちにち beyond beyond ~果てしのない旅』 リサーチスケッチ映像 ( 2011年/DV/カラー/14分 )
監督、撮影、編集 茂木綾子&ヴェルナー・ペンツェル 制作 サイレントヴォイスLLP 、Werner Penzel Film Production、NPO法人淡路島アートセンター
茂木綾子とヴェルナー・ペンツェルの新作は、淡路島の、誰にも知られない細道や道路、ハイウェイなど、さまざまな道を、カメラを携えて巡るドキュメンタリ。その旅を通して、彼らは農業や漁業、手工業などで働く人々、この地に生き、働く男と女の日々の生活を、四季の色彩の移り変わりとともに映像に収めていく。 公開に先駆けて、そのリサーチスケッチ映像を特別に公開する。
カメラとして生きる -反応する身体としての記録-
『グリーンポイントからの手紙』
( 2004年/アメリカ/DVCAM[オリジナルHi-8]/カラー/80分 )
監督・出演:ジョナス・メカス
『リトアニアへの旅の追憶』より30余年。NYソーホーを去り、かつてリトアニアから亡命して初めて住んだグリーンポイントへの”帰還”。この10年でなにが終わり、なにが始まったのか。映画のかぎりない若さを、自身のかぎりない老いとともに射抜く、メカスからのビデオレター。
世界の傷痕を切り取る-イメージの徴(しるし)- ★2本立て
『わたしたちの間の徴(しるし)』 ( 2012年/HD/カラー/66分 )
監督・撮影・編集・録音:宮岡秀行 出演:岡部昌生、港千尋
美術家・岡部昌生は、フロッタージュという手法を用いて、世界の傷口を擦りとる。映画作家・宮岡秀行の最新作は、消失したものを呼び出しながら、残存する「徴」を見つめる芸術家を写し出し、世界に向けて警告を発信する。
『槌音』(再編集版) ( 2011年-2012年/DV/カラー/20分程度 )
監督・撮影・編集:大久保愉伊
故郷の岩手県大槌町が被災、家族も被害に見舞われた大久保愉伊が、津波に流されることを免れた震災前の貴重な映像を編み込んで綴った作品。カメラを持ち込むことができずに、全編スマートフォンを使用して撮影されている本作は『大津波の後に』(森元修一監督)と併せて2011年後半より全国各地にて上映されたが、今回の特集に伴い、再編集を施した決定版として上映する。
知られざるもう一人の映画監督 安藤尋-鏡面としての映画- ★2本立て
『いつかあの日となる今日』
『いつかあの日となる今日』 ( 2009年/DV/カラー/29分 )
監督:安藤尋 脚本・撮影・編集:伊藤裕満 録音:高田伸也 音楽:碇英記 プロデューサー:立石義隆
同窓会で再会したかつての恋人同士は、お互いまだ未練があることを感じるが、もう二度とヨリを戻すこともないと分かっている。雨は静かに降り続く。 それは、ウォン・カーウェイの描くプラトニックラブに勝るとも劣らない「触れ得ないこと」の、究極の愛。安藤尋による珠玉の片想い映画。
『今、海はあなたの左手にある』 ( 2002年/DV/カラー/30分 )
制作:安藤尋 声(フランス語):尾山裕子
魚喃キリコ原作、女子高生の友情と愛情を描いた映画『blue』をベースにしながら、スタジオ・マラパルテとともに、撮影一年後のロケ現場を訪れて 撮影した映像と、撮影一年前のロケ写真、そして撮影中、常に安藤尋の脳裏にあったマルグリット・デュラスのテクスト「大西洋の男」を織り交ぜながら、 『blue』の原風景を映し出してゆく。
孕み創造される映画-出産と映画、あるいは人生- ★2本立て
『母モニカ~for a film unfinished』 ( 2002年/DV/カラー/60分 )
第34回ロッテルダム国際映画祭出品作品
制作:三好暁、宮岡秀行 オリジナル・テクスト:宮岡秀行「Girlquake!」 出演:三好暁、中根以久美ほか
