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去る1月9日、銀座ガスホールで話題の映画「JamFilms S」の試写が行われ、 監督と出演者総勢19名が一堂に会した。その舞台挨拶の模様をお伝えする。(現在渋谷シネ・ アミューズにて大好評上映中~順次全国公開)

挨拶に立ったのは、「Tuesday」の薗田賢次監督と出演のZEEBRA・金井勇太、「HEAVEN SENT」の高津隆一監督と出演の遠藤憲一・乙葉、「ブラウス」の石川均監督と出演の小雪と大杉漣、「NEWHORIZON」 の手島領監督と出演の綾瀬はるか、「すべり台」の阿部雄一監督と出演の石原さとみ・柄本時生、「α」の原田大三郎監督と出演の内山理名・ スネオヘアー、「スーツ」の浜本正機監督と出演の小西真奈美、総勢19名という豪華な顔ぶれ。流石にこれだけ大所帯の舞台挨拶だけに、 開始までにかなりもたつく一幕もあったが、幕が上がってみれば終始にこやかな雰囲気が漂う舞台挨拶となった。

第一話『Tuesday』
(監督・脚本:薗田賢次 音楽:ZEEBRA 出演:ZEEBRA、岩堀せり、 金井裕太)

ごく普通の火曜目。 一人の男(ZEEBRA)がととあるマンションの一室で黙々と飯を食べている。食事を終えた男は静かに部屋を出て、 また別の部屋へと移動する。そこは、若い女性がひとりで暮らしているようだ。化粧台の前に座り、物色を始める男…。 彼の目的は何だ?男の正体とは一体…?!―― ページ下に膳場岳人による短評があります

 

薗田賢次監督「ショートフィルムなので実験的に作った作品です。 作る側としては面白くやれた作品になってると思う。」

ZEEBRA 「こっち(今日の服装)が本当でさっきのあれ(作品での服装)はコスプレで、 普通っぽい感じが変わった感じででたらいいナアと思いまして。」









金井勇太「極めて短い時間の中で、自分の仕事をやり遂げなきゃいけないという難しさをしっかり経験させて貰いました。」


第二話『HEVEN SENT』
(監督・脚本:高津隆一 音楽:森野宣彦/矢野大介 出演:遠藤憲一、乙葉)
とある高層ビルの屋上、そこに転がる一人の男たちの死体と、 一人の重傷の男(遠藤憲一)。今にも息絶えそうなこの男のもとへ、突然、謎の女(乙葉)が現れる。 そして女は男に語りかける…。どんな奇跡でも三つまで叶えることが出来ると。死を目前にした男が願う三つの奇跡とは…。
――ページ下に膳場岳人による短評があります
高津隆一監督 「(これまで映画を殆どやったことがなく)ホントに初めて自分の作品を作ったようなものなので、 希望に満ちたものを作りたいと思っていたんですが、自分なりにはそういうものが作れたかなぁー…と思っています。」
遠藤憲一「殺したり殺されたりの役ばっかりで両親も嘆いてまして(笑)。 今回はテイストの違う殺し殺されがあったんで幸せな時を迎えられました。」









乙葉「悪魔という役だったので新鮮でとても楽しく演じることができました。遠藤さんも高津監督もとても面白い方で、 とても楽しい現場でした。」


第三話『ブラウス』
(監督:石川均 原案:望月六郎 脚本:龍一朗 音楽:神尾憲一 出演:大杉漣、小雪)
中年の男(大杉漣)が営む小さなクリーニング店。ある日、一人の美しい女(小雪)が、 一枚の白いブラウスを持って店を訪れた。それ以来、女はそのプラウスだけを持って、店にやって来るようになる。 秘めやかに交わされる言葉の数々。だが、やがて湧き上がる衝動を抑えきれなくなった男は…。―― ページ下に膳場岳人による短評があります
石川均監督 「憧れの素敵な俳優さんお二人にこんな変な話に出ていただいてありがとうございました。」
小雪「十人十色の解釈ができる作品だったと思います。 皆さんが感じて捉えたことを(周囲の人に)伝えていって欲しいです。こういう試みっていうのは、 映画が飛躍していく為にも必要だと思っています。」








大杉漣「映画とは全然関係ないんですが、先日初夢で僕の家がはとバスコースに組み込まれてまして。で、 僕が受け付けやってました(笑)。そういうことで映画、よろしくお願いします。」


第四話『NEW HORIZON』
(原案・監督:手島領 脚本:行定勲 音楽:蓮実重臣 出演:綾瀬はるか)
朝が来なくなって3日目。だが、この奇妙な出来事への騒ぎも一段落し、人々の大半は、 相変わらずいつも通りの生活を続けていた。この夜の世界をむしろ楽しむかのように、サヨコ(綾瀬はるか)も例外ではない。 今日も外国人の家で、楽しげにベビーシッターをしている…。果たして再ぴ、朝はやってくるのたろうか。
――ページ下に膳場岳人による短評があります
手島領監督「僕も映画は全てが初体験でした。テーマは「ご近所の世界平和」みたいなことをを考えてみました。」



