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ヴェネツィア国際映画祭ほか、世界の映画祭を席巻!

ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン

『ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン』画像 『ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン』場面画像1

公式サイト

2024年7月12日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷
ほか全国順次公開!

INTRODUCTION

殺人を拒む吸血鬼 × 死を望む青年
息苦しい世界に生きる 2 人が共鳴する、異色のダーク・ファンタジー

サシャは、ピアノを弾くことが好きなヴァンパイア。
彼女は吸血⿁一族のなかでただ一人、ある致命的な問題を抱えていた。

――感受性が豊か過ぎて、人を殺すことができないのだ。

自ら人を手にかけることはせず、生きるために必要な血の確保を親に頼り続けようとするサシャ。両親は彼女の様子を見て、いとこの“血気盛ん”なドゥニーズと共同生活を送らせることを決める。血液の供給が断たれたサシャは、自分で獲物を狩るようドゥニーズに促されるが、どうしても殺すことができない。心が限界を迎えたとき、自殺願望を持つ孤独な青年ポールと出会う。どこにも居場所がないと感じている彼は、サシャへ自分の命を捧げようと申し出るが――。

第 80 回ヴェネツィア国際映画祭ヴェニス・デイズ(Giornate Degli Autori)部門で最優秀監督賞を受賞し、第 48 回トロント国際映画祭のオフィシャルセレクションに選出されるなど、世界の数々の映画祭で大きな注目を集めた話題作が、日本にやって来る。
主演は『ファルコン・レイク』にて一躍注目を集めた、新星サラ・モンプチ。感受性豊かなヴァンパイア、サシャをアンニュイな魅力たっぷりに演じる。学校でいじめを受ける孤独な青年ポールを演じるのは、新人のフェリックス・アントワーヌ・ベナール。そして、短編『Little Waves(英題)』がトロント国際映画祭や、ベルリン国際映画祭でノミネートを受けた、アリアーヌ・ルイ・セーズ監督がメガホンを取る。短編作品でその才能を証明してきた新進気鋭の監督が、初の⾧編作品に挑んだ。

『ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン』場面画像2 『ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン』場面画像3
コメント(※順不同・敬称略)
  • 山崎まどか(コラムニスト)
    少しだけ切なくて、でも何だかおかしくて、そして不思議と希望がある。
    Z 世代に捧げるニュー・タイプのヴァンパイア・ラブ・ストーリーだ。
  • 蒼井ブルー(文筆家・写真家)
    吸血⿁史上もっとも繊細でキュート。サラ・モンプチのファンでなくとも彼女演じるサシャを愛さずにはいられないだろう。あっという間の 91 分。
  • ISO(ライター)
    殺人嫌いのヴァンパイア女子と、自殺志望のイジメられ男子のボーイ・ミーツ・ガール!青春の孤独に洒脱な映像と音楽が寄り添い、笑いと恐怖、そして恋愛が幸福に混ざり合う。運命が結びつけた 2 人をブレンダ・リーの「Emotions」が祝福する、あまりに甘すぎる瞬間には頭がクラクラ。『ぼくのエリ』のように語り継がれるであろう、吸血⿁映画の新たな名篇の誕生に乾杯!
  • 後藤護(暗黒綺想家)
    ジャームッシュのインディースピリットを引き継ぐ吸血⿁コメディー映画がカナダから現れた。自殺する人間の承諾をえて、末期の血を啜るヒューマニスト・ヴァンパイアだって!? 当節流行の「人を傷つけない笑い」をエクストリーム化させたような「人を傷つけない吸血⿁」のパラドックス。これは優しさか、はたまた黒いユーモアか? 新時代の吸血⿁は自殺ほう助を認めるスイスに殺到するだろう。
  • 枝優花(映画監督•写真家)
    シニカルなのにポップで
    寂しいのに愛しい
    ヴァンパイアと人間のナードな恋物語
    なんだろう……
    絶妙な懐かしさも知ってるエンターテイメントもあるのに新しい。
    永遠と見ていられる冷たくて美しい世界。
    いやあ...色々申しましたが結論、好きでした。最高。
  • 奥浜レイラ(映画・音楽パーソナリティ)
    自力で狩りをして、人間の血を得ること。それがヴァンパイアにとっての自立。彼らは確実に誰かを犠牲にしないと独り立ちできない。自分の良心を確かめるように尖った歯をさわるサシャと、牙が出たと娘の成⾧を喜ぶ両親の対比に「なにを犠牲にして生きるのが正義か」その価値観が世代によって異なるわたしたちの社会を重ねつつ、ユーモラスな成⾧譚としてもまっすぐに愉しんだ。物憂げな主人公を演じたサラ・モンプチ、今作でも見事だった!
  • 竹田ダニエル(ジャーナリスト・研究者)
    残酷なルールの世界で生きていくには、どうしたらいいのだろう?
    そんな優しい生き方を、吸血⿁が教えてくれる。
    スリル系映画が苦手な人にこそおすすめしたい、新しい形の「ティーン映画」!
『ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン』場面画像4 『ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン』場面画像5
CREDIT
監督:アリアーヌ・ルイ・セーズ
脚本:アリアーヌ・ルイ・セーズ,クリスティーヌ・ドヨン
出演:サラ・モンプチ,フェリックス・アントワーヌ・ベナール,スティーブ・ラプランテ
2023 年/カナダ/カラー/シネスコ/5.1ch/91 分/フランス語/
原題:VAMPIRE HUMANISTE CHERCHE SUICIDAIRE CONSENTANT/
日本語字幕:大塚美左恵/配給:ライツキューブ
© Belles canines inc. – 2023 Tous droits réservés.

公式サイト

2024年7月12日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷
ほか全国順次公開!

2024/07/07/15:09 | トラックバック (0)
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