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クレイジー・ハート

―傷ついたものにしか、歌えない愛がある―

http://www.crazyheart.jp/

本年度アカデミー賞2部門受賞 主演男優賞/主題歌賞
本年度ゴールデングローブ賞2部門受賞 主演男優賞(ドラマ部門)/主題歌賞

2010年6月12日(土) TOHOシネマズシャンテほかにてロードショー

INTRODUCTION

本年度アカデミー賞2部門制覇!
一人の男の再生を描き、全米を魅了した
感動のヒューマン・ドラマが誕生!

『クレイジー・ハート』1全米の映画賞を席巻し、本年度アカデミー賞で主演男優賞(ジェフ・ブリッジス)と主題歌賞("The Weary Kind")の2冠を達成。落ちぶれたシンガーの再生を感動的に描いたヒューマン・ドラマ『クレイジー・ハート』は、アメリカの観客に希望をあたえ、讃辞の声で熱狂的に迎えられた。どん底にあえいでいても、誰でも人生を立て直すことはできる。その支えとなるのは、疲れ果てた生活の中で出逢ったシングルマザーの女性とその幼い息子。満たされぬ心の喪失感を断ち切り、ふたりと共に人生を歩んでいきたいと願う孤独な男の姿は、観る者の心を揺さぶらずにおかない。

どん底を生きる破滅的な人生を送るシンガー役で、
アカデミー賞主演男優賞の王座を手にしたジェフ・ブリッジス

荒涼としたアメリカの大地、抜けるような青空の下を走る砂埃まみれの車から降り立つ一人の男…彼の名はバッド・ブレイク。愛そして家族の絆を知り、人生の"再出発"へと導かれる主人公バッドを演じるのは、今年のアカデミー賞で5度目のノミネートで念願の主演男優賞に輝いたジェフ・ブリッジス。「心を揺さぶる演技」(エンパイア誌)、「オスカー間違いなし」(ローリング・ストーン誌)とマスコミを熱狂させ、『マイレージ、マイライフ』のジョージ・クルーニー、『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナーら、並みいる強力ライバルを尻目に映画賞レースを独走。枯れ果てることのないカリスマとセクシーさが香り立つブリッジスが、俳優人生の集大成ともいえる入魂の演技をスクリーンに繰り広げる。

アカデミー賞助演女優賞ノミネートのマギー・ギレンホールが放つ
凛とした女の魅力、そしてコリン・ファレルのラスト・ソングに涙!

失意に沈むバッドにとって、穏やかな希望の光となるシングルマザーのジーン役に、『セクレタリー』、『ダークナイト』のマギー・ギレンホール。離婚の痛手からバッドとの新たな愛へ向かって全身を投じようとするが、母としての生き方を捨てられない女性。彼女自身も母という実感を込めてリアルに熱演、キャリア充分のジェフ・ブリッジスと丁々発止と渡りあい、初のアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。バッドの"愛弟子"であり、今や彼を凌ぐトップシンガーに成長したトミー・スウィート役で、『マイアミ・バイス』、『Dr. パルナサスの鏡』のコリン・ファレルがサプライズ出演。彼もまたギターの演奏とパワフルな美声を聴かせ、フェニックスの巨大スタジアムでのジェフ・ブリッジスとのセッションは昂奮もの、見逃せない。『クレイジー・ハート』2そして、バッドの長年の親友で、彼の栄光と絶望を熟知するヒューストンのバーのマスター、ウェインに、『地獄の黙示録』、『ゴッドファーザー』の名優ロバート・デュヴァル。『テンダー・マーシー』(未、82)で再起を期するカントリー・シンガーを演じ、アカデミー賞主演男優賞に輝いたデュヴァルは、本作では製作も務め、名実ともに映画の完成をバックアップした。

音楽界の巨匠T=ボーン・バーネットが完全プロデュース!
監督、スタッフが描いた真のアメリカン・ミュージック!

