新作情報

守護天使

不況時代の等身大3人組が“小さな希望とチョットの勇気”をくれる
ヒーロー映画が誕生!

『勝手ながら、私たちがお助けします。』

6月20日(土)より、
渋谷HUMAXシネマ、角川シネマ新宿ほか全国ロードショー

INTRODUCTION

『守護天使』1世は空前の大不況。
人々の暮らしや心が貧しくなっていくニッポン。生きるのに手一杯で思いやりが持てなかったり、理解不能な凶悪犯罪が増えたり、一人では“何も出来ない”と諦めてしまっている人が多い世の中。金なし!職なし!未来なし!の格差社会の等身大3人組が、裏サイトの罠にハマった女の子を救出するため奔走する『守護天使』は、大ヒット作『キサラギ』で日本中を熱狂させた佐藤祐市監督が贈る待望の最新作にして新境地!

誰に頼まれるでもなく必死に頑張る3人組の姿は情けなく、従来のヒーロー像とは違うかもしれない。しかしその姿こそが、世の中の荒んだ心に小さな希望とチョットの勇気を与えてくれる。大不況のど真ん中、ヒーロー映画が誕生した!!

一生出会うことがなかった“1日のお小遣い500円の薄給サラリーマン・須賀“と "天使のような女の子・涼子"。しかし須賀の“勝手な思い込み”から、一方的に運命の歯車が回りだしてしまう。女の子がインターネットの裏サイトで狙われていると推察した須賀は、「ほっとけない」と勝手に護衛し、危険を知らせようと接触を試みたりする。 “雀荘暮らしのチンピラ”と“イケメンのヒキコモリ”は「見当違いの勝手な思い込み」と心配になり須賀を諭そうとするが、事態は女の子が猟奇殺人犯に誘拐される事件にまで発展してしまう。おかしな友情で結ばれた3人組は、彼らなりの知恵と勇気を振り絞り、警察でも解決することができない難事件に敢然と立ち向かうことになるが……。

『守護天使』2 女の子の救出劇に乗り出すのは「アレ? こんなやつら?」というようなヒーローらしくない異色の3人組。鬼嫁におびえて暮らす薄給サラリーマン・須賀を演じるのは、本作が映画初主演となるカンニング竹山。いつものキレキャラを封印して、原作通りの真面目でひたむきな中年を見事に熱演している。また、須賀の同級生で雀荘暮らしのチンピラ・村岡に扮するのは、『間宮兄弟』『アフタースクール』の演技派・佐々木蔵之介。持ち前の行動力と謎の人脈で、須賀の窮地を助けるぶっきらぼうな男を存在感たっぷりに演じている。そして、イケメンのヒキコモリ・大和役で、AAAのメンバー・與真司郎(アタエ シンジロウ)が映画初出演。3人の中では最年少ながら、しっかり者の好青年を甘い表情で演じ切った。

須賀が出会う“天使のような女の子”役には、第50代ポッキープリンセスの新人・忽那汐里(クツナ シオリ)。彼女もまた映画初出演ながら、清楚で可憐な魅力を劇中にふりまいている。さらに脇を固める豪華共演陣に、須賀の鬼嫁・勝子を演じる寺島しのぶを始め、大杉漣、佐野史郎、池内博之、柄本祐(エモト タスク)、日村勇紀(バナナマン)といったバラエティ豊かな面々が集結。『キサラギ』でも冴えわたった、キャラクター性を際立たせる佐藤監督の演出のもと、ヒーローたちの等身大の活躍を盛り立てている。

6月20日(土)より、
渋谷HUMAXシネマ、角川シネマ新宿ほか全国ロードショー

Story

『守護天使』3大不況時代ならではの荒んだニュースが流れる何気ない朝。
薄給メタボの冴えないサラリーマン・須賀啓一(カンニング竹山)は、鬼嫁・勝子(寺島しのぶ)から、今日もお小遣い500円をもらい、いつもの満員電車に揺られて会社に向かう。しかし、この日はいつもと少しだけ違っていた。電車のなかで老人に席を譲っていた優しそうな女子高生・涼子(忽那汐里)と出会った。涼子につられて途中下車したドジな須賀は、つまずいて一日の全財産の500円を落としてしまうが、涼子がその500円を拾い手渡してくれたのだ。

涼子の優しさに心を打たれた須賀は、“勝手な思い込み”から「こんな嫌な世の中の全てから、あの娘を守りたい!」と声高に宣言する。中学時代の同級生だった雀荘暮らしのチンピラ・村岡(佐々木蔵之介)は、「いまどきの女子高生は乱れきっている」と須賀の純情を一蹴。
一方、職場のNPO支援塾で須賀が担当しているイケメンのヒキコモリ・大和(與真司郎)は、ネットのなかで女子高生の淫らなブログを発見し、そこに書かれていた「駅のホームでおじさんの小銭を拾ってあげたよ」というエピソードを教える。そこに掲載されている写真は紛れもなく涼子に間違いなかった。しかし、須賀は「何かの間違いだ!」と、涼子のことを信じ続ける。

そのブログをきっかけに、ネット上で涼子を狙う変質者たちは、涼子の捕獲を計画して動き出していたのだ。幸か不幸か、須賀が涼子を魔の手から守る時がやってきた。須賀は鬼嫁の貯金箱から小銭を盗み、涼子を救うために家出までしてしまう。村岡たちのたまり場になっている雀荘の面々は、そんな須賀を笑い飛ばす。しかし、やがて事態は巷を戦慄させている猟奇殺人犯の絡んだ本当の誘拐事件に発展してしまう。
事の重大さを知った村岡と大和は、須賀と一緒に見ず知らずの涼子のために救出に立ち上がった。
大和はネットを駆使して情報収集し、村岡はトビキリの飛び道具と破天荒な行動で状況を切り開くが、犯人の手がかりは途絶えてしまう……。
そんな時、須賀をバカにしていた雀荘に集うメンバーのひとり豊川(大杉漣)の協力が状況を一変させる。
果たして、こんな世の中を生きている等身大の3人組は涼子を救出することができるのか?

