3月6日(土)『モリエール 恋こそ喜劇』
初日イベント(江守徹&植本潤「花組芝居」 トークイベント)レポート
3/6(土)に初日を迎えた映画『モリエール 恋こそ喜劇』は、フランスの劇作家モリエールの若き日の恋と成功までの日々を描いたロマンティック・コメディ。 本作の公開を記念して、Bunkamuraル・シネマで初回上映前にモリエールを芸名の由来に持つ江守徹さんと、花組芝居の植本潤さんによるトークショーを開催し、それぞれの演劇人生や、いつの時代にも人々の心を豊にしてきたお芝居の魅力を語っていただきました。
映画の中で主人公モリエールが、本当は悲劇をやりたいのに、どうしても素質が喜劇に向いていると悩むシーンについては、日本でも“賞をとるなら悲劇”というような傾向があることに触れながら、「僕は悲劇と喜劇をそんなに分けて考えないし、どちらも好きですよ。喜劇が生まれるっていうのは悲劇的なところやまじめなところから生まれてくるっていうことがあるからね。滑稽さとか面白いことは、人間生活にかかわっているところから生まれてくる。この映画の中でもそれはずいぶん描かれている。だから僕は悲劇も喜劇も好きだな。」と江守さんは語っていらっしゃいました。
植本さんが観客に対して「今日のお客さんが舞台を見にいらしていただけると嬉しいですねぇ」と投げかけると、江守さんも「現在、俳優座劇場で上演中の「女の一生」という僕が演出した作品もぜひどうぞ」とアピール。それに応えるように客席からは拍手がおこり、映画も演劇も、本質的に演技をする時には人間としての自然さ、リアルさを表現するという事が共通している、と熱い議論が交わされました。
不景気で暗いニュースが多い現代社会に対して江守さんが「いつの世でも、映画にしろ演劇にしろ、お客さんが気楽な気持ちでいつも来られる世の中であって欲しいですね。こうした楽しみをどんどん削ってしまっても良くない」と語ると、植本さんも「精神的にも経済的にも余裕のないときこそ、ぜひとも映画や演劇に足を運んで欲しいですね」と同意されていました。
終始和やかなムードで客席の笑いを誘いながらも、お二人の演劇に対する熱い気持ちの伝わるトークショーでした。
今回は、3月6日(土)よりBunkamura ル・シネマほかにて公開中の『モリエール 恋こそ喜劇』のクリアファイル+プレスシートを5名様にプレゼントします。ご希望の方は、「『モリエール』プレス希望(メールでご応募する場合は件名)』・お名前・ご住所・電話番号 ・年齢」 を明記の上、こちらのこちらのアドレスか、メールフォーム(要・送り先の追記)からご応募下さい。
◆応募締め切り:2010年3月21日(日)応募受付分
公式サイト:http://www.cetera.co.jp/moliere/
※住所未記入で応募される方が増えています。住所がないものは無効にすることもありますのでご注意ください。※応募者多数の場合は抽選となります。
註)ご提供いただいた個人情報は、本プレゼント以外の目的では一切使用いたしません。また、個人情報そのものも招待状発送後一週間で破棄します。当選者の発表は、招待状の発送をもってかえさせていただきます。
なお、当選に関するお問合せへの回答はいたしかねます。予めご了承下さい。
『モリエール 恋こそ喜劇』( 2007年/フランス/120分/配給:セテラ・インターナショナル )
2008年セザール賞 4部門ノミネート/2007年モスクワ国際映画祭 観客賞・男優賞受賞
1644年のパリ。まだ喜劇王として名を成す前の22歳の演劇青年モリエールは、劇団の借金を肩代わりしてもらうため、金持商人ムッシュ・ジュルダンの演劇指導を引き受ける……。ニセ聖職者として潜りこんだ屋敷で、彼はジュルダン夫人に恋をしてしまう。
監督:ローラン・ティラール
製作:オリヴィエ・デルボスク,マルク・ミソニエ 脚本:グレゴワール・ヴィニュロン 撮影:ジル・アンリ
主演:ロマン・デュリス,ファブリス・ルキーニ,ラウラ・モランテ
http://www.cetera.co.jp/moliere/
(C) 2006 FIDELITE FILMS-VIRTUAL FILMS-WILD BUNCH‐FRANCE 3 CINEMA-FRANCE 2 CINEMA
3月6日(土)よりBunkamura ル・シネマ、
4月10日(土)より大阪・テアトル梅田ほかにて全国順次公開!
- 監督:セドリック・クラピッシュ
- 出演:ロマン・デュリス, オドレイ・トトゥ, ジュディット・ゴドレーシュ, セシル・ド・フランス
- 発売日:2008-09-17
- おすすめ度:
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- 監督:セドリック・クラピッシュ
- ジュリエット・ビノシュ, ロマン・デュリス, ファブリス・ルキーニ, アルベール・デュポンテル
- 発売日:2009-08-26
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