新作情報

第96回 米アカデミー賞国際長編映画賞 アイスランド代表選出作品
・第75回 カンヌ国際映画祭 「ある視点部門」 出品作品
・2023年 デンマーク アカデミー賞(ロバート賞)
最優秀衣装デザイン賞受賞/最優秀作品賞含む 9部門ノミネート
・2023年 アイスランド アカデミー賞(エッダ賞)
最優秀監督賞、最優秀撮影賞受賞/最優秀作品賞 含む 9部門ノミネート

ゴッドランド/GODLAND

『ゴッドランド/GODLAND』画像 『ゴッドランド/GODLAND』場面画像1

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2024年3月30日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

INTRODUCTION

気難しいガイドに導かれ、危険な旅が始まる――

物語の舞台は、デンマークの統治下に置かれていた 19 世紀後半のアイスランド。若きデンマーク人の牧師ルーカスが、植民地アイスランドへ布教の旅に出る。任務は、辺境の村に教会を建てること。しかしアイスランドの浜辺から馬に乗り、陸路ではるか遠い目的地をめざす旅は、想像を絶する厳しさだった。デンマーク嫌いでアイスランド人の年老いたガイド、ラグナルとは対立し、さらに予期せぬアクシデントに見舞われたルーカスは、やがて狂気の淵に落ちていく。瀕死の状態で村にたどり着くが……。

監督・脚本は、アイスランドの気鋭フリーヌル・パルマソン監督。日本ではトーキョーノーザンライツフェスティバルで紹介された『ウィンター・ブラザーズ』(2017)、『ホワイト、ホワイト・デイ』(2019)で、国際的に高く評価されてきた、今や北欧で最も注目を集めるフィルムメーカーのひとり。

アイスランドで生まれ育った後、デンマークに長く住み“2つの全く異なる国によって分断されてきた” という監督が、両国を対峙させ、文明と自然の対立、コミュニケーションの断絶による異文化との衝突、支配や信仰など、現代にも通じる普遍的な主題をあぶり出した。撮影には 2 年が費やされた。広大な荒野、轟音と共に流れ落ちる滝、氷河に閉ざされた湖など、映し出される神話の世界のような風景や、自然の驚異には圧倒されずにいられない。

『ゴッドランド/GODLAND』場面画像2 『ゴッドランド/GODLAND』場面画像3

第 75 回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品されたのち、 29 の映画祭で 38 部門ノミネート/18 部門受賞を達成(2024.1.18 時点)。「予測不能な展開に釘付け」「壮大なスケールに思わず息をのむ」「まるで奇跡。何度も日常的な出来事を、呼吸を忘れるほど美しく見せる。構図、色彩の扱い方、巧みな編集にみるみる引き込まれる」と絶賛され、各国でロングランヒットを記録。第 96 回米アカデミー賞国際長編映画賞のアイスランド代表作品となり、ショートリストにも選出された。さらに第 39 回インディペンデント・スピリット賞の外国映画賞にノミネートされたほか、アメリカの有力映画メディア「インディ・ワイヤー」の選ぶ 2023 年のベストムービー、トップ 25 にもランクインを果たし、英国紙「ガーディアン」が選ぶ 2023 年の映画第 6 位にも輝いた。

各国の気鋭の映画監督からも絶賛されている。『ライトハウス』(2019)のロバート・エガースは「大好きな映画。撮影監督マリア・フォン・ハウスヴォルフによる撮影は本当に素晴らしく、アイスランドの盟友イングヴァール・E・シーグルズソンの演技はいつものように驚異的。時に残忍で、時に優しい描写に、まるで催眠術にかけられたかのように魅了された。」とコメントしているほか、『異人たち』(2023)の公開が待機するアンドリュー・ヘイや『ア・ゴースト・ストーリー』(2017)『グリーンナイト』(2021)のデヴィッド・ロウリーや、『彷徨える河』(2015)で知 られるシロ・ゲーラらも本作をお気に入りだと公言。

『ゴッドランド/GODLAND』場面画像4 『ゴッドランド/GODLAND』場面画像5

また本作を手掛けたフリーヌル・パルマソン監督は、以下のように製作の苦労と裏話を明かしている。
「アイスランドは第二次世界大戦までデンマークの統治下にありました。そこには多くの歴史があります。ただ、そのことが映画で探求されるのを私は見たことがありませんでした。デンマークとアイスランドの歴史だけでなく、人々の間のミスコミュニケーションなど、この 2 つの国を対峙させたときに、それらがどのように姿を現すのか、探りたかったのです。
脚本は、私が住んでいる地域、アイスランドの南東海岸周辺を念頭に置いて書かれています。この映画の最初の撮影は、毎年冬に氷の中でマスを釣る場所でした。氷河の季節の映像は、夏の終わりにキノコ狩りをする場所で 2 年以上かけて撮影しました。ほとんどのロケ地は私が何度も訪れている場所です。なかには、車で行くことが不可能な場所もありました。そこでは、すべての機材を自分たちで運び、馬だけで移動しなければいけませんでした。この過程があったからこそ、この辺りの風景をとてもリアルに描くことができたと思います。製作は、とても挑戦的な映画でした。肉体的には大変だったし(主人公ルーカスを演じた)エリオット・クロセット・ホーヴは 12 キロも減量し、本当に真剣でした。」

『ゴッドランド/GODLAND』場面画像6 『ゴッドランド/GODLAND』場面画像7
CREDIT
監督・脚本:フリーヌル・パルマソン 撮影監督:マリア・フォン・ハウスヴォルフ
出演:エリオット・クロセット・ホーヴ,イングヴァール・E・シーグルズソン,
ヴィクトリア・カルメン・ゾンネ,ヤコブ・ローマンほか
原題:Vanskabte Land / Volaða Land / 英題:GODLAND / 2022年
/ デンマーク、アイスランド、フランス、スウェーデン / デンマーク語、アイスランド語
/ 1.33:1 / 5.1ch / 143分 /日本語字幕:古田由紀子
配給:セテラ・インターナショナル 宣伝協力:竹田美智留 後援:駐日アイスランド大使館
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2024年3月30日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

2024/03/19/19:04 | トラックバック (0)
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