監督、脚本、製作の3役を務めたのは、本作で監督デビュー作を飾ったスコット・クーパー。もともと俳優として活躍していた彼が、トーマス・コッブの同名小説を一読し、映画化を切望。俳優出身らしく、キャストから絶妙のアンサンブルを引き出す手腕に本領を発揮し、果敢に苦難に立ち向かう人間ドラマとアメリカ南部の原風景の対照を際立たせ、インディペンデント・スピリット賞第1回作品賞に輝くなど、高く評価された。
そんな新人監督を支えるスタッフは、撮影監督に『スリング・ブレイド』、『すべての美しい馬』のバリー・マーコウィッツ、プロダクション・デザイナーに『リービング・ラスベガス』のワルデマー・カリノウスキー、編集に『アンダーカヴァー』のジョン・アクセルラッド、衣裳デザイナーに『アメリカン・ヒストリーX』、『カンバセーションズ』のダグ・ホールと、そうそうたる顔ぶれ。そして音楽は、本作が遺作となったアメリカ音楽界の重鎮、スティーヴン・ブルトンと、グラミー賞受賞ミュージシャンで、『オー・ブラザー!』、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』のT=ボーン・バーネット。劇中冒頭のアリゾナのボーリング場でバックバンドを務めるトミー役で出演しているライアン・ビンガムとバーネットが共作し、アカデミー賞ほか今年の主題歌賞を総なめにした「The Weary Kind」も話題を集めた。俳優自身がギターを爪弾き、歌いあげる素晴らしいナンバーがスクリーンを包み込む、現代を生きるすべての人々の胸に忘れがたい共感と勇気を与えるであろう。

2010年6月12日(土) TOHOシネマズシャンテほかにてロードショー

Story

『クレイジー・ハート』3かつて一世を風靡した"伝説のシンガーソングライター"、バッド・ブレイク(ジェフ・ブリッジス)。現在57歳の彼は、孤独なドサ回りの歌手にまで落ちぶれていた。そんなバッドとは対照的に、彼の弟子でもあったトミー・スウィート(コリン・ファレル)が、今や若手トップシンガーとして人気を博しているのも、彼の心を荒ませる原因なのかもしれない。新曲を書けないスランプ状態のバッドは、お気に入りのウィスキー"マクルーア"が手放せない酒浸りの毎日を過ごしていた。

この日、バッドはコロラドのボーリング場で、オールドファンに懐かしのヒットソングを聴かせていた。バックバンドを務める地元の青年トニー(ライアン・ビンガム)に、「病気、二日酔い、離婚、警察に追われても、ショーを休んだことは一度もない」と胸を張るが、実のところ、二日酔いのフラフラ状態で、楽屋裏のバケツに嘔吐しながらという散々な出来だった。

翌朝、サンタフェのバーに移動したバッドは、バンドのピアニスト、ウェズリ―(リック・ダイアル)の頼みを聞き入れ、彼の姪で地元紙の記者、ジーン・クラドック(マギー・ギレンホール)の取材を受ける。いつしかバッドは、娘ほど年齢の離れたジーンに幼い頃の夢を打ち明けるまで打ち解けるが、いざ話題がトミーや結婚といった核心に触れると、途端に顔を曇らせ、一方的に取材を打ち切ってしまった。

だがバッドの気分はいつになく晴れやかだった。ショー終了後に再び取材に現われたジーンと再会し、思いがけないなりゆきで一夜を過ごしてしまった。ジーンは4歳になる息子バディと暮らすシングルマザーだった。しかしそんなことにかまうこともなく、翌朝、バッドはジーンの家に押しかけ、幼い息子バディに対して子煩悩な一面を垣間見せる。そんな彼に目を細めながらも、離婚の痛手に苦しむジーンは、過ちを繰り返すことを恐れ、関係を深めるのに躊躇するのだった。

そんなバッドの次なる行先は、フェニックスの巨大スタジアムだ。マネージャーのジャック(ポール・ハーマン)から、トミー・スウィートの前座と聞かされ、一旦は拒絶するが、ジャックに説得され、しぶしぶ出演に応じたのだった。リハーサルを終えたバッドの前に、ファンに取り囲まれたトミーが姿を見せた。レストランの彼のテーブルに屈託なく滑り込んだトミーは、 "恩師"に感謝の言葉を述べ、懐かしい昔話に花を咲かせながら、こう続ける。「あんたがチャンスをくれた。忘れちゃいない」。トミーは、師匠であるバッドに新曲を書いて貰うことを切望していたのだ。

