春、桜が咲くパリ郊外の別荘で。
夏、ブルターニュのリゾート地で。
秋、ローヌ渓谷のワイン畑で。
冬、寒々としたパリの街で。
エリック・ロメールが贈る、四つの小さな恋物語。

恋愛映画の名手として名高かったフランス映画の巨匠エリック・ロメール監督の特集上映第二弾が、6月3日(土)より三週間限定で角川シネマ有楽町で開催される。
今回上映されるのは、四つの季節のなかでくりひろげられる恋愛風景を描いた大人気連作シリーズ「四季の物語」を中心に、初期短編を含む全18作品。いずれも男女の機微や官能、女性同士の友情といった複雑で繊細な感情を、ウィットとペーソスにあふれた軽妙な会話で彩られた、なにげない日常風景やヴァカンスでの特別な時間を通して浮き彫りにした人間賛歌だ。
今回は全作品がデジタル・リマスターによるハイクォリティな映像での上映となるので、是非この機会にロメール作品の魅力をスクリーンでご堪能いただきたい。

上映作品：『春のソナタ』『夏物語』『恋の秋』『冬物語』『シュザンヌの生き方』『モンソーのパン屋の女の子』『獅子座』『コレクションする女』『モード家の一夜』『クレールの膝』『愛の昼下がり』『O侯爵夫人』『聖杯伝説』『海辺のポーリーヌ』『満月の夜』『緑の光線』『レネットとミラベル／四つの冒険』『友だちの恋人』