アパートでまだ生まれたばかりの息子と暮らす未婚の母、三好暁。かつて一緒に映画を撮っていた友人高岡と久しぶりに再会し、当時、未完成となってし まった映画『Girlquake!』について回想する。その映画の中で三好は、私生児を出産する役柄であったが、それが現実になってしまったため、映画は 中断された。 虚構として描かれるはずだった、妊娠し私生児を生むという映画のプロットを現実に生きた三好が自らの過去を語ることで、映像作家が生きた虚実の揺れが現前 化されていく。出産を通して、「映画を撮ること」と「母になること」という二つの創造が、戸惑う一人の女性の中で、やがてメビウスの輪のように緩やかに響き合い、産み出されていく。
『垂乳女 Tarachime』 ( 2006年/BETACAM/カラー/43分 )
山形国際ドキュメンタリー映画祭 2007 特別賞、ロカルノ国際映画祭 2006 特別賞
監督:河瀨直美 製作協力:Arte France製作:遷都/組画 出演:河瀨宇乃、光祈、河瀨直美
家族、生と死をテーマに作品をつくり続ける映画作家・河瀨直美が自らの出産経験を通して「いのち」のつながりを描く。
『軒下のならず者みたいに』 ( 2003年/DV/カラー/41分 )
監督・脚本:青山真治 撮影:たむらまさき 美術:林千奈 音楽:長嶌寛幸 録音:菊池信之 出演:斉藤陽一郎、中村優子、大久保鷹、伊藤秀一
秋彦は古びたアパートに住んでいる。ギターを弾き、曲を創り、路上で歌ってみたりするが、それが夢であるとは言い切れない。恋人もいる。アパートの隣の住人は昼夜をとわず読経をくり返す。上の階には、アパートから追い出されたがっている妙な中年の男が住んでいる。そんな日常がある。秋彦は明け方の街道に佇む。二十代中盤の無気力な生活の記憶を「自由」に描写する試み。 チョンジュ国際映画祭製作の短篇集の中の一篇。
『狛-Koma』 ( 2009年/HDV/カラー/34分 )
脚本・監督:河瀨直美 撮影:山﨑裕 録音:森英司 出演:北村一輝、中村優子
舞台は奈良県桜井市。在日韓国人カン・ジュンイルが亡き祖父から、高句麗王とおぼしき人物が描かれた一本の掛け軸を託され、「狛」の地へと辿り着く。そこには、仏教伝来以前から続いてきた三輪山の信仰と初子存在。神が宿る「狛」の地で男女の魂が交錯する。運命の二人の行方は?
8月6日のために-ヒロシマで生き残った詩人と被曝死した映画監督- ★2本立て
『夏の花』
『夏の花』 ( 2008年/DV/カラー/20分 )
監督:宮岡秀行 原作:原民喜「夏の花」より 朗読:野村喜和夫
1945年の8月6日朝8時15分、原子爆弾が広島で爆発した。その時、原民喜は、広島市内の実家の中にいた。一瞬の閃光と暗闇。民喜は徒歩で燃えさかる街を彷徨した、「水ヲ下サイ」。本作は、身を以てヒロシマを体験した民喜にどんなことがあったのか、と問いかける。
『わたしたちの夏』 ( 2011年/HD/カラー/89分 )
監督・脚本:福間健二 撮影:鈴木一博 編集:秦岳志 音響設計:小川武 挿入歌:鈴木常吉 プロデューサー:福間恵子 出演:吉野晶、小原早織、鈴木常吉
ヒロインは、東京の郊外に住むアラフォー世代の千景。自然雑貨の店で働きながら、写真を撮っている。2009年の夏、千景の働く店に、かつて一緒に暮らした庄平の娘サキが現われる。千景は庄平とも再会し、再び親しくなるが、大学生のサキはそれを納得しない。原民喜の原爆詩「水ヲ下サイ」をキーワードに、まるでエリック・ロメールの映画のように、夏の匂いが画面に充溢する。
8月6日のために -ヒロシマで生き残った詩人と被曝死した映画監督-
『柘榴一角/ざくろいっかく(前后篇)』 昭和16年大都映画作品(1941年/モノクロ/111分)*上映素材DV
監督:白井戰太郎 脚本:湊邦三 原作:白井喬二 撮影:広川朝次郎 出演:阿部九洲男、琴糸路、水川八重子
