新作情報

タイピスト!

『アーティスト』、『オーケストラ!』のスタッフ結集!
天然系キュートなヒロイン×ポップな50年代フレンチ・カルチャー×興奮と感動のスポ根!
50年代フランスを舞台に、本当にあったタイプ早打ち世界大会に全てをかけるヒロインを
描くカラフルなサクセス・エンターテインメント!

http://typist.gaga.ne.jp/

2013年8月17日(土)より、
ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー!

INTRODUCTION

実際のタイプ早打ち大会の映像から生まれた、迫真の“競技”の物語

『タイピスト!』本作誕生のきっかけは、タイプライターの歴史を取り上げたドキュメンタリー作品だった。その中で、早打ち大会の模様が紹介された。短い映像だったが、レジス・ロワンサル監督の心をとらえるには十分だった。タイプライターが競技になるなんて信じられないと驚いた監督は、さっそく調査を始めた。
2004年当時、タイプを教える学校は、既に姿を消していた。それでも粘り強く情報収集をした結果、早打ち大会の映像や関連文書が見つかった。その中に、すり鉢状の競輪場のような会場で、何千人という観衆を集めて開催された、アメリカ大会の写真があった。さらに、大手タイプライターメーカーのジャピー社の広告も見つかった。
決定的だったのは、地方大会で優勝した男女に話を聞けたことだ。彼らは、精神的なプレッシャーを受けたことや、鋭い視線で威嚇して、ライバルたちのスピードを落としたことなどを教えてくれた。ロワンサル監督は、これこそまさに“本物の競技”だと確信し、ダニエル・プレスリー、ロマン・コンパンと共同で脚本を書き上げた。

ボーッとしているからと抜擢され、ハードな特訓を乗り越えた主演女優

プロデューサーのアタルとロワンサル監督は、ローズ役のために約150人の女優をオーディションし、デボラ・フランソワを選んだ。決め手は、彼女が“赤面”したことだった。「彼女には脆さと、意地らしいほどぼんやりしたところがあって、そこが魅力だった。それにそれこそが、ローズ役に求められたものだった」とロワンサール監督は語る。
監督はデボラには、オードリー・ヘップバーンの『麗しのサブリナ』、『昼下りの情事』、『パリの恋人』、『マイ・フェア・レディ』を見て、マリリン・モンローも参考にするように指示した。50年代の女性たちの体型と立ち居振る舞いを理解するためだ。『タイピスト!』場面1監督は真似をせずに吸収するように指導したが、彼女のポニーテールは、ヘプバーンのヘアスタイルをそのまま使った。
さらにデボラには、タイプの特訓があった。タイプ早打ち大会の映像、タイピングと用紙の交換テクニックを記した教本、アメリカ海兵隊の秘書が3回の動きで用紙を交換する方法を教えるビデオが渡され、1日2、3時間の練習が3ヵ月間続けられた。

色から生地まで時代背景にこだわった、カラフルなファッション

衣装を手掛けたシャルロット・ダヴィッドは、二人の女性をファッションで描き分けた。地方出身のローズは、可愛らしい花柄のドレスなどの50年代スタイル。裕福なアメリカ人と結婚してモダンな家に住むマリーは、髪にリボンを巻き、ピッタリしたカーディガンと短いパンツ、バレーシューズという60年代初期のスタイルだ。
衣装の多くはこの映画のために作られ、世界大会でのローズのピンクのドレスは、デボラの意見を取り入れて作り上げられた。『百万長者と結婚する方法』で、3人の女優がディナーパーティーに到着するシーンで着ているような、オフショルダーのドレスだ。色は50年代の雑誌から選んだ。ダヴィッドが生地を提案し、デボラが一目で気に入った。「月並みじゃないかと言う監督に、私と衣装の女性スタッフ全員で抗議したの。女性たちが生地に目の色を変えているのを見て、彼が折れたわ!」と笑うデボラ。

