第19回『東京国際レズビアン&ゲイ映画祭』 開催!
2010年7月9日(金)~11日(日)まで、新宿バルト9にて
7月15日(木)~19日(月・祝)まで、スパイラルホールにて開催!
話題の映画が続々登場
イベントも満載の豪華ラインナップ!
毎年、新宿バルト9とスパイラルホールの2会場で開催されている本映画祭も今年で19回目を迎える。セクシュアル・マイノリティをテーマとした映画祭自体は世界に150以上存在するが、その中でも東京国際レズビアン&ゲイ映画祭は、観客動員数において香港と並びアジア最大の規模を誇る。人気の秘密はクオリティの高い映画作品と恒例のブース出展やバー・スペースなど、他では体験できないイベントの数々だ。もちろん今年も選りすぐりのラインナップが用意されている。日本ではなかなか上映されにくい作品を鑑賞できるこの機会を見逃さず、堪能していただきたい。
オープニング・ナイト 2作品 (オープニング・イベントに引き続いて上映)
『大変!息子がゲイなんて!』
Oy Vey! My Son Is Gay! (アメリカ/90分)
パワフル母さんシャーリーの目標は、年頃の息子に「完璧なお嫁さん」を探すこと。ある日、息子を訪ねてみると、そこには同棲中の恋人アンジェロの姿が。そう、息子はゲイなのだ! しかし彼女のちょっとした勘違いが、その後の家族に大騒動を巻き起こして……。アメリカのユダヤ系一家をめぐる、笑って泣ける話題のコメディ作品。
7月9日(金)18:30~@新宿バルト9 (イベント開始時間)7月16日(金)21:15~@スパイラルホール
*7月9日(金)のみ、エフゲニー・アフィネフスキー (監督) とスヴェトラナ・アヌフリエヴァ(プロデューサー)によるQ&Aセッションを予定。
『シングルマン』
A Single Man (アメリカ/101分)
(c)2009Fade to Black Productions,Inc.All Rights Reserved.
提供・配給:ギャガ 第82回アカデミー賞主演男優賞ノミネート/ヴェネチア国際映画祭 最優秀主演男優賞受賞/各国主要映画賞14部門受賞、24部門ノミネート/2010年10月2日、新宿バルト9ほか全国順次ロードショー
愛する者を失った人生に、意味はあるのか。稀代のカリスマ・ファッションデザイナー トム・フォードが、自らの生き方をさらけ出した感動作。
監督は、現代を代表するファッションデザイナー トム・フォード。09年度賞レースにて、初監督作でありながら、20の映画賞で14部門受賞、24部門ノミネートという栄誉に輝いた。
主人公ジョージには、本作でアカデミー賞(R)主演男優賞にノミネートされたコリン・ファース。かつての恋人で良き友人のチャーリーにはジュリアン・ムーアというハリウッドを代表する2人のスターが、孤独と悲しみの慟哭、そして静かな幸福までを自身の人生の一幕を披露するかのようなリアルな演技で見事に演じきった。日々のささやかな瞬間にこそ人生の素晴らしさがあることを、美を創り出す天才であるフォードが、計算尽くした奇跡の映像美で描いた感動作である。
その日は、ジョージにとって特別な一日だった。16年間、共に暮らしたパートナーが、交通事故で亡くなってから8ヵ月。「愛する者がいない人生に意味はあるのか?」日に日に深くなる悲しみを自らの手で終わらせようと決意したのだ。ところが、今日という一日が人生最後の日だと決めて世界を眺めると、ほんの少しずつ違って見えるのだった――。
7月9日(金)21:00~@新宿バルト9*ゲストによるトークイベントを予定。『4つの嘘と愛』
The Four-Faced Liar (アメリカ/88分)
ニューヨークに引越したばかりのモリーとグレッグは、近所のバーで出会ったブリジットとトリップの二人と意気投合!マジメ過ぎる恋人のグレッグに満たされないモリーは、いつしかプレイガールのブリジットに惹かれていくのだが……。友情、セックス、嘘と愛が交差する20代半ばの4人を描いた、大都会のラブストーリー。
7月10日(土)20:30~@新宿バルト9 7月18日(日)19:15~@スパイラルホール『ミャオミャオ』
Miao Miao (香港、台湾/83分)
7月11日(日)20:30~@新宿バルト9
7月19日(月・祝)11:30~@スパイラルホール
台湾の女子高生シャオアイのクラスに、日本からの留学生ミャオミャオが転校してきた。大好きなお菓子作りを通じて仲良くなったミャオミャオに、いつしか恋心を抱いてしまったシャオアイ。しかし、ミャオミャオはミステリアスなチェン・フェイに恋してしまい……。友情と恋愛の狭間に揺れる二人の結末は? 台湾のさわやか青春ラブストーリー!