綾瀬はるか「今回は台詞が全て英語だったりと初挑戦だったのですが、新しい経験でとても楽しかったです。」


第五話『すべり台』
(監督:阿部雄一 脚本:元優 音楽:いいのまさし 出演:石原さとみ、柄本時生、 山崎まさよし)
転校を控えた夏美(石原さとみ〕は、公園のすべり台の下で、 同級生の且人(柄本時生)を待っていた。ある出来事を謝るために…。償いとして「じゃあやらせて」と無邪気に言う且人に、 夏美は「いいよ」とあっさり返事をする。次第に近づいていく2人の距離。一方、 そんな様子をこっそり伺う男(山崎まさよし)の姿もあった。2人の淡い想いはどうなっていくのか…。
――ページ下に膳場岳人による短評があります
阿部雄一監督 「話自体は僕が幼稚園の時にすべり台から落ちて頭を割ったことがネタになっています。 親には作ってくれるなと言われましたが、作って良かったなと思ってます」
石原さとみ「最初のJamFilmsを観て凄く面白いと思ったので、 こうして出演できて凄く光栄です。小学生役だったのですが、皆さんご覧になって如何だったでしょうか?」









柄本時生「こういう凄い人達の中の一人に入れて、凄いよかったなと思ってます。」


第六話『α』
(監督:原田大三郎 脚本:福田卓郎 音楽:スネオヘアー 出演:スネオヘアー、 内山理名)
女(内山理名)を迎えに来た男(スネオヘアー)がインターホンを鳴らす。今日はデート、 二人が出かけた街には個性をアピールするCMが流れ、ひたすら個性を求める人間たちで溢れかえっている。 なぜ彼らはそんなにも個性を求めるのか…。CGを駆使した最後の映像で、すべてが解き明かされる…!?
――ページ下に膳場岳人による短評があります
原田大三郎監督「撮影は一日だったのですが、 長ーい一日で皆さんには凄いお世話になりました。その後のVFXも三ヶ月かかって、今は長編を撮る自信は全くないです。 大変でした。」
内山理名「原田監督が不思議な映像と近未来を本当に綺麗に仕上げてくださって、 映像を観てビックリしました。ラストが面白くなっていますので、 ラストを言わずに面白かったと(周囲の人に)伝えてくだされば嬉しいです。」







スネオヘアー「誰だコイツみたいな感じになっているかと思いますが(笑)、音楽をやっている者です。 ほんとにイイ思い出になったなっていうか、芝居をやってみたいなっていう思いが成仏できたっていうか。 (スネオヘアーのファンで出演の)きっかけを与えてくれた監督の娘さんに感謝したいです。」


第七話『スーツ―suit―』
(原案・監督:浜本正機 脚本:飯田譲治 音楽:NOISY FISHERMAN 出演: 藤木直人、小西真奈美、濱田マリ)

西暦2004年のある朝…突如、 日本に危機が迫ってきた!開発された新兵器(スーツ)を装着して、 敵と戦うヒーローに選ばれたのは,サラリーマン今野英雄(藤木直人)だった。 キャバクラ嬢レイコ(小西真奪美)と逢瀬の真っ只中で、突然任務を敢行することになった今野…。 果たして彼は真の英雄となり、日本を救うことが出来るのか?!
――ページ下に膳場岳人による短評があります

 

浜本正機監督「とりあえず楽しい作品となることを考えていました。 観ていただいてわかると思いますが、非常に衣装代のかからない作品を撮らせていただきました。 その楽しみが皆さんに伝われば、と思っています。」



小西真奈美「今回、ほぼバスタオル一枚で出させていただいたのは初めてでしたし、 キャバクラ嬢という役も初めてでしたし、 凄く楽しい作品になったなと思います。」


会場には出演女優全員が駆けつけたこともあり、撮影は衣装華やかな女優陣が優遇されていたが、 男性陣が一旦中座する際には客席から悲鳴にも似た不満の声が上がるなど、女優陣に負けない人気ぶりを窺わせた。 今回会場には駆けつけられなかったが、第五話『すべり台』には山崎まさよし、第七話『スーツ―suit―』には藤木直人と、 女性から絶大な人気を誇る両名が出演しているだけに、劇場での女性率も高くなりそうだ。

(取材・文/仙道勇人)



『JamFilms S』各話短評

Text By 膳場 岳人

現在公開中の『Jam Films S(エス)』をもって、『Jam Films』シリーズは完結する。

シリーズ第一作目は、北村龍平、篠原哲雄、飯田譲治、望月六郎、堤幸彦、行定勲、岩井俊二という、 日本映画界を代表する若手・中堅どころの有名監督が勢ぞろいして腕を競い、シリーズ二作目『Jam Films2』は、 主にミュージッククリップやCMの世界で活躍している四人の若手監督が、三十分前後の作品で独自のビジョンを繰り広げた。

