今泉力哉監督特集
~ダメ恋愛映画のすすめ~
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“自分の好きなタイプの女の子ばかりで映画を作る”という
俺の出来ない“モテる監督”が使う技を、
今泉は毎回やってのけるので正直ちょっと嫉妬するし、羨ましいです。
その上出てくる女の子がいつもカワイイので悔しいけど早く新作が観たいです。出来れば長編で。
――山下敦弘(映画監督)
5月26日(水)~6月11日(金)、下北沢トリウッドにて開催!
日本各地で数多く開催されている自主映画の映画祭。
そこでここ2~3年、多くの入賞、受賞を果たしている監督がいる。
今泉力哉。
今回、2010年成城大学映画祭<take∞>グランプリを記念し、彼の過去作品を一挙公開する試みを行う。感情を表さない顔、皮肉をこめた台詞を使った若者の描写が、審査員は勿論、観客にも支持されている彼の作品群を上映し、その評価が彼の次のステップへのエールになる事を期待します。
今泉力哉/プロフィール
1981年生まれ。福島県郡山市出身。
名古屋市立大学芸術工学部在学中より映画制作を開始。 卒業後、大阪の吉本NSCに通い、1年間の芸人生活を経て上京。東京の映画学校・ニューシネマワークショップに通い、映画制作を再開。 渋谷の映画館で3年間のアルバイト生活を経て、現在、監督や俳優の養成学校・ENBUゼミナールに勤務。 その傍ら、山下敦弘監督(「天然コケッコー」)のワークショップのアシスタントなどをしながら、自主映画を制作しつづける。 脚本の緻密な構成、アドリブを多用したリアルな台詞や芝居、また女性陣の美しさ、が今泉作品の特徴である。
2008年「微温(ぬるま)」が水戸短編映像祭でグランプリ受賞。
2009年「最低」がTAMA NEW WAVEグランプリ受賞。
- 見といた方がいいと思う。――利重剛(俳優・映画監督)
- 人に好かれる怖さとか、好くことのつまらなさとか、でも諦められない悲しみとか、 見苦しさとか、そういった男女の間に横たわるいかがわしい色気みたいなものが、――ジャンルとしての ”今泉映画”をちゃんと形作っているんだと思う。なんていうか、おっぱいのいらないエロっつうかね。
しかし山下くんも言ってたけど、出てくる女の子がみんなカワイイな。やるな今泉。
――向井康介(脚本家) - 交通事故の怖さを教える「教則ビデオ」というのがあるが、今泉力哉の映画『最低』はまさに、≪恋愛事故≫の怖さを教える「教則映画」だ。あー怖い、あー怖い。自分はあんな目に遭わなくて良かった。もう危険な運転はすまい。老若男女、恋愛に慣れてると思ってる人もこれから恋愛する初心者も、観る事を義務づける!
――西尾孔志(映画監督「ナショナルアンセム」/CO2映画祭ディレクター) - 先日、ある本を読んでいたらこんなことが書いてあった。「人というのは退屈する生き物だ。同じことの繰り返しには耐えられない」これは、煎餅ばかり食べていると羊羹がほしくなり、逆に羊羹ばかりだと煎餅がほしくなるみたいなものだろうか。人はそうやってバランスを保って生きているのかもしれない。でも、いつの世にも例外はいる。今泉力哉――彼は言ってしまえば「羊羹ばかり食べ続ける男」だ。今泉監督は常に同じテーマを描き続ける。普通だったら「もうそろそろ飽きた」とか「次は趣向を変えてSFでもやってみるか」なんて思うかもしれない。でも彼はそうしない。もうすでにそんな退屈さやマンネリズムを超えた、一種ランナーズ・ハイのような境地にいるのかもしれない。真相はわからない。何はともあれ、こんなふうに自分の撮りたい作品をひたすら撮り続ける今泉君を、私はとても心強く思うのです。
――山田真歩(女優「サイタマノラッパー2女子ラッパー☆傷だらけのライム」) - シナリオ基礎講座で今泉君の映画を学生に見せたことがある。その時の教室は、世界の名作を扱った時以上の熱気であふれた。たぶんそれは、不確かな若い生の実感を今泉映画がうまく表現できているからだろう。今泉力哉本人による解説と学生との質疑応答そして僕のちょっと意地悪なツッコミもあって、クラスはかなり充実した。現在の自主映画の現状を捉える上でとても重要な作品群と言える。――榎本憲男(映画プロデューサー/ENBUゼミ講師「罪とか罰とか」)
5月26日(水)~6月11日(金)、下北沢トリウッドにて開催!