『ハリウッド・ジュテーム』
Hollywood, je t'aime (アメリカ/95分)
恋人と別れ、失意の日々を過ごすジェロームに、真冬のパリは暗く寒かった。元カレへの想いを断ち切るために、突然、憧れのハリウッドに旅立とうと決心したジェローム。初めてのカリフォルニアは、思い描いていた場所とは違ってはいたが、そこで出会った人々との触れ合いから、いつしか彼も映画スターへの夢を持ち始める……。
7月15日(木)20:00~@スパイラルホール 7月17日(土)20:45~@スパイラルホール*ジェイソン・ブッシュマン (監督) とチャールズ・ハーマン・ワームフェルド(プロデューサー)によるQ&Aセッションを予定。
『ボーイズ短編』 Boys Shorts (全85分)
今年のボーイズ短編は、どれも必見!
『北京ターキー』(カナダ): 息子が実家に連れてきた「婚約者」は、何と男性! ママ自慢の手料理を食べながら、自己紹介を始めた一家だったが……。
『ゴールデン・ピン』(カナダ): 水泳選手のロンに、早く結婚して子孫を残すよう期待する家族。女性との結婚を決意し、男性の恋人ライアンと別れたロンだったが……。
『ただの友達?』(韓国): 兵役中の恋人で大好きなミンスとのデートにウキウキのセオク。ところが、ミンスのママの家に泊まるハメになっちゃったのは一体どうして!?
ほか『神のお告げ』(アメリカ)、 『テディ』(ニュージーランド)を含めた全5作品を上映。
『ガールズ短編』 Girls Shorts (全85分)
『ガール・トーク』(アメリカ): 女学生3人は友人ケリーがお熱いデートをしたと聞きつけて、ガール・トークに花が咲く。
『リトル・タイガー』(スウェーデン): サイモンは母親が2人いる。近所が噂する中、自分は他の人と何も変らないんだと一生懸命にならなきゃいけない。
『イヴ』(オーストラリア): オンラインで出会いを求めているイヴは33才のシングル。そこで彼女が発見したものは……。
『ビキニ』(カナダ): ロビンのあの7歳のすばらしい経験が彼女の人生を決定づけることに。
『バースデー』(スウェーデン、ポーランド): サラは妻の『バースデー』をサプライズなものにしようと準備している最中、予期せぬ知らせを受け動揺してしまう……。
2010年サンダンス映画祭上映作品を含む、全5作品を上映。
『悔やむ人たち』
Regretters (スウェーデン/58 分)
『私はアネカ』
I'm Just Anneke (アメリカ、カナダ/11分)
『悔やむ人たち』: MTFトランスセクシャルの2人が向かい合い、お互いの半生を語り始める。1960年代に青春を謳歌した彼らの口から出てくる言葉は、意外にも後悔の念ばかり。恋愛、カミングアウト、性転換手術……。後悔はしないと決意したはずの行動なのに、なぜ今は悔やんでいるのか。各国の映画祭で高い評価を受けた話題作が、早くも登場。
『私はアネカ』: アネカはアイスホッケーに夢中な12歳の女の子。でもアネカは、女の子のままでいたいのか、男の子になりたいのか、まだよく分からない。そんなアネカの気持ちがはっきりするまで、成長を一時的に止めるためのホルモン剤投与をしないかと、お医者さんは言った……。
*マルクス・リンデーン(『悔やむ人たち』監督)によるQ&Aセッションを予定。
『双子のデュオ~アンタッチャブル・ガールズ』
The Topp Twins: Untouchable Girls
(ニュージーランド/84分)
ヒーハォー! 双子のレズビアン・コメディエンヌがニュージーランドからやってくる! テレビでも大人気の彼女たちは、誰からも愛される国民的人気者。歌って踊って皆が楽しくなるライブ映像に、ニュージーランドの歴史や開放的なお国柄を紹介する映像など見所いっぱい! 各国の映画祭でも話題のドキュメンタリー作品はまさに必見!
7月16日(金)19:00~@スパイラルホール 7月17日(土)18:15~@スパイラルホール*7月17日(土)のみ、リアン・プーリー (監督)によるQ&Aセッションを予定。
『とある放課後に』 secret (日本/89分)
香織と瑛太は、高校の同級生。数年後、女子大生と交番勤務の警官として偶然再会した二人。高校時代、とあることがきっかけで淡い恋心を瑛太に抱いていた香織は、再会により瑛太への感情を再燃させる。ラブレターで気持ちを伝えようとするのだが、なかなか素直になれず、軽い気持ちで「友達から」と渡してしまう。それが思いもよらぬ展開を生んでしまうとは知らずに……。
7月17日(土)12:00~@スパイラルホール *主演俳優によるQ&Aセッションを予定。『ローラがやって来た』
And Then Came Lola (アメリカ/71分)
写真家のローラは、彼女ケイシーとなかなかいい感じ。ある朝、写真を職場に大至急届けて欲しいとケイシーから突然の電話が。慌てて外に飛び出したローラは、ケイシーに写真を届けようと街を走り始めた……。ローラが走り回るサンフランシスコの街並みも必見のラブコメディー。ヒット映画『ラン・ローラ・ラン』のオマージュ作品!