スクリーンのあちこちに散りばめられた、映画へのオマージュ

『タイピスト!』場面2舞台となった50年代は、変化の時代だった。ロックンロールが誕生し、ファッションやエンターテインメント、職場での女性の地位も変わり始めた。ロワンサル監督は、この時代の映画へのオマージュをふんだんに盛り込むことにした。彼が特にインスパイアされたのは、ビリー・ワイルダーやダグラス・サークの作品だ。ジャック・ドゥミ監督の『シェルブールの雨傘』、『赤い風船』や『地下鉄のザジ』からもインスピレーションを得た。ジャン=リュック・ゴダールの『女は女である』などヌーヴェル・ヴァーグ作品も参考にしている。
ルイがニューヨークに到着するシーンは、決闘に向かう剣士をイメージし、ジョージ・シドニー監督の『血闘(スカラムーシュ)』から着想を得た。ローズがバスルームから出てくるシーンは、ヒッチコックの『めまい』のキム・ノヴァクだ。映画だけではなく、当時のレコードカバーのデザインを数多く手掛けた、イラストレーターのアレックス・スタインワイスの作品も参考にした。
何か新しいことが起きる予感に満ちた、心が沸きたつように楽しい50年代の世界が完成した。

『オーケストラ!』『アーティスト』のスタッフとフランスが誇る演技派俳優が贈る夢とユーモアと感動が、いっぱい詰まった宝箱

監督・脚本は、ジェーン・バーキンのPVや音楽関係のドキュメンタリーを手掛けてきたレジス・ロワンサール。『オーケストラ!』の大物プロデューサー、アラン・アタルが完成前の脚本を読んで絶賛、自ら製作に名乗り出たことで、長編映画デビューを果たした。撮影は、『アーティスト』でアカデミー賞にノミネートされたギョーム・シフマン。
『タイピスト!』場面3ローズには、『ある子供』でセザール賞にノミネートされたデボラ・フランソワ。信じられないほどノロマで無能だけれど、不思議な魅力を秘めたローズが、たった一つの才能を武器に、美しいスターへと変身していく姿を溌剌と演じた。彼女が演技を見習ったヘプバーンの『マイ・フェア・レディ』のヒギンズ教授さながらに、ローズを厳しく指導するルイには、フランスを代表する演技派俳優、ロマン・デュリス。
その他、ルイの幼馴染でかつての恋人マリーに『アーティスト』でアカデミー賞にノミネートされたベレニス・ベジョ、ルイの母親にフランスが誇る大女優ミュウ=ミュウが扮している。
可愛いパッケージを開けると、驚きと笑いと感動と、女性への熱いエールが飛び出してくる──そんな愛すべき宝箱のような物語を贈ります。

Story

クビ宣言を受けた新米秘書に残された道は、世界大会出場。
憧れの上司は鬼コーチとなり、めざすはまさかの優勝!?

『タイピスト!』場面4都会暮らしに憧れて、田舎から出て来たローズは、保険会社を経営するルイに秘書に応募。晴れて採用されるも、ドジで不器用なローズは、一週間でクビ確定に。「ただし──」と、意外な提案をもちかけるルイ。ローズの唯一の才能〈タイプの早打ち〉を見抜いたルイは、彼女と組んで世界大会で優勝するという野望を抱く。ところが、初めての闘いに動揺したローズは地方予選であっさり敗退、その日からルイのコーチ魂に火が付き、鬼コーチとしての特訓が始まる。1本指打法から10本指への矯正、難解な文学書のタイプ、ピアノレッスン、ジョギング、心理戦の訓練…。厳しいトレーニングに耐えたローズは地方大会を1位通過、全仏大会のために夢のパリへと乗り込む。そこには、3度目の防衛を狙う恐るべき女王が待ち受けていた──。

C R E D I T

監督・脚本:レジス・ロワンサル 撮影監督:ギョーム・シフマン
出演:ロマン・デュリス、デボラ・フランソワ、ベレニス・ベジョ
20102年/フランス/カラー/111分/配給:ギャガ
© 2012 – copyright : Les Productions du Trésor – France 3 Cinéma – France 2 Cinéma – Mars Films - Wild Bunch – Panache Productions – La Cie Cinématographique – RTBF (Télévision belge)© Photos - Jaïr Sfez
http://typist.gaga.ne.jp/

2013年8月17日(土)より、
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  • 監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
  • 出演:アレクセイ・グシュコブ, メラニー・ロラン, フランソワ・ベルレアン, ドミトリー・ナザロフ, ミュウ=ミュウ
  • 発売日:2010/11/04
  • おすすめ度:おすすめ度4.5
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2013/08/16/22:02 | トラックバック (1)
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