イタリア映画の名匠パオロ・ヴィルズィ監督の最新作となる本作は、虚言と妄想癖で周りを振り回してばかりの女性と過去の出来事から自分を傷つけてばかりの女性が診療施設を抜け出して旅をしながら友情を固めていく姿を描いたロードムービー。イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で5部門受賞するなど各地の国際映画祭でも様々な賞を獲得して話題を集めた『歓びのトスカーナ』の一般試写会に5組10名様をご招待します。
※上映前にゲスト登壇のイベント開催予定(マスコミ取材あり)19:15 開映 (上映時間:116分)
◆会場:文京シビックホール 小ホール (東京都文京区春日1-16-21文京シビックセンター2F)
◆『トスカーナ 試写』(メールでご応募の場合は件名)と、「お名前・ご住所・電話番号 ・年齢」を明記の上、こちらのアドレスか、メールフォームからご応募下さい。
◆応募締め切り:6月18日(日)応募受付分 ※応募者多数の場合は抽選となります。
◆公式サイト:http://yorokobino.com/
註)ご提供いただいた個人情報は、本プレゼント以外の目的では一切使用いたしません。また、個人情報そのものも招待状発送後3ヶ月で破棄します。当選者の発表は招待状の発送をもってかえさせていただきます。なお、当選に関するお問合せへの回答はいたしかねます。予めご了承下さい。
イタリア・アカデミー賞<ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞> 5部門受賞!
作品賞、監督賞、主演女優賞、美術賞、ヘアスタイリスト賞
ナストロ・ダルジェント賞/監督賞、主演女優賞、脚本賞、オリジナル作曲賞、衣装賞
バリャドリッド国際映画祭/グランプリ(金のスパイク賞)、主演女優賞、観客賞
イスキアグローバル映画&音楽祭/主演女優賞、プロデューサー賞
FICE賞/イタリア映画観客賞、主演女優賞、プロデューサー賞
歓びのトスカーナ
2017年7月上旬より、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
人生の切なさや愛おしさがあふれ出す!
最高の友情で結ばれていく女性たちの人生讃歌
イタリア・トスカーナ州の緑豊かな丘の上にある診療施設、ヴィラ・ビオンディ。ここでは心にさまざまな問題を抱えた女性たちが、広大な庭でくつろいだり、農作業にいそしんだりしながら、社会に復帰するための治療を受けている。大声を張り上げて意気揚々と闊歩する“自称・伯爵夫人”のベアトリーチェは、この施設の女王様のような存在だ。ある日、ベアトリーチェの目に留まったのは、やせ細った体のあちこちにタトゥーが刻まれた若く美しい新参者のドナテッラ。ルームメイトになったふたりは施設をひょっこりと抜け出し、行き当たりばったりの逃避行のなかで徐々に絆を深めていく。やがて心に傷を負ったドナテッラの脳裏にある痛切な記憶が甦り、ベアトリーチェは病院に引き戻された彼女を救い出そうとするのだが……。
お城のような豪邸に出入りする男女の愛憎と欲望が渦巻く人間模様を緻密な構成で紡ぎ上げた『人間の値打ち』で絶賛を博し、イタリアのアカデミー賞と呼ばれるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の7部門を独占。日本でもスマッシュ・ヒットを飛ばしたこのミステリー群像劇で、イタリアを代表する名匠の地位を揺るぎないものにしたパオロ・ヴィルズィ監督の最新作『歓びのトスカーナ』は、外見も性格も対照的なふたりの女性が織りなす友情ドラマだ。まばゆい陽光が降り注ぐトスカーナ地方の美しい自然と街並みをバックに、自由を追い求めるヒロインたちからあふれ出る人生の切なさや愛おしさをいきいきと描出。ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で最多17部門ノミネートを成し遂げた珠玉の人生讃歌である。
『人間の値打ち』で絶賛されたイタリアの名匠パオロ・ヴィルズィが紡いだ幸せ探しの冒険
人間ドラマ、コメディ、ロマンス、サスペンスといった多彩なフィルモグラフィーを築き上げてきたパオロ・ヴィルズィ監督が、本作でその鋭くも優しい眼差しを向けるのは、ふとしたことで人生を踏み外し、社会のアウトサイダーになってしまった女性たちである。極度の虚言癖があり、嵐のごとき“ハイ”テンションで周りの人々を引っかき回すベアトリーチェと、過去のトラウマを引きずり、つねに何かに脅えているような“ロー”テンションで自らの殻に閉じこもるドナテッラ。そんな周囲から要注意人物と見なされ、管理上のルールでがんじがらめになっていたふたりが“ほんの少しの幸せ”を探す冒険に身を投じ、時に激しくいがみ合いながらもかけがえのない絆を育んでいく姿は、多くの観客の共感を誘うに違いない。予定調和的なお涙ちょうだいのドラマに仕立てるのを避けるべく、生きることの喜びも悲しみも、そして耐え難いほどの痛みもまっすぐに見すえつつ、破天荒なユーモアやサプライズを随所に織り交ぜたヴィルズィ監督のバイタリティあふれる語り口が冴え渡っている。
このうえなくパワフルな存在感で物語を牽引するベアトリーチェに扮するのは、フランソワ・オゾン監督作品『ふたりの5つの分かれ路』、諏訪敦彦監督の日仏合作映画『不完全なふたり』などで知られ、ヴィルズィ監督の前作『人間の値打ち』でも主演を務めたヴァレリア・ブルーニ・テデスキ。ベアトリーチェという型破りなヒロインを演じるにあたり、1951年にヴィヴィアン・リー主演で映画化されたこともあるテネシー・ウィリアムズの名作戯曲「欲望という名の電車」の主人公ブランチを思い浮かべたという。ドナテッラ役はイタリア映画祭2010出品作の『はじめての大切なもの』でヴィルズィ監督と組んだ経験があるミカエラ・ラマツォッティ。イタリア映画界で引っ張りだこの若きトップ女優が、入念な役作りでドナテッラのエキセントリックな外見と複雑な内面性を追求し、切なる“母性”をも感動的に体現している。
監督:パオロ・ヴィルズィ
脚本:フランチェスカ・アルキブージ、パオロ・ヴィルズィ
出演:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ミカエラ・ラマッツォッティ、
ヴァレンティーナ・カルネルッティ、トンマーゾ・ラーニョ、ボブ・メッシーニ、セルジョ・アルベッリ
2016年/イタリア・フランス合作/イタリア語/116分/カラー/シネスコ/原題:LA PAZZA GIOIA
後援:イタリア大使館、イタリア文化会館 配給:ミッドシップ 宣伝:テレザ、ポイント・セット
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2017年7月上旬より、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
- 監督:パオロ・ヴィルズィ
- 出演:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ, ファブリツィオ・ベンティボリオ, マティルデ・ジョリ, ファブリツィオ・ジフーニ
- 発売日:2017/06/21
- おすすめ度:
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