富江
アンリミテッド
ようこそ ここは 恐怖の 遊園地。
http://www.tomie-unlimited.com/
2011年5月14日(土)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー
ホラーに飢えている日本の皆様。
今まで生ヌルい映像をお見せしてすみませんでした。
お待たせいたしました。刺激、お持ちしました。
日本が誇る天才・伊藤潤二の傑作コミック「富江」。99年に公開された『富江』を皮切りに、菅野美穂や宮﨑あおいなどを輩出し計7作も映画化されている人気コミックだが、8作目となる本作は原作を最も忠実に再現、その結果最も恐ろしい作品に仕上がった。それもそのはず、メガホンを取るのは『ロボゲイシャ』『片腕マシンガール』などでカルト的人気を集め、その美しさすら感じる残酷描写から現在最も海外から評価される鬼才・井口昇。そして主人公・月子を演じるのはモデル・女優として大活躍中の荒井萌、月子の姉である富江にはシリーズ史上最も本人に近いと評される仲村みう、そして月子の友人・佳恵役に、国民的アイドルグループ「AKB48」のメンバーであり「渡り廊下走り隊」の中核を担う多田愛佳という注目度満点のメンバーが揃ったからだ。背筋が凍るセリフ回し、そして津波のように襲いかかるショック描写に、遂に映画館は完全なる“恐怖の館”と化す!
消えて欲しいんでしょ?そう想われるほど、増えてくの。
高校で写真部に所属する月子(荒井萌)は友人・佳恵(多田愛佳)と帰宅途中、同じ学校に通う姉の富江(仲村みう)に会う。富江は月子が憧れる先輩と連れ立っていた。男を誘惑する姉に激しい嫉妬を感じるも、その眩いばかりの美しさに陶酔し、カメラのシャッターを切り続けてしまう月子。そんな月子の感情を見透かしたような言葉を投げかける富江。動揺した月子のシャッターを押す指が止まったその時、建設中のビルから落下してきた鉄骨に刺し抜かれ、月子の目の前で富江は絶命してしまう。それから一年余りが経ち、富江が死ぬ瞬間の悪夢にうなされ続ける月子だったが、徐々に日常の生活に戻り始めていた。生きていれば18歳になる富江の誕生日、両親と3人でバースデイケーキを囲み、“富江が生きていたら”と生前の富江を偲んでいたその時、豊かな黒髪と禍々しいほどの美しさを携え、死んだはずの富江が家にやってきた。父も母も大粒の涙を流して喜ぶが、月子は信じられない事態を前に、ただ呆然と立ち尽くしていた……。
2011年5月14日(土)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー
原作:伊藤潤二(いとう じゅんじ)
1963年生まれ。幼いころより、楳図かずお、古賀新一らの怪奇マンガに魅了され、自らも怪奇マンガを描き始める。男女問わず現実離れした美貌を持つキャラクターを描く繊細な画力と、グロテスクな描写が特徴で、映画化された作品も多い。1986年『月刊ハロウィン』(朝日ソノラマ)に「富江」を投稿し、第1回楳図賞にて佳作入選し見事デビューを飾る。代表作は「うずまき」、「ギョ」、「富江」、「ミミの怪談」など。これまでに「富江」シリーズを含め、15作品が映像化されており、本作で16作品目となる。今年1月には伊藤潤二傑作集「富江」が上・下巻として再販されており、新たなファン層を広げ続けている。
監督・脚本:井口昇(いぐち のぼる)
1969年、東京都出身。イメージフォーラム映像研究所で学び、学生時代に制作した8ミリ映画『わびしゃび』が90年イメージフォーラムフェスティバル審査員賞を受賞。その後、様々な撮影現場でキャリアを積み、98年には自主制作映画『クルシメさん』がゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門で奨励賞を受賞。以降、映画『恋する幼虫』(03)、『猫目小僧』(05)、『おいら女蛮』『卍(まんじ)』(06)を手掛け、TVドラマ「週刊真木よう子」(08/TX)には脚本で、「栞と紙魚子の怪奇事件簿」(08/NTV)には監督として参加。その特異な作家性で熱狂的なファンを獲得する。07年には米国資本の日本映画『片腕マシンガール』が国内外でカルト的な人気を呼び、09年には映画『ロボゲイシャ』で独自の“戦う女子ムービー”路線を確立。同路線として同年10月より放送されたTVドラマ「古代少女ドグちゃん」(MBS)は、地域限定放送にも関わらず、翌年2月に映画『きょーれつ!もーれつ!!古代少女ドグちゃんまつり スペシャル・ムービー・エディション』として劇場公開されるほど話題に。その後も、『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』(10)を発表し、国内外の熱いファンを着実に増やしている。一方、松尾スズキ主宰「大人計画」の俳優としても活動。主な出演作品は、映画『忘れられぬ人々』(00)、『ラッパー慕情』(03)、『恋の門』『サヨナラCOLOR』(04)、『山形スクリーム』(09)。最新監督作として、板尾創路主演『電人ザボーガー』 (10)の公開が控えている。