6月20日(土)より、
渋谷HUMAXシネマ、角川シネマ新宿ほか全国ロードショー

インタビュー

◆カンニング竹山 インタビュー

『守護天使』4――今回のオファーを受けた時、まず何を思いましたか?
「またバラエティのドッキリがはじまったなと思いました(笑)。だって、そんなわけないですから。その後、寺島しのぶさんと本読みをした時、ようやく本当の話なんだなって。えらいことになったなと思いましたよ」

――もちろんはじめての映画主演ですが。
「監督に聞きましたからね、本当に俺でよかったと思ってるのかって(笑)。そうしたら、バラエティでキレたりしてても、この人には滲み出る優しさがあると思ったそうなんです。バレてたなと思いましたね(笑)」

――現場の雰囲気はどんなものでしたか?
「撮影の序盤は『早く帰りてえ』と思ってたんです。緊張と不安で(笑)。そうしたら、監督がひとつひとつ丁寧に教えてくれて、少しずつ映画のおもしろさがわかるようになっていったんです。芝居が下手な分、自分なりに一生懸命やろうと思いましたね」

――どのように演じようと思いましたか?
「カンニング竹山がやっているというふうには思わせたくなかったんです。観た人に『須賀啓一がんばれ!』と思ってもらいたいと思って。やっぱり須賀啓一と竹山隆範とでは、内面は違うんです。僕だったら、カミさんにあれだけ虐げられたら、おかしいよって言うと思うんですよ。かと言って、『出てけ!』とは言えないから、僕が家を出ていく気がしますけど(笑)。だから、このおじさんになりきるために、真面目に取り組みましたね。つねに真面目でした」

――竹山さんが感じる、この作品の魅力は?
「本当のカッコよさって、こういうことかもしれないなと思うんです。イケメンだとか、お金持ちだとか、そういうことは全然関係ない。人間誰しも真面目なところを持っていて、考え方次第では誰もがヒーローになれる。そういうメッセージが、いい感じの照れ臭さを残しながら、ちゃんと伝わるところでしょうね」

◆佐藤祐市監督 インタビュー

『守護天使』5――原作のどこに魅力を感じましたか?
「まずテンポがすごくいいし、さまざまな出来事が次から次へと起きて、一気に読んでしまったんです。須賀啓一の不器用だけど一生懸命なところもいいなと思って。そこがすごくおもしろいなと思いましたね」

――カンニング竹山さんを起用した理由は?
「バラエティ番組でキレていても、本当に横柄な人なら気付かないような細かい点でキレているので、実はナイーブな方だと思っていたんです。須賀役には、強さと弱さの両方ある人がいいと思っていたので、お話してみて思った通りの方でしたね。ナイーブで、小鹿のような人だと思いました(笑)」

――佐々木蔵之介さん、與真司郎さんとの3人組は、異色の組み合わせですが。
「村岡役には、芝居が達者でフレキシブルに動ける人がいいと思ったんです。竹山さんががっしりしているので、細い人のほうがコントラストも出ると思って。それで蔵之介さんにお願いしました。與くんは、とにかく初めて会った時からやる気を感じたんですね。僕の映画作りは、すべての積み木のパーツを事前に決めておくわけではなく、いろいろな人とお会いして、その人から受けたイメージで積み木の組み方を変えていくやり方なんです。作るものの形は最初から決まっているんだけど、その形にどうハメていくか。それを考えながらキャスティングしました」

――監督が考える見どころはどこですか?
「目指したのは、誰が観ても楽しめるエンターテインメント。軽く観られるんだけど、最後はほんわかみたいな、そういう思いで作りました。不況、ネット犯罪、猟奇的な事件の頻発と、世知辛い世の中ですけど、何の見返りも求めず少女を守ろうとする須賀は、青春を生きている気がするんです。そうやって、ひとつでも夢中になれるものを見つけられたら、暗い世の中でも自分では気付かない自分に出会えるのかもしれないなって。そういうメッセージを感じてもらえたら嬉しいですね。それで、劇場を出る時にお客さんが笑顔でいてくれたらいいなと思います」

C R E D I T

主演:カンニング竹山/佐々木蔵之介/與真司郎(AAA)/忽那汐里
寺島しのぶ/大杉漣/佐野史郎/池内博之/柄本佑/日村勇紀(バナナマン)
監督:佐藤祐市 映画『キサラギ』(07)『シムソンズ』(06)
脚本:橋本裕志 音楽:佐藤直紀 原作:上村佑『守護天使』宝島社刊
主題歌:エイジアエンジニア『僕にできる事のすべて』
上映時間:109分 配給:エイベックス・エンタテインメント
(C)2009『守護天使』製作委員会
http://syugotenshi.jp/

6月20日(土)より、
渋谷HUMAXシネマ、角川シネマ新宿ほか全国ロードショー

キサラギ プレミアム・エディション (初回限定生産) [DVD]
キサラギ プレミアム・エディション[DVD]
監督:佐藤祐市
出演:加藤ローサ,藤井美菜,高橋真唯,星井七瀬,大泉洋
発売日:2008-01-09 おすすめ度:おすすめ度4.5
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守護天使 (宝島社文庫)
守護天使

2009/05/29/16:09 | トラックバック (0)
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