レスラー
2008年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞
2009年ゴールデングローブ賞 主演男優賞、主題歌賞
2009年第81回アカデミー賞 主演男優賞、助演女優賞2部門ノミネート 他
- 「稀にみる役者とキャラクターの素晴らしい調和……。ミッキー・ロークの復活を目撃する。」 (Newsweek / David Ansen)
- 「優しく、魅惑的で……つまり、素晴らしい!」
(Entertainment Weekly / Owen Gleiberman) - 「刺激的で、ユーモラスで、深く感動的な演技」 (Variety / Tom McCarthy)
- 「胸をゆさぶる素晴らしい演技だった」
(第65回ヴェネチア国際映画祭審査委員長ヴィム・ヴェンダース)
6月13日(土)より、シネマライズ、TOHOシネマズ シャンテ、
シネ・リーブル池袋ほかにて全国ロードショー
ミッキー・ローク、完全なる復活
『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』(85)、『ナイン・ハーフ』(85)、『エンゼル・ハート』(87)と、80年代に甘いマスクとセクシーな魅力で人気の頂点を極めるも、90年代に念願だったプロボクサーに転向して挫折。ボクサー時代の後遺症のための整形手術に失敗し、極度の肥満や粗暴な言動などにより、キャリアと人生を転落させていったミッキー・ローク。彼が役者としての存在感を再び発揮し始めたのは、それまでのイメージとはかけ離れた人物を演じた『ドミノ』(02)や『シン・シティ』(05)など、2000年代に入ってからだった。
そして2008年、実生活で栄光と挫折を経験したミッキー・ロークが、自身にオーバーラップする中年プロレスラー役を入魂の演技で演じ切った。本作は2008年ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を筆頭に、2009年ゴールデングローブ賞主演男優賞など全世界の映画賞54冠を獲得、俳優ミッキー・ロークは本作によって完全復活を遂げた。
Bruce Springsteen- The Wrestler
また、2009年ゴールデングローブ賞主題歌賞を受賞したテーマソング「ザ・レスラー」は、ロークからの手紙を受け取った友人のブルース・スプリングスティーンが、本作に賭けるロークの思いを汲んで作曲、プレゼントしたものだという。「人生の光と影」といえばスプリングスティーンとっても馴染み深いテーマだけに、その楽曲は人生に立ち向かう男の生き様を見せつける本作のドラマと見事にシンクロし、作品を一際魅力的なものにしている。
人気レスラーだったランディ(ミッキー・ローク)は、今ではスーパーでアルバイトをしながら、かろうじてプロレスを続けている。ある日、長年のステロイド使用が祟り、心臓発作を起こしてしまう。「命が惜しければ、リングには立つな」と医者は病院で目覚めたランディに告げる。妻とは離婚し、一人娘のステファニー(エヴァン・レイチェル・ウッド)とも疎遠で、ひとりになってしまったランディ。せめて娘との関係だけは修復しようとするが、冷たくあしらわれ、さらに好意をもっていた顔なじみのストリッパー キャシディ(マリサ・トメイ)にも振られ……。
一時は栄華を極めた男が自らの人生を省み、人生とは自分との戦いだと再びリング(=自分が輝ける場所)に立つ!
監督:ダーレン・アロノフスキー
『π』(97) 『レクイエム・フォー・ドリーム』(00)
脚本: ロバート・シーゲル 撮影: マリス・アルペルチ
出演:ミッキー・ローク 『シン・シティ』(05)
エヴァン・レイチェル・ウッド 『サーティーン あの頃欲しかった愛のこと』(03) 『ダイアナの選択』(08)
マリサ・トメイ 『いとこのビニー』(92) (アカデミー賞助演女優賞)
主題歌:ブルース・スプリングスティーン 「ザ・レスラー」
2008/アメリカ、フランス/カラー/シネマスコープ/ドルビーデジタル/R-15
(C)Niko Tavernise for all Wrestler photos
http://www.wrestler.jp/
6月13日(土)より、シネマライズ、TOHOシネマズ シャンテ、
シネ・リーブル池袋ほかにて全国ロードショー
デラックス・エディション(DVD付)
- ボーナス・トラックとして「ザ・レスラー」収録
- (アーティスト)ブルース・スプリングスティーン
- 発売日: 2009-02-18
- おすすめ度:
- Amazon で詳細を見る
主なキャスト / スタッフ
TRACKBACK URL: