私は確信する
口コミで広がり 40 万人動員の大ヒット裁判サスペンス
ヒッチコック狂の“完全犯罪”と物議を醸した未解決事件
「ヴィギエ事件」を映画化
2021年2月12日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、
新宿武蔵野館ほか全国順次公開
敏腕弁護士とシングルマザーが前代未聞の裁判に挑む!
刑事、ベビーシッター、愛人たちの食い違う証言
破格のスリルと臨場感に満ちた法廷バトル
三人の子供たちを残して姿を消したスザンヌ。夫である大学教授のジャックは妻殺害の容疑者となる。彼の無実を信じるシングルマザーのノラは、敏腕弁護士デュポン=モレッティに弁護を懇願、アシスタントになり事件の調査を始める。新たな真実と疑惑が浮かび上がる、スリリングな展開に息を呑む。冤罪か、有罪か。裁判の行方は――。
2000 年 2 月、フランス南西部トゥールーズ。ある冬の日、38 歳のスザンヌ・ヴィギエが、3 人の子供たちを残して忽然と姿を消した。夫である法学部教授のジャックに殺人容疑がかけられるが、明確な動機がなく、決め手となる証拠は見つからない。メディアのセンセーショナルな報道が過熱するなか、ジャックの殺人罪を問う裁判が始まる。無実を確信するシングルマザーのノラは、弁護士デュポン=モレッティに弁護を懇願。自らも助手となり、250 時間の通話記録を調べるうちに、新たな真実と疑惑に気付くが……。
フランスを代表する実力派の役者陣が、正義を追い求める姿を見事に熱演。実在の敏腕弁護士デュポン=モレッティに、ダルデンヌ兄弟の『息子のまなざし』などで知られるフランスの名優オリヴィエ・グルメ。ヒロインのノラ役には、フランスではコメディエンヌとしても人気の高い演技派マリーナ・フォイス。正義とは何か?真実を追い求める魂がぶつかり合う。運命を決めるクライマックスの弁論シーンは圧巻、心を揺さぶるに違いない。フランス全土で議論を巻き起こした話題のサスペンス裁判劇がいよいよ日本公開!
- 「藪の中」がよぎる。
けれど、徹底的に事実と向きあい、たとえ孤立しようとも、
惑わずに凛として立つ姿に心打たれる。 ――佐野史郎(俳優) - 大衆の「歪んだ正義」によって追い詰められた誰かを、
人はどこまで助けることができるのか。 ――中野信子(脳科学者) - 寡黙な容疑者、膨大な電話記録、食い違う証言……
「正義」に取り憑かれ、「真実」に翻弄され、息がつけない 110 分!
――坂上香(『プリズン・サークル』監督) - 「疑わしきは被告人の利益に」「証拠裁判主義」、
刑事裁判の大原則が時として侵されるからこそ、見ておくべき映画
――菊間千乃(弁護士) - 私たちはこの映画の単なる観客ではいられない。
息をのむ展開の中で私たち自身の「確信」が問われる。素晴らしい裁判映画!
――金塚彩乃 (弁護士・フランス共和国弁護士) - いっさいの無駄のない、スピーディーでファッショナブルな構成に驚嘆した。
まったく新しい法廷ドラマの誕生だろう。
本当に、これが現実にあった事件なのか。フランスの司法の闇に愕然とした。
これは、どう考えても、真犯人は……。
名優オリヴィエ・グルメ演じるエリック・デュポン=モレッティ弁護士には、
痺れた。まるで現代に甦ったエミール・ゾラだ。 ――貴志祐介(作家)
脳科学者 中野信子さんによる脳科学で見る『私は確信する』
パート1【陪審員制度の疑似体験、身近な生活に潜む緊張感、嘘をつかない人はいない、「誰かの運命」を握る】
脳科学者 中野信子さんによる脳科学で見る『私は確信する』
パート2【サイコパスの見分け方、全ては「情報」に影響をされる、「正義感」がもたらす危険】
中野信子さん(脳科学者) プロフィール
1975 年生まれ。東京大学工学部応用化学科卒業、同大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。医学博士。2008 年から 10 年までフランス国立研究所ニューロスピンに勤務。脳や心理学をテーマに研究や執筆活動を行う。科学の視点から人間社会で起こりうる現象及び人物を読み解く語り口に定評がある。著書に「サイコパス」(文藝春秋) 「世界で活躍する脳科学者が教える! 世界で通用する人がいつもやっていること」「人は、なぜ他人を許せないのか?」(アスコム) など多数。
出演:マリーナ・フォイス,オリヴィエ・グルメ,ローラン・リュカ,フィリップ・ウシャン,インディア・ヘアほか
原題:Une intime conviction/110分/2018年/フランス語/フランス/シネスコ
日本語字幕:丸山垂穂 字幕監修:島岡まな(大阪大教授、フランス刑法専門)
配給・宣伝:セテラ・インターナショナル/宣伝協力:テレザ
© Delante Productions - Photo Séverine BRIGEOT