ザ・バニシング
-消失-
2019年4月12日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開
キューブリックを最恐の映画と唸らせ、30 年を経た今でも Rotten Tomatoes98%の好評価を残す伝説のサイコ・サスペンスが日本劇場初公開! !
1988 年、一つの作品が映画史に爪痕を残した。同年オランダ映画祭で最優秀作品賞受賞を受賞、その他世界中の映画祭で喝采を浴び、30 年を経た現在でも海外映画批評サイトRotten Tomatoes で 98%の高評価を獲得しているサイコロジカル・サスペンスの金字塔『ザ・バニシング -消失-』。そのあまりに絶望的で魅力のあるラストは、『サイコ』(60)、『羊たちの沈黙』(91)、『セブン』(95)を超えるとの呼び声も高く、巨匠スタンリー・キューブリックが3回鑑賞し、「これまで観たすべての映画の中で最も恐ろしい映画だ」と絶賛した。
7 月、オランダからフランスへと車で小旅行に出掛けていたレックスとサスキア。立ち寄ったドライブインで、サスキアは忽然と姿を消してしまう。必死に彼女を捜すも手掛かりは得られず、3 年の歳月が経過。依然として捜索を続けるレックスの元へ、犯人らしき人物からの手紙が何通も届き始め……。消えた恋人を捜して、執念と亡霊に取り憑かれたかのように次第に精神を追い詰められていく男・レックスと、自分の異常性と正常性を立証したいという欲求から、ある歪んだ「実験」に手を染める男・レイモン。過剰な演出を排除し、ただ静かに迫りくる異様な恐怖の正体に観る者は恐ろしくも魅了されるのだ……。
このじわりじわりと迫りくる異様な恐怖を際立たせるのは、レイモンを演じるベルナール・ピエール・ドナデューの見事な演技だ。地元フランスでは、TV ドラマから映画まで生涯で 111 本もの作品に出演し、その個性的な風貌から犯罪者やサイコパスの名手として有名な俳優だった。本作でも、存分に不気味な雰囲気を漂わせ、観客を絶望のラストへと誘う。監督は『マイセン幻影』(92)、『ダーク・ブラッド』(12)のフランス人監督、ジョルジュ・シュルイツァー。93 年にはその手腕を認められ、監督自身の手によりジェフ・ブリッジズ、キーファー・サザーランド、サンドラ・ブロック出演で本作をハリウッド・リメイクしている。シュルイツァー監督は本作に関して「私は、悪者を隠し観客を騙したり、推理させることに全く興味はなかった。レックスと一緒にこの緊張感を味わい真実を求めて欲しい」とコメントを残している。
監督:ジョルジュ・シュルイツァー『マイセン幻影』『ダーク・ブラッド』
製作:ジョルジュ・シュルイツァー、アンヌ・ロルドン 原作:ティム・クラッベ
脚本:ジョルジュ・シュルイツァー 撮影:トニ・クーン 音楽:ヘンニ・ヴリエンテン
出演: ベルナール・ピエール・ドナデュー、ジーン・ベルヴォーツ、
ヨハンナ・テア・ステーゲ、グウェン・エックハウス
1988 年/オランダ=フランス合作/106 分/カラー/ヨーロピアンビスタ/原題:SPOORLOOS
提供:キングレコード 配給・宣伝:アンプラグド
© 1988, Argos Film, Golden Egg, Ingrid Productions, MGS Film, Movie Visions. All rights reserved.
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2019年4月12日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開
- 監督:ジョルジュ・シュルイツァー
- 出演:リヴァー・フェニックス, ジュディ・デイヴィス, ジョナサン・プライス
- 発売日:2014/10/31
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- 監督:ジョルジュ・シュルイツァー
- 出演:キーファー・サザーランド, ジェフ・ブリッジズ, ナンシー・トラビス
- 発売日:2007/01/26
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