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特集上映『実相寺昭雄の光と闇』4月15日よりユーロスペースにて開催 Posted at 2017/03/25/21:11
『ウルトラマン』『ウルトラセブン』などの特撮番組の監督として知られ、独自の演出スタイルが後の映像作家たちに大きな影響を与えた実相寺昭雄監督の没後10年を記念して、業績を振り返る大回顧展が開催される。...
ラピュタ阿佐ヶ谷特集上映『AVANTGARDE百花繚乱/挑発:ATGの時代』3月9日より開催 Posted at 2014/02/25/11:15
芸術性を強く打ち出した独自路線の作品群で、日本の映画史に大きな影響を与えた「アート・シアター・ギルド(ATG)」。ラピュタ阿佐ヶ谷では、ATGの約30年に渡った活動期間のうち、初期にあたる60〜70年代の29作品を特集上映する。/2014年3月9日(日)~4月26日(土)まで、ラピュタ阿佐ケ谷にて開催...
特集上映『戦争と六人の女』ラピュタ阿佐ケ谷にて連日21:00より開催中、6月28日まで Posted at 2013/05/17/17:45
ラピュタ阿佐ケ谷では、坂口安吾原作の映画『戦争と一人の女』公開を記念して、「戦争と女」をテーマにした官能映画の特集上映が開催されている。戦争という激動の時代を背景に紡がれる、6編の「性と愛の物語」を堪能していただきたい。 ラピュタ阿佐ケ谷にて連日21:00よりレイトショー上映中、 2013年6月28日(金)まで...
地球はイデ隊員の星/連載第27回:放送第15話『恐怖の宇宙線』(後の2) Posted at 2012/02/16/19:57
ウルトラマンと日本神話の相似について、多少粘ってみた前回でした。天上から降臨した光の力を持つ初代ウルトラマン。すなわち、日出る国の未来を平定する新しい神……。これはなにも、佐々木・実相寺の異能コンビによるシリーズ設定の拡大解釈というわけではないでしょう。「光の国から僕らのために/来たぞ 我等のウルトラマン」『ウルトラマン』の主題歌「ウルトラマンの歌」の有名なフレーズは、メイン監督・円谷一による東京一名義の作詞で......
地球はイデ隊員の星/連載第26回:放送第15話『恐怖の宇宙線』(後の1) Posted at 2012/01/28/15:10
「日本映画テレビ監督全集」1988年版(キネマ旬報社)の実相寺昭雄の項には、こう記されています。「暁星高校から早稲田大学第二文学部仏文科に入り、在学中は映画研究会に所属、フランス映画について数々の論文を発表して59年卒業。TBSテレビ演出部に入社。61年10月の日劇中継『佐川ミツオ・ショー』でテレビ・ディレクターとしてデビュー。大学時代に研究したヌーヴェル・ヴァーグとシネマ・ヴェリテの手法を歌謡番組に使い、話題を呼......
地球はイデ隊員の星/連載第25回:放送第15話『恐怖の宇宙線』(中) Posted at 2012/01/18/18:58
前回は、怪獣と児童画の関係について考えることに熱心になり、イデ隊員のイの字も出て来ませんでした。もうしばらく、寄り道させてもらいます。ユーミンの話が急にしたくなったのです。『ウルトラマン』の話からユーミンって……。ねえ。脱線もいいところなんですが、こういう連想のつながりこそ大事な気がするので、ちょっとお付き合いください。第11話(連載第16回)で僕は、子どもたちが遊び場・社交場にすることができた空き地は高度経済成長期下の産物だったことを書きました。「やがて宅地になるか施設が建築され......
地球はイデ隊員の星/連載第24回:放送第15話『恐怖の宇宙線』(前) Posted at 2012/01/07/13:18
わー、びっくり。2話続けて、佐々木守脚本・実相寺昭雄演出コンビ作でした。しかも第15話はガマクジラの真珠騒動譚からさらに踏み込み、ヘンな言い方ですが、正面切っての変化球エピソードであるファンタジー。後追いの視点からすると、ものすごく攻めの姿勢を感じるシリーズ構成です。ムシバというあだ名の小学生が資材置場の土管に描いた、なんとも弱っちい怪獣ガヴァドン。これが特殊な宇宙線によって実......
地球はイデ隊員の星/連載第21回:放送第14話『真珠貝防衛指令』(前) Posted at 2011/12/12/18:09
ウルトラシリーズ史上屈指の人気と評価を誇る、佐々木守脚本・実相寺昭雄演出のコンビ作品が、放送が2クール目に入ったところでついに登場です。順番に見るのを続けた自然の結果なのですが、『ウルトラマン』=初代ウルトラマンについてここまでの分量を費やして、実相寺の名前がまだ1度しか(しかも本の著者として)出てこなかった文章は、おそらくあまり無いだろうと思います。それだけのスター監督です。かつて......
映画×音楽の過激なディスカッション――その舞台装置=ATG Posted at 2007/10/31/16:12
ATGの諸作品をカテゴライズするのは困難、というより無意味だと思います。当初、海外の意欲的な作品の配給に始まり、俗に言う“一千万映画”の制作を遂行し、数多の名作を放ってきたATG。そこには、まだ“各社のカラー”というものが色濃く残っていた邦画界の一種の煮凝とも思える作品群が並んでいる――
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姑獲鳥の夏 Posted at 2005/07/23/18:44
「姑獲鳥の夏」評/松尾スズキが白い肌に狂う夜 京極夏彦の『姑獲鳥の夏』を読んだときの衝撃は忘れられない。作品の大部を占めるのは、殺人場面や心理描写などではなく、民俗学、量子力学、心理学、哲学、宗教、といった夥しい「知」の薀蓄。妖怪マニア、陰陽道マニア、民俗学マニアといった連中......
姑獲鳥の夏 Posted at 2005/07/16/18:00
「姑獲鳥の夏」評/げに恐ろしきは人間なり……(ネタバレあり) 本作は言わずと知れた大人気ミステリ・京極堂シリーズの第一作である。それが刊行十年目にして遂に映画化された。かねてからファンの間で映像化が待ち望まれていた本シリーズだが、実はこ...
『姑獲鳥の夏』製作発表記者会見レポート Posted at 2005/04/30/05:16
「この世には不思議なことなど何もないのだよ」――あの決め台詞がスクリーンに蘇る! 京極堂=堤真一、関口巽=永瀬正敏、榎木津礼二郎=阿部寛、木場修=宮迫博之という豪華なキャスティングが話題の超絶ミステリー大作、『姑獲鳥の夏』。その製作発表記者会見に潜入した。 8月10日、ウェスティンホテル東京B2Fギ......