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フランスで空前の大ヒット!3週連続 興行成績第1位獲得!! 観客動員552万人突破! プチ・ニコラ

ヨーロッパでいちばん有名な小学生がやってきた!!!

2010年10月9日(土)より、恵比寿ガーデンシネマほか
全国順次ロードショー

INTRODUCTION

フランスで一番の人気者!

『プチ・ニコラ』1 フランスで50年間愛され続けている、ルネ・ゴシニ作、ジャン=ジャック・サンペが描く国民的絵本「プチ・ニコラ」がついに実写映画化!

昨年フランスでは‘プチ・ニコラ’旋風が巻き起こりました。誕生50周年として、プチ・ニコラ展がパリ市庁舎で2009年3月6日(金)~2009年7月4日(土)開催されたり、(当初、5/7(木)までの予定だったがあまりの人気のため展示期間が延長。)記念切手が発売されました。老舗ブランド、プチバトー、ベルナルド、クレールフォンテーヌといった有名メーカーから、記念アイテムが続々と発売。
昨年発売された“Le Petit Nicolas Le ballon”(原題:プチ・ニコラと風船)もベストセラーとなり、書籍類は、今では30ヶ国語以上に翻訳され1千万冊以上発行されており、フランス語を学ぶための教材として使われるほどの大人気のキャラクター。例えるなら、日本の「サザエさん」「ちびまるこちゃん」「クレヨンしんちゃん」、アメリカの「スヌーピー」のような存在。

フランス大統領サルコジ氏の名前がニコラのため、大統領に就任した際に、プチ・ニコラが大統領になった!とマスコミが紹介するほどフランスでは知らない人はいない。そんな『プチ・ニコラ』が日本初登場!

とびきりみんながしあわせだった時代

子供たちが子供らしく、大人たちはプチ・ブルジョアになるのを憧れた。みんなが生き生きと暮らす1960年代。そんな古き良き時代を緻密なリサーチのもと作り上げた‘プチ・ニコラ’ ワールドが完成しました。

『プチ・ニコラ』の原作はいくつもの短い物語ですが、今回映画化するに当たり、監督・脚本のローラン・ティラールらが原作のいろいろなエピソードを組み合わせ、アン・ゴシニ(原作者、ルネ・ゴシニの娘)やジャン=ジャック・サンペ(原作画家)らが認める、素晴らしい物語を創り上げました。

撮影はほとんどがフランスのパリで行われ、1960年代のノスタルジックな雰囲気を大切に、家具やファッションにこだわり、役者、セット、音楽、ストーリー全てが最大限の効果を発揮した理想的な世界で、純粋で、何事にも真剣なニコラの成長を通して、幼い頃の自分と重なりあい物語の根底にある、‘やさしさ’ や ‘せつなさ’ を感じずにはいられない、心温まるドラマが繰り広げられます。

国民的人気者のニコラを映画化するプレッシャーにも負けず、フランス映画界の巨匠、ジャック・タチ、アルベール・ラモリス、ルイ・マル監督らを髣髴させ、そこにティラール監督自身のエッセンスが加わった、映画史に残る珠玉の作品へと昇華させた。

『赤い風船』、『地下鉄のザジ』、『さよなら子供たち』など数々の名作を生んだフランスに、またひとつ21世紀を代表する子供映画が新たに誕生しました。

ローラン・ティラール監督インタビューはこちら

Story

『プチ・ニコラ』2ニコラは毎日が楽しくてしかたがない。自分を愛してくれる両親、一緒に遊べる愉しい友人たちがいて、これ以上の幸せはまったく望んでいなかった。
だがある日、両親の会話を耳にしたニコラは、母親にもうすぐ赤ちゃんが生まれると信じ込む。創造力豊かなニコラは、最悪の事態を妄想する。小さな弟が生まれたら、両親を独り占めし、自分はもう大事にされなくなるのではないだろうか。それどころか*「親指小僧」のように森の中に捨てられるかもしれないと……。

この最悪な状況から逃れるために、ニコラは自分が必要な存在であることを示そうと、両親の気を引くために両親が外出中に家の掃除をしたり、母親にプレゼントをあげたりする。だが、一所懸命やればやるほど裏目にでてしまい、両親の怒りを買ってしまう。
「このままでは捨てられてしまう!」と思ったニコラは、作戦を変更する。自分が捨てられるわけにな行かない。先に生まれたのは自分なのだから、いなくなるのは生まれてくる弟のほうだ!
開き直ったニコラは、仲間たちと一緒に赤ちゃんにいなくなってもらうために、ありとあらゆる計画を思いつく。ニコラたちはとんでもないことを思いつき、町全体がパニックに!

