タゴール国際映画祭 Outstanding Achievement Award 受賞
マドラス・インディペンデント映画祭 11月ベストアニメーション 選出
春空と秋空
2021年2月28日(日)~3月6日(土)、
インディーズアニメカーニバルでオンライン上映
国際映画祭受賞の完全個人制作短編アニメ映画『春空と秋空』がインディーズアニメカーニバルでオンライン上映。
医療従事者へ寄付も。
短編アニメーション映画『春空と秋空』が、2 月 28 日(日)からインディーズアニメカーニバル内でオンライン上映されることが決定した。
本作は、大切なことから目を背けながら生きる不器用な人々の姿を描き、複雑にねじれ絡み合った記憶から、物語に"気づく"体験ができる新感覚の短編アニメーションとして、完全個人制作の作品ながらタゴール国際映画祭・マドラスインディペンデント映画祭等で受賞するなど、国際的にも注目された。
インディーズアニメカーニバルでは、本作を含めて吉浦康裕監督の「水のコトバ」、のすふぇらとぅ監督の「海からの使者」、川尻将由監督の「ある日本の絵描き少年」、ピエール伊東監督の「#セカイが滅びる前にキミに会いたい」(初号試写)「ケンダマスター拳」(初号試写)「マウスマン~愛の塊~」という、自主制作アニメ界の有名タイトルが全6作品上映される。
チケットはイープラスから¥3,220 で購入できる。なお、チケット購入時のアンケートに『春空と秋空』と記入することで、チケット代の一部が医療関係者への寄付に充てられるとのことで、インディーズアニメを楽しみながら医療従事者支援にもつながる素敵なイベントになっている。
ひたすら青い空が ただ胸にささる
家出を決意した少年は、寝ているおじさんの口に、そばにあった帽子を詰め込む。おじさんの激しい咳が聞こえたが、構わず逃げた。少年は何かにとりつかれたように前だけを見て、おじさんから少しでも離れようとひたすら進み続けた。
――それは突然現れた。
そこにあることが当たり前であるかのように。
1990 年、静岡県⽣まれ。美術・⾳楽・⽂学・映像制作を独学。前作『思い出をはこぶ歌』(2018 年)は、国内外の映画祭で上映。
監督コメント『春空と秋空』は、物語に「気づく」映画を目指しました。複雑にねじれ絡み合った断片的な記憶から、気づくことができた物語こそが、あなたにとっての『春空と秋空』です。世界観に浸りながら、作中で語られない物語にも想いを馳せ、ご鑑賞いただければ幸いです。