ライヴ前座で熱唱するバッドに飛び入りでトミーがセッションし、観衆は大盛りあがりの拍手喝采。しばらく味わうことのなかったライヴの昂奮に気を良くしたのか、バッドはジーンに長距離電話をかけ、ヒューストンへの帰郷の前に、彼女の元を訪ねると伝えた。ところがその直後、居眠り運転したバッドは車を横転させ、足首を骨折してしまう。医師から、このままでは急死の可能性があると宣告され、禁酒と禁煙、そして減量を命じられ、図らずもジーンの家で休養を取ることになるバッドだったが……。

Production Note

<音楽への愛情から自ら救う、本物のアメリカン・アーティストの物語を描く>

『クレイジー・ハート』4俳優として活動してきたスコット・クーパーは、トーマス・コッブの小説"Crazy Heart"を読んだとき、これを基に、カントリー・ミュージックをテーマにしたリアルな映画を、自ら脚本を書き、監督しようと決意した。
そのためにクーパーの責務は、主人公バッド・ブレイクの持つユーモアと悲しみを、観る者が共感できるような人物へと脚色することだった。それは、バッドの真の音楽的才能と心に潜む悪魔の存在に等しく光を当てた率直な脚本でなければならなかった。
「僕は俳優なので、歌や演奏が核を成す物語の特質を熟知している」とクーパーは言う。「南部で生まれ育ち、カントリー・ロックにどっぷり浸って生きてきた僕が、それを理解できなければ大問題だ」と笑う。
「僕がこの作品で一番実現したかったのは、バッドの人生の中に混在するユーモアとペーソスを、重くなることなく伝えることだった」とクーパーは説明する。「バッドは昔気質の男で、人生の浮き沈みを繰り返している。にもかかわらず、彼の人生は、許しへと向かっているんだ」
脚本が完成した後、クーパーはそれを彼と同じく南部出身で、長らく師と仰ぐロバート・デュヴァルに見せた。「ロバートに脚本を送ったら、"イエス"と言ってくれた。僕にはそれで充分だった」とクーパーは振り返る。
プロデューサーのロブ・カーライナーは言う。「『クレイジー・ハート』のように嘘のない本物の人物を描いた脚本に出逢うのは稀だ。これは、本当に多くの人たちが共感できる物語だと思う。酒と女性でいつも問題を起こしている男が、音楽への愛情によって自らを救おうと努力する、本物のアメリカ人アーティストの物語だからだ」
デュヴァルは付け加える。「これはアメリカの偉大な伝統であるカントリー・ミュージックを称えた作品だ。私がよく親しんでいるこの世界に、久しぶりに戻って来られてとても嬉しいよ。この物語は、私に『テンダー・マーシー』を想起させたが、厳しい生活と心の中の悪魔と闘う男の内部に、より深く入り込んでいると思う。そんなテーマを、スコットは真実と、かつてない新しい次元にまで追求し、新鮮に捉えている」
カーライナーはこう続ける。「この映画は、カントリー・ミュージックを知らなかったり、興味がない人にとっても楽しめると思う。本物の人々の本物の人生についての物語だからだ」

<音楽界の巨匠T=ボーン・バーネットがジェフへの信頼から生んだ真実の音楽>

バッド・ブレイクにとって、音楽がすべてだ。それゆえ、『クレイジー・ハート』の物語を伝えるうえで、最も重要な核となったのが曲作りだった。
「カントリー・シンガーの映画を作るのならば、音楽を正しいものにしなければならないことは判っていた」と、ロブ・カーライナーは説明する。「そこで、T=ボーン・バーネットに音楽を依頼することにした。彼がいなければ、この映画は完成しなかったし、本物に近づけることもできなかった」。バッドの厳しい真実と生々しいユーモアに魅了されたというバーネットは、古くからの友人で、優れたギタリストであり音楽プロデューサーのスティーヴン・ブルトンを誘った。ブルトンは2009年5月、この作品が完成する直前に癌でこの世を去ったが、治療を続けながらこの仕事を続けた。
バーネットは言う。「ほとんどの曲を僕と共作したスティーヴンは、すべてが真実であるように、俳優たちに演技指導をして、撮影にも立ち会った。バッドの中には、スティーヴンの人生の要素がたくさん詰まっていると思う。彼もまたバッドと同じような極限の人生を生きてきたからね」。バッドが言葉よりも音楽で感情を表現するのが得意なタイプの男だと、バーネットは即座に見て取ったという。「私生活で自分の気持ちを表現することは、バッドにはとてつもない苦痛だった。だから、そういった彼の思いはすべて歌になっている」
映画の中で最もフィーチャーされているのが、バーネットがブルトンと書いた"I Don't Know"であり、彼らとジョン・グッドウィン、ボブ・ニューワースと共作した"Hold On You"は、映画のテーマ曲となった。映画中、バッドが作曲することになるアコースティック・バラード"The Weary Kind"について、バーネットは「この曲は、僕自身が学んだことを書いた」と告白する。さらに、バッドの最大のヒット曲で、トミー・スウィートが歌って大ヒットするのが、"Fallin' & Flyin'"である。バーネットとブルトンにとって、大きな音楽的インスピレーションとなったのが、役柄のあらゆる細かいニュアンスへのジェフ・ブリッジスの揺るぎない信頼だった。「ジェフがどのようにバッドを演じて、バッドがどのような演奏をするのかということ。もうひとつは、彼の親友ジョン・グッドウィンに僕たちと一緒に曲を書いてもらったこと。ジョンは、僕たちの最初の曲"Hold On You"で映画の口火を切った」と、バーネットは振り返る。