この最終作でのコンセプトは、第一作目の監督たちが、それぞれ「今最も才能を感じるクリエイター」 を選出するという、意表を突いた趣向。彼らが将来を嘱望するクリエイターに襷を渡す按配である。こうして堤幸彦は薗田賢次に、 北村龍平は高津隆一に、望月六郎は石川均に、行定勲は手島領に、篠原哲雄は阿部雄一に、岩井俊二は原田大三郎に、飯田譲治は浜本正機に、 日本映画の未来を託した。指名を受けた新進気鋭の七人は、皆、力の入った映画作りで、先人たちの期待に応えようとしている。

第一話『Tuesday』 (薗田賢次監督、主演:ZEEBRA、岩堀せり)は、カリスマラッパー、 ZEEBRAが主演した、ひねった味わいの小噺。演技はともかくとしても、ラッパーの方々は面構えや佇まいが良いので、 どんどん映画に出演して存在感をアピールするべきでしょう。本作ではZEEBRAが他人の部屋をうろつくのが趣味の暇人を演じているが、 せっかくの強面がまるで生かされておらず、もったいない。弾けたギャング映画での活躍を期待しちゃいます。

第二話『HEVEN SENT』 (高津隆一監督、主演:遠藤憲一、乙葉)。突如現われた悪魔に、 魂を取引しないかと持ちかけられる殺し屋の物語。クサイ台詞を口にしながら、堂々と「男気」に殉じる遠藤憲一先生の胸元が素敵。 乙葉の童顔の愛らしさを完全に封じた珍奇なメイクが疑問だ!

第三話『ブラウス』 (石川均監督、主演:大杉漣、小雪)。素晴らしい。 小雪のはかない肩幅が素晴らしい。ぬれた唇が素晴らしい。血迷った眼差しで男に迫る濃艶な演技が素晴らしい。渡辺淳一の原作ものとか、 津川雅彦が大活躍するような不倫映画は、こういったスタッフ&キャストで撮られるべきだ! と強く主張しておきたい。愛欲と官能の快作!

第四話『NEW HORIZON』 (手島領監督、主演:綾瀬はるか)。朝がこなくなった世界を舞台に、 ベビーシッターの綾瀬はるかがむちむちした若い肢体を晒し、男たちの劣情を刺激する作品。お話はともかくとして、 綾瀬はるかの蕩けるような笑顔には文句のつけようがありません。音楽を『アカルイミライ』の蓮實重臣が担当。

第五話『すべり台』 (阿部雄一監督、主演:石原さとみ)。 撮影当時17歳の石原さとみが小学生に扮した、甘酸っぱい初恋もの。転校を明日に控えた少女と、別れを惜しむ少年が、 人気のない公園で性的衝動と戯れる。……と書くと、なんか変にいやらしそうだが、このキャスティングですから、 どこまでも爽やかで風通しの良い作品に仕上がっています。

第六話『α』 (原田大三郎監督、主演:スネオヘアー、内山理名)。スネオヘアーの辛気臭い顔と、 内山理名のアライグマ顔が都会を席巻する! という発想が奇妙な居心地の悪さを醸し出す作品。全作品中、観念性がもっとも表に出ている。

第七話『スーツ―suit―』 (浜本正機監督、藤木直人、小西真奈美)。空疎さをかもす役者陣の演技も、 間を外した演出も、すべてがテレビドラマみたいにチープだが、ついに全貌を現す「スーツ」の造形には大笑いできます。

この企画、一貫したモチーフはないかに見えるのだが、実は「女優をいかに魅力的に撮るか」 という一点で激しい競争を展開している。栄冠が誰の手に輝くかは、お客さんの好みで判断してもらいたいところです。筆者がもし、 この中からどれか一作を、と問われたなら、迷うことなく石川均監督の『ブラウス』を推すぜ。



監督
阿部雄一(アニメ「SDガンダムフォース」など)
石川均(映画「集団殺人クラブ」シリーズなど)
薗田賢次(映画「凶気の桜」など)
高津隆一(ドラマ「スカイハイ」など)
手島領(CF「キリンビバレッジ 生茶」など)
浜本正機(映画「ekiden」など)
原田大三郎(映画「恋愛写真」VFX監督など)

出演
綾瀬はるか
石原さとみ
岩堀せり
内山理名
遠藤憲一
柄本時生
大杉蓮
乙葉
金井勇太
小西真奈美
小雪
ZEEBRA
スネオヘアー
濱田マリ
藤木直人
山崎まさよし
(五十音順)

配給
ファントム・フィルム
「Jam Films S」公式HP

2005/04/30/05:45 | BBS | トラックバック (4)
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