*親指小僧とは
親指小僧は諸説いろいろとございますが、本作品に使用されている物語は、原作者:シャルル・ペロー(Charles Perrault, 1628年1月12日-1703年5月16日)のフランスの詩人による「親指小僧(Le Petit Poucet)」の物語になります。

2010年10月9日(土)より、恵比寿ガーデンシネマほか
全国順次ロードショー

Production Note

「プチ・ニコラ」映画化のはじまり。

プロデューサーのマルク・ミソニエールとオリヴィエ・デルボスクが、「プチ・ニコラ」を映画化するアイディアを長年練っており、アン・ゴシニ(原作者ルネ・ゴシニの娘)に話しました。「プチ・ニコラ」はいくつもの短い物語で構成されており、その羅列では面白くなくなってしまうので、アンからの要望はただひとつ!物語の構想が欲しいとのことでした。そこでローラン・ティラール(監督・脚本)が適任であると考え、彼に連絡をしました。ローランの物語の構想に魅了されたアンは、その物語を原作画家のジャン=ジャック・サンペに話しました。サンペもそのアイデアをとても気に入ってくれました。そして、全てが動き始めたのです。

登場人物について

『プチ・ニコラ』3映画に全ての人物を登場させる事は困難だったので、取捨選択が必要になりました。それはすごく難しい作業でした。学校の場面が非常に多かったので、女性の先生は物語の鍵となる人物ですし、教育係りのブイヨンは、生活指導をする厳しい先生です。休み時間や登下校、悪ふざけやけんかに目を光らせ、厳格に取り締まる恐い存在で、物語の重要な人物だったので残さなくてはなりませんでした。ほかにも魅力的な登場人物がたくさんいましたが、出演する余地が残ってなかったのです。私たちは物語の主軸となる二つ、1.ニコラは森に捨てられるかも?という妄想と恐怖。2.出世するために上司にとりつくろう両親。という枠組みの中で登場することのできる人物を残すことにしました。

キャスティングについて

最も重要なのは、子役の選択でした。「プチ・ニコラ」は子供の物語のため、私たちは大規模なオーディションを行いました。映画に出たことのない子供たちにも沢山会いました。ですが、主要な子役たちを選ぶのは難しくありませんでした。ただ、彼らがカメラの前で演技できるかは心配でした。というのも、彼らが撮影現場でありのままでいられるということを前提に、「顔つき」や個性を基準に選んでいたからです。結果的に私たちの選択は間違っていませんでした。彼らは素晴らしい俳優だったのです。

ニコラにそっくりなマキシム・ゴダールの容姿は非常に魅力的した。また、俳優になりたいという強い意志も興味深いものでした。彼は9歳にして社会の中での自分が望む立ち位置について非常に明確なヴィジョンを持っており、人生で何をしたいかを分かっていました。彼の活発な性格からして、彼はカメラの前に立つのを恐れないだろうと思っていました。ところがまたく逆で、クランクインの時に、大きなクレーンについたカメラが近づくと、立ちすくんでしまったのです!
マキシムの素晴らしいところは、他の子供たちよりもさらに、演じる事に対しての意欲と喜びが強く、一度たりともわがままを言いませんでした。

私たちは、断られるかもしれないと思いながらも、ヴァレリー・ルメルシエを想定して母親役を書き上げました。彼女に連絡を取った時、“Agathe Cléry”の非常に長い撮影を終えたばかりで、出演に対してあまり乗り気ではなかったため、彼女を説得するところからはじまりました。彼女の出演がどれだけ必要不可欠であるかを説明し、ヴァレリー・ルメルシエを説得することに成功したのです。

カド・メラッドが、『心配しないで(仮)』(05)(日本未公開)で‘普通の男’を完璧に演じているのを観て、素晴らしい俳優だと思ってました。ニコラの父親役には‘普通の男’が必要でした。毎朝仕事にでかけ、少しばかり上司を恐れて、昇進を夢見ている中間管理職。カドとは、父親のキャラクターについて沢山話し合いました。少しばかり無気力で、野心がありながらも、いつも妻の尻にしかれてしまう人物。同時に、独創性と、本当の優しさも持ち合わせていなくてはなりませんでした。カドは本当にはまり役でした。『プチ・ニコラ』6