― Aプログラム ―
「ざっぱ」 ( 16分/2009/監督・脚本・編集 )
出演:川口覚・水谷妃里・玉川佐知・芹澤興人元彼女・陽子をひきずりつつも、陽子の友達・紗枝とつきあっている良弥は、陽子が彼氏と別れたと聞く。 石井裕也監督などが参加した1980年代生まれの監督5人×俳優10人のコラボ
企画「1980s ~short movies meeting vol.0.5~」にて上映。「微温」 ( 44分/2007/監督・脚本・編集 )
出演:井上悠・笈川理紗子・大野裕佳子・芹澤興人二股している亮介は「朝子と別れてほしい」と町子に言われる。私の誕生日までに別れてと。
第12回水戸短編映像祭グランプリ第4回成城大学映画研究部主催映画祭「TAKE∞」グランプリ
第5回シネアストオーガニゼーション大阪エキシビジョン(CO2)・オープンコンペ部門入選
映画芸術主催「映芸シネマテークvol.4」にて上映(併映「百年の絶唱」井土紀州監督)
― Bプログラム ―
「cataitsutsu」 ( 3分/2009/監督・脚本・編集 )
出演:関口崇則・玉川佐知・石田康仁夏の玄関。元彼女の彼氏に呼び出された男は「もう連絡してこないでくれ」と言われる。
15人の監督(俳優を含)×3分の作品というオムニバス企画「風雲~kazagumo~」にて上映(俳優、森岡龍さん、柄本佑さん、岡部尚さんなども参加)「そこにいてはいけない」 ( 3分/2009/監督・脚本・編集 )
出演:服部竜三郎・横山真弓・橋野純平・竹田尚弘・kia・神竹純平・関口崇則・玉川佐知秋の縁側。別れ話をしているカップル。ベッドを運ぶ運送業者。通りがかった若者たち。
「灰とシーツ」 ( 10分/2008/監督・脚本・編 )
出演:竹田尚弘・間宮結・服部竜三郎・礒部泰宏・芹澤興人 ほか自称「15歳の時に家庭教師の女と屋上でヤった」と言う武。仕事仲間からは童貞だと思われている。
おかしな監督映画祭Ⅴ映画監督新人協会賞・シネマアートン賞ジェネオンエンタテイメントより『おかしな監督映画祭~OKACINEMA 10min world~』という短編オムニバスとしてDVD化
「最低」 ( 38分/2009/監督・脚本・編集 )
出演:芹澤興人・天正彩・川上望美・小宮一葉・kia・新井秀幸・小竹原晋亜実のもとに元ストーカーからと思しき怪しい封筒が届く。そこには手紙とDVDが入っていた。
第10回TAMA NEW WAVE グランプリふかやインディーズフィルムフェスティバル2009優秀賞
第6回成城大学映画研究部主催映画祭「TAKE∞」グランプリ
― Cプログラム ―
「体温」 ( 20分/2010/監督・脚本・編集 )
出演:愛葉るび・関口崇則・今泉こはな ほか合コン後、自転車が撤去されていた童貞の町田は、同じく撤去されていた女性・千葉を家まで送ることに。
「此の糸(このいと)」 ( 35分/2005/監督・脚本・編集・主演 )
出演:今泉力哉・高木美優・藤田一行 ほか草弥は朝子が好きだ。だから朝子が秀のことを好きなのを知っていて、2人がうまくいけばいいと思っている。監督自身初の恋愛ものであり、出演作となる。全作品の原点的な作品。
5月26日(水)~6月11日(金)の火曜日を除く15日間
Aプログラム「ざっぱ」「微温」
Bプログラム「cataitsutsu」「そこにいてはいけない」「灰とシーツ」「最低」
Cプログラム「体温」「此の糸」
5/26~5/30 | 15:30~Aプログラム 17:00~Bプログラム 20:00~Cプログラム |
5/31~6/5(6/1は休み) | 15:30~Bプログラム 17:00~Cプログラム 20:00~Aプログラム |
6/6~6/11(6/8は休み) | 15:30~Cプログラム 17:00~Aプログラム 20:00~Bプログラム |
<料金>
前売800円 当日1000円
リピーター800円またトリウッドメルマガ登録者限定割引あり(800円)
http://homepage1.nifty.com/tollywood/