江戸市中の谷中界隈に出回る贋金を巡って、隠密親子と、その父を敵と狙う武士・宇家田輝雪(近衛)が敵となり味方となって火花を散らす、大都映画末期に於ける超特作時代劇。出演は、阿部九洲男、琴糸路の両トップスターをはじめ、互いにライバルとして競い合った大都の精鋭・近衛十四郎と大乗寺八郎など、スター俳優が総出演、近衛を亜細亜映画で主演デビューさせた白井戰太郎が戦地から帰還した第一作である。
8月6日のために -ヒロシマで生き残った詩人と被曝死した映画監督-
『谷中暮色』 ( 2009年/HD/パートカラー/ 107分)第59回年ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式招待作品
監督・脚本・編集:舩橋淳 撮影:水口智之 照明:関輝久 音楽:ヤニック・ダジンスキー 共同脚本:根岸彩子 出演:野村勇貴、佐藤麻優、加藤勝丕、小川三代子
舞台は東京下町の谷中。ホームムービーの保存・修復活動をしているかおりは、昭和32年に焼失した「谷中五重塔」とその姿を記録した8ミリフィルムの存在を知る。寺院、霊園の墓守、伝統工芸の職人、郷土史家に取材を試みながら、ありし日の塔に思いを馳せるかおり。一方、時代を遡ること江戸中期、五重塔の建設に燃える大工十兵衛は、親方や妻お浪の反対を押し切り、独力で塔を作り上げようとしていた。彼を突き動かす想いとはいったい何か? 現代と江戸時代を往復するその無時間性は、吉田喜重監督『エロス+虐殺』を超える時間=イマージュとして絶賛された。
応答する映画-映画生誕101年のその先へ- ★2本立て
『セレブレートシネマ101』 ( 1996年/Hi-8/カラー/58分 )
監修:宮岡秀行、織田要 音楽:鈴木治行 参加:マルコ・ベロッキオ、ビクトル・エリセ、ロバート・クレイマー、青山真治、ジョナス・メカス、ロブ・ニルソン、ヒデホ・ウラタ、アレクサンドル・ソクーロフ
映画生誕百年の年、宮岡秀行は世界を旅し、各地に散らばる「映画の故郷」を訪ねた。それぞれの場所で、「映画を撮らない時間」を過ごしていた映画作家たちは、本当に自分が撮るべき映画を待ちながら、無名の若者に、カメラを廻して応えていった。
『サンクト・ペテルブルグ日記ーフラット・コージンツェフ』 ( 1998年/BETACAM/カラー/45分 )
監督:アレクサンドル・ソクーロフ 撮影:アレクセイ・フョードロフ 音響:セルゲイ・モシコフ 編集:レーダ・セミョーノワ 引用映画:グレゴリー・コージンツェフ監督作品『ハムレット』(1964)、『リア王』(1971) 出演:コージンツェフ夫人
映画監督アレクサンドル・ソクーロフが、偉大な先達コージンツェフを対象にしたドキュメンタリー作品。生前のコージンツェフが住んでいた家を丹念に描写する映像と、空気の震えまで捉えようとする繊細な音響は圧巻である。
★2本立て/オリジナル16ミリフィルム上映
『よろこび』 ( 1999年/16mm/カラー/32分 )
オーバーハウゼン国際短篇映画祭 2001 国際批評家連盟賞受賞
出演:遠山智子、西山洋一、泉雄一郎、万田邦敏 監督・脚本:松村浩行
謎の中小企業「リズム社」に勤務するアオシギは単調な生活を営んでいた。多様な人物との出会いや別れを経験することで、やがて新しい人生へと目覚めていくかに見えたのだが…。「戦争=争議映画」を夢想して作られたものの主人公ばかりか監督までもが遁走の末に疲れ果てて眠り込んでしまったという、まるでその後の十年を暗示するような映画である。
『7/25【nana-ni-go】』 ( 1999年/16mm/カラー/67分)カンヌ映画祭 1999 国際批評家週間正式出品作品
監督:早川渉 脚本:荒木田真穂 撮影:国松正義 製作:波多野ゆかり 出演:日向勇、梅津美星子、中野準也、宮永里佐
「ホシジマカエデ」という世界で1本しかない絶滅寸前の樹を巡り、樹を守る植物学者、チェロ作りの女職人、毎月25日に100円ショップで万引きをする謎の女、その女を追う探偵の4人が織りなす不思議なストーリー。東京の都市と北海道の森を舞台に、物語は「ポツダム宣伝前夜」7月25日に向かって動 き出す。札幌在住の映画監督早川渉の長編処女作。本作は99年カンヌ国際映画祭他、バンクーバー国際映画祭ドラゴン&タイガーアワードグランプリ、トリノ映画祭最優秀脚本賞、ベルフォール映画祭最優秀外国映画賞など様々な国際映画祭で評価を受けた。