脚本:継田淳(つぎた じゅん)
1974年、秋田県出身。日本大学芸術学部映画学科に入学し、卒業制作作品『にくいあなた』で1999年ぴあフィルムフェスティバルIMAGICA賞受賞。自主製作した短編『ともだち』が2004年バンクーバー国際映画祭招待作品となり、その後、様々なオリジナルビデオやTVドラマに監督・脚本・編集で参加。また、藤原章監督作品『ラッパー慕情』(03)、村上賢司監督作品『細菌列島』(09)、同年の竹中直人監督作品『山形スクリーム』、井口昇・西村喜廣監督作品『きょーれつ!もーれつ!!古代少女ドグちゃんまつり スペシャル・ムービー・エディション』、そして『戦闘少女 血の鉄化面伝説』(10)など、多くの“ハジけた”作品の脚本を担当。同年5月公開の中平一史監督作品『爆発!スケ番☆ハンターズ~総括殴り込み作戦~』では編集を務めている。ライターとして雑誌「TRASH-UP!!」等でも活躍。
撮影:長野泰隆(ながの やすたか)
CMのカメラマンとしてキャリアをスタートさせる。これまでに映画のみならずさまざまなジャンルの作品を撮影してきている。主なとして、『いかレスラー』(04)、『コアラ課長』(05)、『かにゴールキーパー』(06)などを手掛ける。その後井口昇監督作品『片腕マシンガール』(07)、「古代少女ドグちゃん」(09/MBS)、『ロボゲイシャ』(09)と多くの作品でタッグを組むようになる。「富江」シリーズ7作目の『富江VS富江』(07)も担当し、本作で2作目の富江となる。今年公開の『電人ザボーガー』(10)も手掛けている。
特殊造型監督:西村喜廣(にしむら よしひろ)
1967年生まれ。造型、特殊メイク、撮影、照明、美術などを独学で学び、多くの作品に参加。CM制作会社に入社し、プロとしての現場を学ぶ。95年、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門で自主制作映画『限界人口係数』が審査員特別賞を受賞。08年、劇場映画初監督作品『東京残酷警察』を発表。国内のみならず、海外でも高い評価を受け、衝撃的なデビューを果たす。その他の監督作品として、井口昇、坂口拓共同監督作品『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』(10)、監督最新作『HELLDRIVER』(11)が公開を控えている。特殊造型としての担当作品に、学生時代からの友人である園子温監督の『自殺サークル』(02)、『紀子の食卓』(05)、『エクステ』(07)、『愛のむきだし』(08)、そして大ヒット中の『冷たい熱帯魚』(10)。松尾スズキ監督『クワイエットルームにようこそ』(07)、中田秀夫監督『L change the World』(08)、山口雄大監督の『MEATBALL MACHINE-ミートボールマシンー』(05)、井口昇監督の『恋する幼虫』(03)、『片腕マシンガール』(07)、『ロボゲイシャ』(09)、『電人ザボーガー』(10)など様々な作品を手掛けている。
VFXスーパーバイザー:鹿角剛司(かずの つよし)
1966年生まれ、秋田県出身。特撮・CGに精通し、2004年にVFX(visual effects)を中心とした映像制作会社スタジオ・バックホーンを設立。VFXスーパーバイザーとして視覚効果の第一線で活躍し、井口昇監督作品『片腕マシンガール』(07)、『ロボゲイシャ』(09)、『電人ザボーガー』(10)、西村喜廣監督作品『東京残酷警察』(08)、井口昇・西村喜廣監督作品『きょーれつ!もーれつ!!古代少女ドグちゃんまつり スペシャル・ムービー・エディション』(09)、井口昇・西村喜廣・坂口拓監督作品『戦闘少女 血の鉄化面伝説』(10)、友松直之・西村喜廣監督作品『吸血少女対少女フランケン』(09)、山口雄大監督作品『赤んぼ少女』(07)、『激情版 エリートヤンキー三郎』(09)、中村義洋監督作品『チーム・バチスタの栄光』(08)、をはじめ、10年5月公開の中平一史監督作品『爆発!スケ番☆ハンターズ~総括殴り込み作戦~』&奥田真一監督作品『逆襲!スケ番☆ハンターズ~地獄の決闘~』など、様々な作品に参加。
荒井萌(あらい もえ)