<初対面からとてつもなく相性の良かった主役コンビ>

『クレイジー・ハート』5スコット・クーパーは、バッド・ブレイク役にはジェフ・ブリッジス以外あり得ないと思っていた。「疑問の余地なく、最初からジェフだった」と、クーパーは断言する。「彼が才能あるミュージシャンだとも知っていたしね」
この作品には、さまざまな素晴らしい要素が詰まっている」とブリッジスは指摘する。「第一に音楽だね。これは僕には大きな魅力だった。そして、スコットの脚本だ。それに何と言ってもバッド・ブレイク。彼は実に人間的な男だよ。いいところもたくさんあるが、それ以上に欠点だらけだ」。バッド独特の演奏の癖が、役作りの鍵だと考えたブリッジスは、T=ボーン・バーネットやスティーヴン・ブルトンと日夜、一緒に演奏し、歌を歌った。ブルトンは指摘する。「僕たちは、40年間、毎晩ショーを続けている男の演奏がどのようなものかを考え、ジェフのパフォーマンスをそれに正確に近づけるよう努めたんだ。とても興味深い挑戦だったよ」。ブリッジスは証言する。「どれも素晴らしい曲だったことが、とても役に立った。バーネットたちは、バッド独自の音楽世界を見事に創りあげてくれた。だから曲を聴くと、前にも聴いたことがあるという気になるんだ」。撮影現場では、「プレッシャーを感じず、最大限リラックスして、感情を表現した」とブリッジスは続ける。「音楽と演技と、素晴らしい俳優たちとの共演によって、人生の中で最も緊張感のある楽しい経験になったよ」。そんなバッドが破滅的な生き方を変える契機となるのは、ジャーナリスト、ジーン・クラッドックとの出逢いだ。マギー・ギレンホールをジーン役に選んだのは、他ならぬブリッジスだった。「彼女とジェフは、最初からとてつもなく相性が良かった」とプロデューサーのジュディ・カイロは振り返る。「ジーンが実在の女性のように思えたの」とギレンホールは言う。「強いようでいて、実は弱いことを認識している彼女に、強く心魅かれたわ」。ギレンホールにとって最も難しかったのは、ジーンがバディとバッドのどちらかを選択することになる映画のクライマックス・シーンだ。「結果的に、シーンはバッドと別れる決意をするのだけど、そのとき私は、想像以上に悲しく動揺していたの」と彼女は説明する。「彼女の許にバッドが戻ってきたとき、すでに決心はついているのに、実際のジーンの気持ちは、"彼に触れたい。彼にここで壁に押さえつけて欲しい"だってことが、私には判ったわ。もちろん、彼はそんなことはしないし、できないけれど、それって本当に辛い気持ちよ」。このときのギレンホールの演技はスタッフの心も掻き乱したと、スコット・クーパーは称える。「マギーの演技は、真実そのものだった」とクーパーは言う。「ジェフとマギーはとても似ていて、あらゆる質感と肌触りと感情で物語のクオリティを高めてくれた」。