カメラとして生きる-反応する身体としての記録ー
『カメラになった男 写真家 中平卓馬』 ( 2006年/DV/カラー/91分 )
監督・制作・編集・撮影・録音・整音・字幕:小原真史 編集協力:小宮山良太、長谷川善威 音楽:ブリジット・フォンテーヌ 演奏・歌:宮良康正 詩・朗読:高良勉 出演:中平卓馬
1970年前後に、カリスマ的な写真表現の旗手として脚光を浴びた中平卓馬の現在を追うドキュメンタリー映画。当時、中平は森山大道らと切磋琢磨し、その先鋭的な写真と言葉によって、当時の若者らに大きな影響を与えていたが、1977年に病いに倒れ、過去の記憶と言葉の大部分を失った。小原真史は、ビデオカメラを片手に、中平に3年近く密着。記憶と言葉を喪失した中平が今、毎日の撮影において、カメラと共にどのように世界と向き合っているのかを探る「一人前映画」の傑作。
8月6日のために-ヒロシマで生き残った詩人と被曝死した映画監督ー ★2本立て
『噫軍神杉本中佐 死の中隊』
昭和13年大都映画作品( 1938年/モノクロ/ 75分 )*上映素材DV 東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品
監督:白井戰太郎 脚本:煙崎朝雄、薦野国雄、藤野北辰 撮影:永貞二郎 出演:杉山昌三九、琴糸路、藤間林太郎、水島道太郎
軍神と呼ばれ、38歳で支那事変にて戦死した杉本五郎中佐は、1900年、広島県出身。遺書形式の文章『大義』は昭和13年(1938年)5月に刊行。終戦に到るまで版を重ね29版、130万部を超える大ベストセラーとなった。戦時中の死生観を示す代表的な著書とされ、天皇を尊び、天皇のために身を捧げることこそ、日本人の唯一の生き方と説いて、後の三島由紀夫や保田與重郎を予告する。杉本に憧れ軍人を志した者も少なくなく、本作では杉本を、杉山昌三九が熱演している。
『怒苦呂/どくろ』
昭和2年右太プロあやめ池撮影所作品 ( 1927年/モノクロ/サイレント/32分 )*上映素材DV、音声は弁士の活弁入り
監督:白井戰太郎 指導者:河上勇喜 撮影:松井鴻 出演:市川右太衛門、高堂国典、新妻律子
後に大都映画の看板監督として娯楽時代劇を中心に活躍した白井の監督デビュー作。撮影当初は『忍幻苦(にんげんく)』と題されていたのが『怒苦呂』と改題されて封切られた。幕末を舞台にした時代劇だが、キリシタン弾圧を描いた当時としても珍しい作品である。主人公である教徒軍の熱血の将、霊之助を市 川右太衛門が熱演している。
©J WORKS
『火垂 2009 version』 ( 2009年/35mm/カラー/117分 )*上映素材DV ブエノスアイレス国際映画祭 2001 最優秀主演女優賞
監督・撮影・脚本・音楽:河瀨直美 出演:中村優子、永澤俊矢、山口美也子
2009年カンヌ国際映画祭で功労賞にあたる「黄金の馬車賞」を河瀨直美が受賞した際に、10年の時を経て『火垂』 (2000年製作)を再編集し、特別上映した。カンヌ上映後、さらに再編集を加えた決定版がこのヴァージョンである。ストリッパーの恭子に育てられ、自らもストリッパーとなったあやこは、妊娠、堕胎、男との別れを経験し、今や生きる意欲を失っていた。そんな中、彼女は天涯孤独の陶芸家・大司と出会う。奈良を舞台に、中世のような愛のドラマを描いてきた河瀨直美が、正攻法で描いた愛の讃歌。
映画/千夜、一夜――早すぎる、遅すぎる、映画を求めて
2012年8月4日(土)~8月8日(水)まで、渋谷アップリンクにて上映
主なキャスト / スタッフ
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