1995年3月3日生まれ。2005年TBS系ドラマ「新キッズ・ウォー」で女優デビュー。同年に連続して2004年「第7回函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞」で短編部門グランプリを受賞し、月川翔・斉藤玲子・園子温が監督を手掛けたことでも話題の『ノーパンツ・ガールズ』『ノーパンツ・ガールズ外伝』へ出演。その後も主演作「激恋」(10/NHK)、流行語大賞にもなった話題作「ゲゲゲの女房」(10/NHK)、『武士道シックスティーン』(10)などに出演し、着実に演技の幅を伸ばしている。今年は本作のほかに、ショートフィルム『さざなみ』が公開されるなど、今最も期待される女優の一人である。一方で、「ラブベリー」の人気モデルとしても活躍中である。
仲村みう(なかむら みう)
1991年3月14日生まれ。まだ20歳という若さで既に所属事務所の取締役という異色の肩書を持つ。2005年グラビアアイドルとして芸能界デビュー。2006年講談社主宰のミスマガジン2006でミスヤングマガジンに選出され、一躍注目を浴びる。女優としても『デコトラの鷲 其の五 火の国熊本親子特急便』『制服サバイガール1&2』(08)『バサラ人間』(09)など多くの作品に出演している。2009年3月、事務所取締役に就任。同年8月には多くのファンに惜しまれつつもグラビアの引退を発表。その後は、コラムなどの文筆業をメインとしてやっていく意向を示す。現在週刊プレイボーイにて自身の実体験を基にした4コマ漫画「みうまん」を連載中。
多田愛佳(おおた あいか)
1994年12月8日生まれ。国民的アイドルAKB48、渡り廊下走り隊のメンバー。2006年、第三期AKB48追加メンバーオーディションで13,000人弱の応募者の中から見事選ばれ、芸能界デビュー。09年には「渡り廊下走り隊」としての活動もスタート。先日発売された楽曲では国生さゆりの代表曲である「バレンタイン・キッス」のカバー曲を発表し、注目を浴びた。10年にはテレビ東京のドラマ作品「マジすか学園」に出演。映画作品としては本作がデビュー作となる。生ライブ・ドラマ・映画・バラエティと活躍の場をメキメキと広げている。
大和田健介(おおわだ けんすけ)
1990年11月12日生まれ。中学生のころより映画製作に興味を持ち、友人らと自主映画制作を始める。2007年一大旋風を巻き起こした『恋空』で映画デビュー。その後も『ごくせんTHE MOVIE』(09)、『SPACEBATTLESHIPヤマト』(10)など立て続けに話題作に出演する。『逆転のシンデレラ』(11)で初の主演を飾る。現在放送中のTBS系ドラマ「ヘブンズ・フラワー~Heaven'sFlower~』に出演中。CMでは、「カルピスウォーター」「ACジャパン」「日本経済新聞」で好演。
CAST
飯塚月子:荒井萌 飯塚富江/柊富江:仲村みう 佳恵:多田愛佳(AKB48/渡り廊下走り隊)
下田俊夫:大和田健介 飯塚政史:大堀こういち 飯塚喜美子:川上麻衣子
STAFF
監督:井口昇
原作:伊藤潤二「富江」(朝日新聞出版刊) 脚本:継田淳、井口昇 音楽:中川孝
製作:福原英行 エグゼクティブ・プロデューサー:加藤和夫 プロデューサー:佐藤現、武内健、成田尚哉
共同プロデューサー:東快彦 ライン・プロデューサー:池原健 宣伝プロデューサー:南野修一
撮影:長野康隆(J.S.C) 照明:児玉淳 録音:西條博介 整音:吉田憲義 美術:大庭勇人
特殊造型監督:西村喜廣 VFXスーパーバイザー:鹿角剛司 編集:和田剛 装飾:羽鳥夏樹
助監督:塩崎遵 製作担当:松田憲一良 製作:東映ビデオ 制作:トラヴィス 制作協力:アルチンボルド
配給:ティ・ジョイ、CJ Entertainment Japan/宣伝協力:プレシディオ、ヨアケ (C)Junji Ito (C)東映ビデオ
公式サイト:http://www.tomie-unlimited.com/ twitter:@tomie_unlimited
2011年5月14日(土)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー
- 監督:井口昇, 西村喜廣, 坂口拓
- 出演:杉本有美, 亜紗美, 高山侑子, 森田涼花, 坂口拓
- 発売日:2010-08-06
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- 映画原作
- (著):伊藤潤二
- 発売日:2011-01-20
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