<登場人物の人生を、アメリカの原風景と対比させて>

「この作品には、70年代の映画が持つ自然なフィーリングが欲しかった」とスコット・クーパーは言う。「タフな登場人物が織り成すタフな物語なので、ヴィジュアルはそれとは対照的なものでなければならなかった」。撮影監督のバリー・マーコウィッツは、登場人物の人生が反映された室内のシーンと、どこまでも続く空と無限の景色とを対比させてバランスを取るよう、クーパーに提案した。「バリーの映像は本当に美しい」とクーパーは言う。「視覚的に僕が求めているものを理解して、適切な感情を盛りあげてくれた」
一方、プロダクション・デザイナーのワルデマー・カリノウスキーは、彼曰く"伝統的な美しいアメリカの暮らしを作りあげる挑戦"に取り組んだ。バッドとジーンの室内シーンを考えるにあたり、カリノウスキーは、「これまでの彼らの人生の名残りが、そこに見て取れる」と指摘する。「とりわけバッドの家からは、彼がその昔どのような人間であり、どのような暮らしをしていたかが判るはずだ」。また、トミー・スウィートのコンサートはニューメキシコ州アルバカーキーにある12,000人を収容する屋外円形劇場ジャーナル・パヴィリオンで、映画のクライマックス・シーンは、サンタフェ・オペラ・ハウスでロケ撮影された。カリノウスキーは語る。「バッド・ブレイクの物語は、驚くほど美しく、インスピレーション溢れるこの場所で終わる。バッドとジーンは束の間、ここで同じ時を過ごすんだ」
衣裳デザインのダグ・ホールは、登場人物とカントリー・ミュージックの長い歴史を参考にしたと言う。「着ているものの感覚を得るために、コンサートのフッテージをたくさん見たし、リチャード・アヴェドンの写真集『ウェスト・テキサスの写真』にもインスピレーションを受けた」。ジェフ・ブリッジスは、バッドが毎日、ポケットに入れているギター・ピックやライター、曲がった煙草など、細部にまでこだわったとホールは振り返る。「それらすべてに、この男の現実が反映されている。ジェフの考えるバッドは、必ずしもショーマンではない。むしろ少し崩れて、落ちぶれている」。またホールは、ジーンの衣装に彼女が母親であることを強調させた。「ジーンにとって、母親であることは重大な意味があるので、それを表現したかった。マギーもジェフと同じように自分の衣裳にこだわり、配慮してくれたので、一緒に仕事をするのが楽しかった」とホールは締めくくった。

C R E D I T

★キャスト
バッド・ブレイク:ジェフ・ブリッジス ジーン・クラドック:マギー・ギレンホール ウェイン:ロバート・デュヴァル
トミー・スウィート:コリン・ファレル ビル・ウルソン:トム・バウアー マネージャー:ジェームズ・キーン
医師:ウィリアム・マルケス トニー:ライアン・ビンガム ジャック・グリーン:ポール・ヘルマン
ウェイズリー・バーンズ:リック・ダイアル バディ:ジャック・ネイション

★スタッフ
脚本・製作・監督:スコット・クーパー 原作:トーマス・コッブ
製作:ロバート・デュヴァル,ロブ・カーライナー,ジュディ・カイロ,T=ボーン・バーネット
製作総指揮:ジェフ・ブリッジス,マイケル・A・シンプソン,エリック・ブレナー,レスリー・ベルツバーグ
撮影監督:バリー・マーコウィッツ,ASC, プロダクション・デザイナー:ワルデマー・カリノウスキー
編集:ジョン・アクセルラッド 音楽:スティーヴン・ブルトン,T=ボーン・バーネット 衣裳:ダグ・ホール

2009年/アメリカ映画/原題:CRAZY HEART/111分/シネマスコープ/全6巻/ドルビーSRD/DTS/
日本版字幕:松浦美奈/G-一般映画/フォックス・サーチライト・ピクチャーズ提供
インフォーマント・メディア/ブッチャーズ・ラン・フィルム製作 (C)2009 Twentieth Century Fox
配給:20世紀フォックス映画 公式サイト:http://www.crazyheart.jp/

2010年6月12日(土) TOHOシネマズシャンテほかにてロードショー

akiko
akiko
クレイジー・ハート~オリジナル・サウンドトラック [Deluxe Edition] [Extra tracks] [Original recording] [Soundtrack]
クレイジー・ハート~オリジナル・サウンドトラック

2010/05/13/14:20 | トラックバック (0)
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