7月17日(土)14:25~@スパイラルホール 7月18日(日)21:20~@スパイラルホール
『日本作品集: マリコとレイチェル』
Japanese Films: Mariko & Rachel
『La forêt de Rachel D'Amour』(日本/13分): その美貌と、ダンスで、日本のトップ・ドラァグクイーンのひとりであるレイチェル・ダムール氏による映像作品。そのタイトル通り、「レイチェル・ダムールの森」をテーマに、樹海で森の妖精と化すレイチェル氏のパフォーマンスは圧巻。
『おばけのマリコローズ』(日本/66分):ゆうばり国際ファンタスティック映画祭など、国内映画祭で活躍する小林でび監督によるジェンダー・ミックス作品。レズビアンも、ゲイも、バイも、みんな大集合の賑々しさが楽しい♪
* レイチェル・ダムール(監督・主演)/『おばけのマリコローズ』小林でび監督と主演俳優によるQ&Aセッションを予定。
『スプリング・フィーバー』
Spring Fever (中国、フランス/115分)
提供・配給:アップリンク 2009年カンヌ国際映画祭脚本賞受賞作品。2010年10月中旬よりシネマライズほか全国順次公開。
前作『天安門、恋人たち』(06年)で5年間の映画製作禁止処分を受けたロウ・イエ監督が、現代の南京を舞台に、5人の男女の、移ろい、漂いゆく愛と生活を物語る。女性教師のリンは、夫のワンに愛人がいるのではないかと疑い、ルオという名の若者を探偵として雇い、夫の行動を探らせる。その結果、夫が密会している相手が女性ではなく、ゲイの青年ジャンだったことがわかり、リンはショックを受ける。リンとワンの結婚生活が破綻に向かう一方、ジャンは苦境に陥ったワンから距離を置き、この一件で知り合ったルオに接近するが……。
7月19日(月・祝)14:00~@スパイラルホール *チン・ハオ(主演)とチェン・シーチェン(主演)が、映画祭のために来日!お二人を迎えてのQ&A セッションを予定。『レインボー・リール・コンペティション』
Rainbow Reel Competition (Japanese Shorts)(日本/全75分)
今年も観客賞(グランプリ)であるレインボー・リール賞候補作品は、バラエティに富んだラインナップ!
『この花は紅茶で出来ている』: スタイリッシュな映像と音楽に酔いしれる。
『恋せよ乙女』: 恋に臆病な乙女たちに捧げる応援歌。
『友達』: 世界の映画祭を巡った名作『仲直り』のゴールデンボーイズが大人になって帰ってきた。
『Cloudy than fair』: FtXの彼との日々を記録した恋愛ドキュメンタリー。
『Diavolo』: 天使と悪魔の禁断の恋を描いたボーイズ・ラブ。
『くらげくん』: 乙女少年とノンケ少年の微妙な関係と台詞の掛け合いが微笑ましい。
今年もどの作品がグランプリを獲得するのか全く分からない混戦模様。決めるのは、観客の皆さんの一票です!
* 各作品の監督と主演俳優による舞台挨拶、受賞作品の表彰式を行います。
クロージング作品 (クロージング・イベントに引き続いて上映)
『波に流れて』 Undertow
(ペルー、コロンビア、フランス、ドイツ/100分)
ひなびた漁村で、身重の妻と共にわが子の誕生を待つ漁師のミゲル。だがミゲルには、誰にも言えない秘密があった。都会育ちの愛人、画家のサンティアゴの存在だ。密会を繰り返す度に、彼への愛情が深まるミゲル。そんなある日、事件が起った。サンティアゴが波に流されてしまったのだ。ミゲルの新たな苦悩が、その日から始まった。
7月19日(月・祝)19:30~@スパイラルホール (イベント開始時間)【主催】 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭\邌游T会
【助成】 芸術文化振興基金 【大使館後援】 セルバンテス文化センター東京 / スウェーデン大使館
【協賛】 社団法人アムネスティ・インターナショナル日本 / 世界のお茶専門店ルピシア
/ 株式会社ブックマン社 / 株式会社フレシネジャパン.ベルヴェデール ウォッカ
【メディア・パートナー】 テラ出版 / 株式会社古川書房 / Tokyo Wrestling
/ GAY LIFE JAPAN / オリジナル株式会社 / グラァド
【協力】 株式会社ワコールアートセンター / 株式会社ティ・ジョイ / 有限会社アップリンク / ギャガ株式会社
/ 日本映像翻訳アカデミー(R)/English Clock / 有限会社スタンス・カンパニー / 有限会社ホワイトライン
http://tokyo-lgff.org/
2010年7月9日(金)~11日(日)まで、新宿バルト9にて
7月15日(木)~19日(月・祝)まで、スパイラルホールにて開催!
- 監督:DJ チェン
- 出演:トニー・ヤン, ダンカン・チョウ, キング・チン
- 発売日:2009-11-20
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- 監督:ゼロ・チョウ
- 出演:レイニー・ヤン, イザベラ・リョン
- 発売日: 2010-02-03
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主なキャスト / スタッフ
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