先生は子供たちにとって二人目の母親のようなものです。心優しく、感受性の強い人物。子供たちが大好きだけれども、子供たちに対しては威厳を示さなくてはなりません。けれども実際は子供たちや校長に対して、頻繁にお手上げ状態になります。サンドリーヌ・キベルランの大きな青い瞳はそうした優しさを際立せ、目線や動作だけで、非常に繊細に感情を表現する技術を持っており、とても重要な役目を果たしました。

時代設定について

「プチ・ニコラ」を読むと、「あの時代は良かったな。」という思いにかられます。ただ、実際によく読んでみると「プチ・ニコラ」に描かれている世界は、失業、犯罪、離婚は全く存在せず、社会は安定し、全てが理想的な社会なのです。ようするに連載されていた当時の50年代にも、そして現在においても実在しないおとぎ話の世界だということに気づいたのです。そこで私たちは、緻密な時代考証のもと、国民的絵本「プチ・ニコラ」のエスプリを生かした“1950年代後半から1960年代のフランス”の世界を創りあげました。当時を知る人はもちろん、知らない人にも、なぜか懐かしく感じられる完全な理想郷を作り上げたのです。

ローラン・ティラール監督インタビューはこちら

C R E D I T

CAST
出演:ニコラの母:ヴァレリー・ルメルシエ ニコラの父:カド・メラッド 教師:サンドリーヌ・キベルラン
ル・ブイヨン:フランソワ=グザヴィエ・ドゥメゾン 校長:ミシェル・デュショソイ ムシュブム氏:ダニエル・プレヴォスト
大臣:ミシェル・ガラブリュ ナヴァラン婦人:アネモネ ブレデュール:フランソワ・ダミアン 花屋:ルイーズ・ブルグワン
ニコラ:マキシム・ゴダール アルセスト:ヴァンサン・クロード ジョフロワ:シャルル・ヴァイヤン
クロテール:ヴィクトール・カルル ウード:ベンジャマン・アヴェルティ リュフュス:ジェルマン・プチ・ダミコ
アニャン:ダミアン・フェルデル ジョアキム:ヴィルジル・ティラール

STAFF
監督:ローラン・ティラール 脚本・脚色:ローラン・ティラール,グレゴワール・ヴィニュロン 脚本顧問:アン・ゴシニ
台詞:ローラン・ティラール,グレゴワール・ヴィニュロン,アラン・シャバ
原作:「プチ・ニコラ」ルネ・ゴシニ、ジャン=ジャック・サンペ作
撮影:ドニ・ルーデン(AFC) 編集:ヴァレリー・ドセーヌ 写真撮影:ティエリ・ヴァレトゥ
音響:リカルド・カストロ・ポール・エマンス ミキシング:トマ・ゴデール 美術:フランソワーズ・デュペルトゥイス
衣装:ピエール=ジャン・ラロック 助監督:アラン・コルノ
キャスティング:アガタ・アッセンフォルデール(Arda),ジェラール・ムレヴリエール(Arda) 音楽:クラウス・バデルト
エンドロール音楽:「On est pas à une bêtise près」 ルナン・リュース  制作担当:シルヴェストル・グアリノ
エグゼクティブ・プロデューサー:クリスティーヌ・ド・ジュケル
製作:オリヴィエ・デルボスク、マルク・ミソニエール(Fidélité Films) フランス大使館後援
原題:Le Petit Nicolas/2009年/フランス/91分/カラー/ドルビーデジタル/ビスタ/
字幕翻訳:小林彩乃/配給:コムストック・グループ、フェイス・トゥ・フェイス
応援団:偕成社、プチバトージャパン、ベルナルド日本総代理店 ジーケージャパンエージェンシー、
クオバディス・ジャパン、ユニフランス
(c)2009 Fidelite Films - IMAV Editions - Wild Bunch - M6 Films - Mandarin Films - Scope Pictures - Fidelite Studios
http://www.petitnicolas.jp/

2010年10月9日(土)より、恵比寿ガーデンシネマほか
全国順次ロードショー

プチ・ニコラ〈1〉集まれ、わんぱく! (偕成社文庫) [単行本] プチ・ニコラ〈1〉集まれ、わんぱく!
  • (著) ルネ ゴシニ
  • (イラスト) ジャン=ジャック サンペ
  • 発売日: 1996-02
  • おすすめ度:おすすめ度4.5
  • Amazon で詳細を見る
2010/09/19/23:53 | トラックバック (0)
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