第 92 回アカデミー賞®国際長編映画賞ノミネート
第44回 トロント国際映画祭公式上映|第22回 ポーランド映画賞11部門受賞
第44回 ポーランド グディニア映画祭 11部門受賞|第55回 シカゴ国際映画祭 主演男優賞受賞
第30回 ストックホルム映画祭 主演男優賞受賞|第31回 バームスプリング国際映画祭 2部門受賞
聖なる犯罪者
聖人か?それとも悪人か?
信仰深き犯罪者が起こした聖なる罪。実話からうまれた衝撃作
2021年1月15日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、
新宿武蔵野館、渋谷ホワイト シネクイントほかにて公開!以降全国順次
過去を偽り聖職者として生きる男の運命を描く
実話をもとにした衝撃のストーリー
世界各国の映画祭で圧倒的評価を受けた
ポーランド映画が待望の日本上陸!
少年院に服役中のダニエルは、前科者は聖職に就けぬと知りながらも、神父になることを夢見ている。仮釈放となり田舎の製材所で職を得たダニエルはふと立寄った教会で、新任の司祭と勘違いされ司祭の代わりを命じられる。司祭らしからぬダニエルに村人たちは戸惑うが、徐々に人々の信頼を得ていく。数年前、この村で起こった凄惨な事故を知ったダニエルは、心に深い傷を負った村人たちを癒そうと模索する。そんな中、少年院にいた男が現れすべてを暴くとダニエルを脅し、事態は思わぬ方向へと転がりだす……。
本作は 2019 年ヴェネチア国際映画祭内のベニス・デイズ部門でプレミア上映され、その後、ポーランドのアカデミー賞とされる「2020 ORL Eagle Awards」で監督賞、作品賞、脚本賞、編集賞、撮影賞ほか 11 部門の受賞した。以降、世界中の映画祭を席巻し、作品賞、監督賞、主演男優賞を中心に計 49 の賞を獲得。遂には、ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族 』やベドロ・アルモドバール監督『ペイン・アンド・グローリー 』と肩を並べて第 92 回アカデミー賞外国映画賞にノミネートされた。ポーランド代表作品がノミネートされたのは前年の『COLD WAR あの歌、2つの心』(18)につづいて 2 年連続の快挙となった。
監督は本作が 3 作目となるポーランド出身のヤン・コマサ。長編デビュー作『スーサイド・ルーム』(11)は第 61 回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品、続く第2作『リベリオン ワルシャワ大攻防戦 』(14)は本国ポーランドで大ヒットを記録した。そして、最新作『ヘイター』(20/Netflix にて配信中)はトライベッカ映画祭のインターナショナル・ナラティブ部門で最優秀作品賞を受賞する快挙を成し遂げ、今世界で最も注目される若き監督の 1 人となった。主演は、弱冠 28 歳のバルトシュ・ビィエレニア。少年院出身のダニエルと司祭トマシュという真逆の人物像を息もつかせぬ緊張感をもって演じきり、第 55 回シカゴ国際映画祭、第 30 回ストックホルム映画祭にて主演男優賞受賞を受賞し、第 70 回ベルリン国際映画祭では若手俳優に与えられる 2020 ヨーロピアン・シューティングスターにも選出された。今ポーランド映画界を牽引する気鋭監督と若手俳優による渾身の衝撃作がいよいよ日本上陸となる。
聖職者を偽る元犯罪者の行いは果たして“悪”なのか――!?
善悪の境目を超えた驚愕のラストに各界の識者が驚嘆!
- 人は自らの犯した罪から逃れるために“秘密”という道具を使う。
加害と被害のどちらにも寄らない作り手の“神の視線”は静かなサスペンスを生んだ。作劇の勝利だ。 ――向井康介(脚本家) - ダニエルの眼差し。様々な場面で強烈な印象を残すこの眼差しに宿るもの。
時に濁り、時に透き通るその眼にこそ”聖なる”一瞬が訪れるのでは?それを捉えようとして作られた作品なのではないか?だからこそ、僕らはこの作品から目を逸せない。――ダースレイダー(ラッパー) - 光と闇の中で彷徨う私達人間の心の葛藤がリアルに表現されていて、
この映画を見た全ての人に真実に生きることの大切さを知らせてくれるだろう。 ――鈴木啓之 (シロアムキリスト教会牧師) - もしも「神」というものが存在するのであれば、誰もが意図することなく、何人も気づかず、ふいに去っていくものではないか。無邪気な表情をした一陣の風が吹いた、とでもいえばいいのか。不思議な虚しさが残存する。そんな感覚をぼくに植えつけたのがこの映画だ。――藤井誠二 (ノンフィクションライター)
- 善人であろうとする者が犠牲になってしまう不寛容。
これは遠い国で起きている問題ではなく、私たちがいま生きるこの国の問題でもある。それをバルトシュ・ビィエレニアの鋭い眼光は、スクリーンを突き破って訴えかけてくる。 ――児玉美月(映画執筆家) - ヤン・コマサは憎悪が染み付いた現代の病理を炙り出す。
本作と次作『ヘイター』は、宗教と政治が同じ名の詐欺師によって対称的に操作される警告の寓話である。鋭い眼光の“悪党”が善悪が二極化した社会を撹乱させる。 ――常川拓也(映画ライター)
出演:バルトシュ・ビィエレニア,エリーザ・リチェムブル,
アレクサンドラ・コニェチュナ,トマシュ・ジィェンテク
2019 年/ポーランド=フランス合作/ポーランド語/115 分/R18/5.1ch デジタル/スコープサイズ
原題: Boże Ciało 英題: Corpus Christi 字幕翻訳:小山美穂 字幕監修:水谷江里
後援:ポーランド広報文化センター 配給:ハーク
© 2019 Aurum Film Bodzak Hickinbotham SPJ.- WFSWalter Film Studio Sp.z o.o.- Wojewódzki Dom Kultury W Rzeszowie - ITI Neovision S.A.- Les Contes Modernes
2021年1月15日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、
新宿武蔵野館、渋谷ホワイト シネクイントほかにて公開!以降全国順次
- 監督:ヤン・コマサ
- 出演:ジョセフ・パウロウスキー, ゾフィア・ウィクラッチ,
アンナ・プロクニャック, マウリシー・ポピエル,
アントニー・クロリコウスキー - 発売日:2015/10/2
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