新作情報

第 90 回アカデミー賞®長編アニメ映画賞ノミネート

ブレッドウィナー

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2019年12月20日(金)YEBISU GARDEN CINEMA
他全国順次公開

トークショー開催 @恵比寿ガーデンシネマ 公式サイト
12 月 22 日(日) ゲスト:女優サヘルローズさん
INTRODUCTION

家族のために髪を切り“少年”になった勇気ある少女の物語

『ブレッドウィナー』画像2001 年アメリカ同時多発テロ事件後のアフガニスタン、カブール。11 歳のパヴァーナは、お話を作って家族に聞かせるのがとても上手な女の子。しかしある日、父がタリバンに捕まり、パヴァーナたちの暮らしは一変。女性一人での外出が禁じられているため、パヴァーナは髪を切り「少年」になって、一家の稼ぎ手(ブレッドウィナー)として町に出ます。パヴァーナが目にした新しい世界とは?家族たちの運命は……?

怒りではなく、言葉で伝えて 花は雷ではなく、雨で育つから――

『ブレンダンとケルズの秘密』(2009 年)の共同監督を務めたノラ・トゥーミーの単独初監督作となる『ブレッドウィナー』は、第90回アカデミー賞®長編アニメ映画賞ノミネートをはじめ、アヌシー国際アニメーション映画祭観客賞・審査員特別賞・最優秀音楽賞受賞、アニメ界のアカデミー賞と言われるアニー賞最優秀インディペンデント作品賞など、42の国と地域、102の映画祭で上映され、数多くの観客賞を受賞した話題のアニメーション映画。
本作の制作を手がけた、アニメ制作会社カートゥーン・サルーンはアイルランドで“ポスト・スタジオジブリ”と称され、前出の『ブレンダンとケルズの秘密』や『ソング・オブ・ザ・シー海のうた』(2014 年)と、ファンタジックな映像で世界中のアニメファンを魅了してきた。今回は、綿密な調査と伝統的な 2Dの手描きアニメーションによって再現されるリアルなパヴァーナが生きる世界と、切り絵のアニメーションでファンタジックに描かれる彼女が語る、物語の世界を対比させている。
トゥーミー監督に助言をし、共に本作を作り上げたのは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特別大使を務めるとともにアフガニスタンで少女たちの学校教育を支援しているアンジェリーナ・ジョリー。どんなに困難な境遇にあっても人を思いやる優しさを忘れずに、強く生き抜いていく少女の勇気の物語だ。

『ブレッドウィナー』場面画像1
COMMENT
  • 平和と自由を噛みしめて生きていますか?
    そうでない人々がどんな思いで生きているのか?
    家族を奪われ、生きる権利を奪われた人々。悪になる事で居場所を見出す現状。
    戦争はテロリストは誰が生んだの?その中で生きる人々を見て欲しい。
    そして、時代が産み落とした善と悪とは?
    未来を託す子どもにも必ず見てほしい、これが『現実』だと。
    そして平和に溺れないで。――サヘル・ローズ (女優)
  • この映画をどうしても、一言で語ることができない。
    タリバンを利用してきた大国の姿を思わずにはいられなかったからだ。
    ただ確実に言えるのは、翻弄されるのは常に、
    パヴァーナのような市井の人々であり続けていることだ。
    ――安田菜津紀 (フォトジャーナリスト)
  • すべての映画は尊いけれど、時々この世に生まれたことに
    大いなる意味を持つ映画があって、本作がまさにそうでした。
    圧制下で家族を支えるパヴァーナの姿に、世界に何百万といる同じ境遇の少女を重ね、
    せめて映画の中だけでも希望に満ちた最後を迎えて欲しいと願いながら観ていました。
    だから最後は涙が溢れました。少女を突き動かしたのは、家族への愛と物語の力。
    パヴァーナの勇気の物語が、世界の多くの少女達に届きますように――
    ――教来石小織 (World Theater Project 代表)
  • 男の子だったら…。女の子になれたら…。
    自分ではない性に生まれたらと、誰もが一度は考えたことがあるでしょう。
    その必要に迫られたことは、あったでしょうか。
    幼いパヴァーナは家族のため、美しい髪を自ら切り落とし、
    兄のものだった服を着て、男の世界がどのようなものかを知る事になります。
    初めて客として扱われた時の、高揚したパヴァーナの顔。
    妹の髪を切る姉の横顔。彼を呼びとめる、母の顔。
    目を背けたくなる様な現実の中、やられっぱなしではいられないと立ち上がり続ける一人の女の子のお話に、心を揺さぶられました。
    丁寧で新鮮な演出に加え、日本の多くのアニメとはまた異なった空気感、
    絶妙な間と絵の美しさ、ストーリーの運びに魅入ります。
    まるでパヴァーナと、一緒に埃っぽい路地に立って、
    息を潜めているような錯覚に陥りました。重くて悲しいだけの話ではありません。
    ぜひ、パヴァーナという女の子を知ってください。
    ――ユペチカ (漫画『サトコとナダ』作者)
『ブレッドウィナー』場面画像2

メイキング映像

CREDIT
アン・エアークラフト・ピクチャーズ/カートゥーン・サルーン/
メリュジーヌ・プロダクションズ・フィルム/ジョリー・パス・プロダクションズ
監督:ノラ・トゥーミー 脚本:アニータ・ドロン
原作:デボラ・エリス 「生きのびるために」(さ・え・ら書房)
エグゼクティブ・プロデューサー:アンジェリーナ・ジョリー
声の出演:サーラ・チャウディリー,ソーマ・チハヤー,ラーラ・シディーク,
シャイスタ・ラティーフ,カワ・アダ,アリ・バットショー,ヌリーン・グラムガウス
音楽:マイケル&ジェフ・ダナ 編集:ダラ・バーン アートディレクター:リザ・ライヒー キアラン・ダフィ
アニメーション監督:ファビアン・アーリンハウザー
原題:THE BREADWINNER/カナダ・アイルランド・ルクセンブルク/
2017年/94分/カラー/ドルビー・デジタル/スコープサイズ
字幕翻訳:天野 優未 後援:アイルランド大使館 カナダ大使館
提供:チャイルド・フィルム、ミラクルヴォイス、ミッドシップ
配給:チャイルド・フィルム、ミラクルヴォイス
© 2017 Breadwinner Canada Inc./Cartoon Saloon (Breadwinner) Limited/ Melusine Productions S.A.

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2019/12/16/18:59 | トラックバック (0)
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